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安中散について

2019.03.02

20190120_211600.JPG

 

 

 

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ここんとこ、

 

四君子湯と六君子湯

平胃散について

 

という記事を書きました。

 

 

ついでなんで、中焦(脾胃)モノを、もうちょっと書いときましょう。

 

 

単純に脾胃の病と言っても、寒熱虚実、他臓腑との関わり、色々あるんです。

 

 

それをきちんと分析して、きちんとした処置をしていかなかったら、治るもんも治りません。

 

 

今日は「安中散」です。

 

 

こないだ、これを処方されている胃痛、パニック障害の患者さんが見えました。

 

 

マズマズ効いていたようです。

 

 

これも出典は中国宋代、『和剤局方』であります。

 

 

『中医臨床のための方剤学』によると、

 

組成は肉桂(桂枝)4g、延胡索3g、牡蛎3g、小茴香1g、甘草1g、縮砂(砂仁)2g、高良姜1g

 

効能は温中降気、止痛

 

主治は裏寒の疼痛

 

と、あります。

 

 

これは「温裏剤」のグループであり、『金匱要略』に出てくる、有名な「大建中湯」の附方(方意が類似している薬)として紹介されています。

 

『金匱要略(きんきようりゃく)』という書物   参照

 

 

要するに中焦を温めて寒邪を散らし、冷え痛みをとるのが方意な訳ですが、方意が似ているのに、組成はまったく違います。(苦笑)

 

 

ここが漢方の面白いところなんでしょうね。

 

 

・・・まあ、鍼灸もそうですね。

 

 

同じ効果を狙って、全然違う経穴に、全然違う鍼灸をすることは、日常的にあります。

 

 

「大建中湯」の場合は、脾胃+主に肺腎を意識しながら、急いで冷えと上逆を取りにいく方剤であるのに対して、「安中散」脾胃+主に肝を意識して、

 

長期的な冷えに対して、”理気”というアプローチをかけていますね。

 

 

鍼灸でも、大建中湯的な効果を狙うのと、安中散的な効果を狙うのとでは、配穴から手技から違います。

 

 

・・・ところで「大建中湯」は、消化器外科でエラク使われるようです。

 

 

これにも触れときましょうか。

 

(キリがねえなー(;'∀'))

 

 

 

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