東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「築賓」という経穴

2017.11.22

20170523_014421.JPG

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ 

 

「エキテン」清明院サイト

 

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

先日、「交信」という経穴について書きました。

 

「交信」という経穴   参照

 

 

今日は「築賓」について書きましょう。

 

 

築賓は、奇経八脉の中の陰維脉の郄穴として有名です。

 

 

これも『甲乙経』が初出、ということになっています。

 

 

「奇経八脈」という名前が歴史上に初めて登場し、定義づけられるのは前漢の『難経』からなんですが、この『難経』の28難に、

 

「陰維脉は諸陰の交に起こり、陽維脉は諸陽の会に起こる。」

 

という有名な言葉があります。

 

 

東洋学術出版の『難経解説』によればこの、「諸陰の交」というのは、築賓穴を指している、と書かれてます。

 

(これについては個人的には、三陰交の方が相応しくないか?と思っていたりしますが。。。)

 

 

築賓の「築」は建築の築、堅実なことや、杵(きね)を意味します。

 

 

「賓」には住むところ、という意味があるようです。

 

 

堅実、住むところ、建築、といったイメージからは、陰気の留まる経穴、と連想できます。

 

 

補法をすれば滋陰に作用し、瀉法をすれば陰邪を散らすか。

 

 

この経穴は経穴書を見ると主に狂症等の精神病を主治する経穴なんですが、『高等鍼灸学講義』に、鉛毒、胎毒と出てきます。

 

 

これはなかなか興味深い穴性です。

 

 

澤田流の澤田健先生は、築賓を

 

「腺病毒、梅毒には必ず使う」

 

と言っております。

 

 

解毒力の発現機序と、陰維脈の性質から、これの理由を考えてみると面白いでしょう。

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルサイト

 

 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

関連記事: 経絡(奇経八脈)経穴

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿