東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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患者さんとのお別れ

2010.01.21

昨日、僕が以前副院長を務めていた城西治療院の患者さんで、僕が長いこと治療させていただいていた患者さんが、突然亡くなられたとの訃報を受けました。


独り暮らしの御老人でしたが、往診に伺うと、風呂場で倒れていらして、そのまま帰らぬ人となったようです。


生前から、

「俺はもう生きたくない、これだけ生きたら十分だ、家族に迷惑をかけず、ある日コロッと逝きたい。」

とよく冗談交じりにおっしゃっていた患者さんでしたが、冗談が現実になってしまいました。


・・・それにしても、大変ショックです。


この仕事を始めてから長い年月が経っているので、そういう話は今まで何度かありますが、何回聞いてもやっぱり嫌なもんですね。


この仕事をしていて、一番辛いことです。


その患者さんとの会話や思い出が浮かんできて、最後まで診てあげられなかったことの悔しさとか、いろんな感情が起こってきます。


・・・でもその患者さんを、残ったメンバーに任せたのは僕だし、任せた以上は今さら何を言っても始まらないし、

そのメンバーだって一生懸命に治療に取り組んでいたはずなので、何とも言えない残念な思いがします。


もうちょっとフォロー出来たんじゃないだろうか、とか、たまには僕が行ってあげるべきだったんじゃないか、とか、複雑な思いがしました。


最後にその患者さんが倒れているのを発見した先生から電話で連絡を受けた時、その先生の声は震えていました。


自分の無力さを痛感しているようでした。


僕も過去に同じような体験をしたことがありますので、彼の気持ちは痛いほどよく分かります。


「気を落とすことはない、一生懸命やった結果だろ?今までの治療に何か落ち度がなかったか十分に検討して、

万が一あったならばそれを次にどれだけ活かせるかが、あの患者さんと、これから診る患者さんと、自分のためだよ。」


と伝えました。


・・・線香、あげてこようと思います。


合掌



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