東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

つむじ(旋毛)のナゾ

2019.06.08

 20190520_194620.JPG

 

 

 

清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております!

 

 

募集内容の詳細はこちら!!

 

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ 

 

「エキテン」清明院サイト

 

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

毎日患者さんの体を診ていると、妙に気になるところがある。

 

 

例えば、主に背中に現れる「つむじ(旋毛)」

 

 

督脈上だけでなく、膀胱経上にも確認出来ます。

 

 

つむじといえば、頭のてっぺんにあるのはみんなよく知っている。

 

 

でも、教科書的な百会穴と一致するかというと、しない。

 

(広い意味では一致するといってもいいのかな。。。)

 

「百会」を含む記事 参照

 

 

中学生の時、おでこの周辺にももう一つつむじのある友達がいて、みんなで不思議がっていた。

 

 

・・・あれはいったい何なんだろう。

 

 

つむじは一応、医学用語(というほどでもないだろうけど)では「旋毛(せんもう)」とか「毛渦(もうか、けうず)」と呼んだりするらしい。

 

 

調べたところ、右回旋のものの方が10%ほど多かったとか、日本人では左回旋が多いとか、人種差があるとか。

 

(これも興味深い。でも、母集団がどういったものか、よく分からん。。。(苦笑))

 

 

胎児の名残りで、皮膚の発生と関与するとか。

 

 

つむじから始まる毛の生え方、流れのことを「毛流(もうりゅう)」というらしく、動物を見ると、進む方向に、また雨水を効率的に下に落とし、

 

体温を守るためか、風と水の流れを邪魔しない方向に沿って生えている。

 

 

走っている毛足の長い犬を想像すれば分かるように、進む方向に沿って生えている訳です。

 

 

確かに進行方向とは逆に生えてたら、空気抵抗で動きにくくてしゃーないですわな。

 

 

水が落ちやすいように、上から下に向かって生えているというのも濡れた動物の姿を想像すれば分かるでしょう。

 

 

これも逆に(下から上に)向かって生えてたら、背中に水がたまっちゃって、乾きにくくてしゃーない。

 

 

人間は二足歩行で直立するから、頭のてっぺんにつむじが出来て、水が流れ落ちるようになっている、と言えば何となくわかるが、じゃあ背中にあるのはなんでだろう。

 

 

胎児の名残り、四足歩行時代の名残りと言うなら、全員の同じ場所に無いのは何で??

 

 

で、よく診ると、これが特定の経穴、示唆的な経穴に出ている場合がある。

 

 

良くあるのは神堂、筋縮などの督脈上。

 

 

督脈からは少しずれて、脾兪に出ているのもあった。

 

 

東洋医学的には、それらによっても意味するところが違ってくると思う。

 

 

頭のつむじが生まれつきあるところを見ると、その他の部位に出てくるつむじも、生まれつきなのか。

 

 

これは、気が散っていく様か。

 

 

あるいは流れ込んでくる様か。

 

 

あるいは鳴門の渦潮のように、旋毛の付近で相反する方向性の気の流れがぶつかった結果か。

 

 

これらが複合している様か。

 

 

おおよそ、上記に帰納できそうだが、いずれにせよ、気になる所見。

 

「螺旋」を含む記事 参照

 

 

今後も診ていこう。

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルサイト

 

 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

関連記事: 東洋医学あれこれ

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿