東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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刺激量の問題 ⑥(置鍼か単刺か3)

2019.06.17

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これまでのお話し

 

刺激量の問題 ①  

刺激量の問題 ②  

刺激量の問題 ③   参照

 

 

◆置鍼か単刺か。  つづき

 

 

置鍼といっても、置鍼時間がある。

 

 

北辰会では、特に決まりはないが、普通で10分程度、長くて30~40分、短くて2~3分、という感じでやっている先生が多いように思う。

 

 

よく初学者から、

 

「置鍼時間はどうやって決めてるんですか?」

 

と聞かれることがある。

 

 

僕自身も昔、先輩に聞いたことがある。

 

 

当時、先輩は笑いながら、

 

「患者の帰り際の後ろ姿に聞け。」

 

と答えて下さったように思う。

 

 

今思うと、なかなか味な答えだ。(笑)

 

 

ここはあまりマニュアル化できないし、ある意味、術者一人一人が自分で感得していくべき部分であって、ある意味、マニュアル化しては「いけない」部分ではないかと思う。

 

 

・・・というのは、患者さんの気の動き方というのは、たとえ同じ病気、同じ性別、同じ年代であっても、患者によって、術者によって、

 

その時その時の状態によって、いかようにでも変わるからだ。

 

 

そもそも生理的な気の動きの早さというのは、『黄帝内経霊枢』脈度萹(17)の中に一定の基準はあるものの、人によって微妙に違う。

 

 

しかも、その人が「どういう人と対峙するか」によって、それは変動する。

 

 

病気によっても変動するし、同じ病人でも季節によって、時間帯によって、その日の状況によって、全て変動する。

 

 

しかもこれは、患者だけでなく、術者も同様。

 

 

極言すれば、その術者の鍼による気の動きも、日によって違うのだ。

 

 

現実的にはなかなか難しいことだが、本来は、それに応じて全ての患者さんで、置鍼時間を変えるべきなんでしょう。

 

 

臨床は千変万化、ということだ。

 

 

よって、ここをあまりマニュアル化してしまったら、ある意味、最大の良さである、個体差に合わせた東洋医学でなくなっていく。

 

 

なので最初のうちは、一本打ったら脈を診て、舌や顔など、観察できるところを入念に観察し、3分5分経ったら再び観察し・・・、と、実験、練習、実地臨床を繰り返し、

 

自分なりの感覚を掴んでいく、感得していくしかないのだ。

 

 

スポーツマンが、その競技でのパフォーマンスを最大化するために、「自分なりの」ポジションやフォームを模索していくのに似ているか。

 

 

 

続く

 

 

 

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