東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「皇漢」という言葉の意味

2017.07.29

20170417_215809.JPG

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ 

 

「エキテン」清明院サイト

 

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

先日、湯本求真先生を墓参し、紹介しました。

 

墓マイラー 40 湯本求真先生

湯本求真という人物         参照

 

 

湯本先生の代表著作といえば、なんといっても『皇漢医学 全三巻』です。

 

 

ここで「皇漢」という単語が妙に気になります。

 

 

何やら「右翼フレイバー」を感じるこの単語。(笑)

 

 

どんな意味なんでしょう。

 

 

『大辞林 第三版』によれば、

 

「皇国と漢土。日本と中国の意。」

 

とのことです。

 

 

では「皇国」とは?

 

 

同辞書によれば、

 

「天皇が統治する国。すめらみくに。」

 

だそうです。

 

 

現代(大東亜戦争後)の日本では、天皇は象徴(人間宣言からの象徴天皇制)であり、統治機構は議会制民主主義であり、天皇が統治しているわけではありませんので、

 

現代で日本にこの「皇国」「皇漢」という言葉が一般に用いられることはないわけですね。

 

 

『皇漢医学』が出版されたのは昭和2年(1927年)ですから、戦前です。

 

 

この当時は漢方医学、東洋医学自体の呼称が「皇漢医学」であったりして、以前このブログでもちらっと紹介した大阪の辰井文隆先生

 

『皇漢鍼灸医学雑誌』

 

なんかも、その流れからの名称だと思います。

 

『皇漢鍼灸醫学雑誌』 参照

 

 

こういう、日本のかつての皇国史観は、戦後、ファシズムの国家政策として、内外からの批判の的となりました。

 

 

だから現代で「皇漢」と聞くと、「右翼フレイバー」を感じるわけですね。(苦笑)

 

 

でも当時としては、別に普通の言い方だったわけですね。

 

 

・・・まあ、現代で東洋医学をやる人が『皇漢医学』を読むときは、そういう思想的なものに変に振り回されず、東洋医学が見向きもされなかったどん底の時代に、

 

東洋医学の正当性を主張した、大変優秀な医師であった求真先生の気合いを読み取るべきだろうと思います。

 

 

『医界の鉄槌』といい、和田啓十郎先生も、湯本求真先生も、辰井文隆先生も、戦前の当時に、東洋医学の正当性を主張するには、少し過激なタイトルや、

 

仰々しいタイトルをつけないと、なかなか注目されにくかったんじゃないかと思います。

 

 

たとえ白い目で見られても、正当性を主張する。

 

 

先輩たちのそういう思いはホントに、汲むべきだと思います。

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルサイト

 

 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

関連記事: ひとりごと

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿