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Search Results for: 奇経八脈

奇経八脈熱再燃。

2018.10.04

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最近、実は奇経八脈熱が再燃している。

 

 

かつて、22,3歳くらいの時、先輩方が残してくれた数々の研究を参考に、奇経について一脈一脈、まとめた。

 

 

流注、病症、歴史的変遷、臨床的見解、様々な別説や珍説・・・。

 

 

この資料が、今でも僕の中では奇経に関する虎の巻になっている。

 

 

最近、ひょんなことから、その資料を見る機会が多い。

 

 

当時の私の手書きの資料だが、何も知らないクソガキのくせに、なかなか健気に、いいこと書いてやがる。(笑)

 

 

北辰会方式では、以前学生さんから、

 

「北辰会方式とは、奇経治療なんですか?」

 

と聞かれたことがあるほど、奇経に関与する経穴をよく使う。

 

 

奇経は絡脈的だというが、任絡、督絡とは言わず、かといって任経、督経とも言わず、任「脈」、督「脈」と言い、八脈まとめて「奇経」と言う。

 

「脈」と「経」と「絡」

「脈」か「脉」か。           参照

 

 

時間かかりそうだけど、ちょっとまとめ直そう。

 

 

鉄は熱いうちに打て。

 

 

 

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12.3(日)北辰会本部会で急遽「奇経八脈」を喋ることに。。

2017.11.12

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来月、12.3(日)に、大阪で北辰会本部スタンダードコースの定例勉強会が行われます。

 

 

なんとそこで、急遽

 

「奇経八脈解説シリーズ①」

 

を喋ることになりました!!

 

 

この講義は、当初は藤本新風副代表が喋る予定になっており、僕的には楽しみにしていたのですが、奇経八脉の基礎編、総論は、私が5年ほど前に関東支部で喋った内容で、

 

ほぼ網羅出来ているのではないか、ということで、スタンダードコースだし、本部では超久々の奇経講義ですし、奇経シリーズの第1弾ですので、つい昨日、

 

急遽代わりに私が喋ることになりました!

 

(苦笑・・・むうー、新風先生の奇経講義、聴きたかったなー。でもまあ、それはシリーズの次回にお預けということで。。。)

 

北辰会HP スタンダードコース大阪会場 カリキュラム 参照

 

過去ブログ カテゴリ 経絡(奇経八脈) 参照

 

 

・・・「奇経八脈」については、学生時代から非常に気になっております。

 

 

学生時代、とある先生に質問した時、

 

「竹下君、奇経治療の特徴は即効性だよ。」

 

と言われて、当時、

 

”鍼灸治療の劇的な効果”

 

とか、

 

”どう考えても鍼灸が効いたとしか考えられない即効性”

 

というのが、患者さんにも、他の医療者にも、鍼灸治療、東洋医学を認めてもらう上で非常に重要なキーワードだと思っていた僕は、この

 

”奇経八脈”

 

”八脈交会八穴”

 

というものに非常に注目するようになりました。

 

 

なぜ、奇経治療は即効性が得られるのか。

 

 

そして、近代の柳谷素霊先生以降の、色々な文献を漁っては、自分や先輩の臨床と照らし合わせながら、自分なりに考えてきました。

 

北辰会では、

 

「臓腑経絡弁証」

 

は行っていますが、この弁証、経絡弁証の中にあってもおかしくない、

 

「奇経八脈弁証」

 

というものは、やっていません。

 

 

ですので、今のところは、奇経の病と、正経の病を弁別した治療は、やってはいません。

 

 

・・・というか、治療は少数鍼(ほぼ一穴)で弁証論治、多くの場合、一穴で本治か、標本同治をやってしまうスタイルである北辰会としては、

 

正経治療とか、奇経治療という風に、いちいち分けていません。

 

 

では、奇経をどう位置付け、どう理解して臨床に運用しているのか。

 

 

現時点での見解はあります。

 

 

そこから先は、これからのテーマでしょう。

 

 

その方向性を匂わせることが出来れば、と思います。

 

 

 

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奇経八脈の謎②

2013.12.08

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前回のお話・・・

 


奇経八脈の謎
 参照

 

今日はまた一つ、楽しい話。(笑)

 

何だったか思い出せないが、何かの本かサイトで読んだ、

 

「葉先生の医案(カルテ)をみると、奇経八脈はもちろん枢軸であるが、そのもっとも重要な機能は、

肝の臓を調整することである。肝の臓は女性の先天であり、陰性なので、凝結し鬱滞しやすい、

すると気が滞って、血もまた滞る。」

(秦天一)

というような言葉。

 

(『臨証指南医案』だったかな・・・?(苦笑) ちょっと文章が正確じゃないかもしれないけど。。)

 


北辰会方式では、あらゆる病の治療において、非常に注目される「肝の臓」。


「肝」って何ですか?(その13) 参照

 

何故なら、この「肝の臓」こそは、現代人に非常に多い、「七情の過不足」からのあらゆる病の形成に、深く関わる、と考えているからです。


本ブログ 
「七情」まとめ 
スタッフブログ 
内因(まとめ)
 参照

 

七情の過不足に、肝の臓が大きく関わり、その肝の臓を調整するのに、奇経八脈が関わる。。。

 


で、その奇経八脈を調整するのには・・・。

 

鍼灸では・・・。

 

22日、お楽しみに!!(笑)

 

けっきょく、宣伝になってしまった。。。(゚∀゚)

 

 

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奇経八脈の謎

2013.11.23

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今日はちょっと難しいけど、楽しい話。

 

中国、宋の時代に、こんなことを述べた人がいる。

 

 「八脈は、衝脈は風府穴の下に在り、

 

督脈は臍の後に在り、

 

任脈は臍の前に在り、

 

帯脈は腰に在り、

 

陰蹻脈は尾閭(尾骶骨の意)の前、陰嚢の下に在り、

 

陽蹻脈は尾閭(尾骶骨の意)の後の二筋に在り、

 

陰維脈は頂の前一寸三分に在り、

 

陽維脈は頂の後一寸三分に在り。

 

凡そ人に此の八脈在り、供に陰神(普通の人が感じられない八脈の通路)に属し、閉じて開かず。

 

惟だ神仙は陽気を以って衝開す、故に能く道を得る。

 

八脈は先天大道の根、一気の祖なり。

 

之を采(と)るは惟だ陰蹻に在るを先と為す、此の脈纔(わずか)に動けば、諸脈皆通ず。


次いで督、任、衝の三脈は、総て経脈造化の源と為す。」

 

・・・と。

(by張紫陽(別名 張伯端 984~1082))

 

上記の文章は、中国明代、あの李時珍(1518-1593)『奇経八脈考』に引用されています。

 

 

李時珍は、張紫陽の説は医家の説と違うけども、一定の評価は出来る、と認めているようです。

 

これを述べた張紫陽という人物は、道教の内丹術の世界では、知らない人がいないような、大家中の大家なんだそうです。

 

この人が著した『悟真篇』という書物は、後漢に書かれたとされる『周易参同契』と並んで、内丹書のバイブルの一つと言われます。

 

この人の説によれば、胎児には奇経八脈が生じているが、出生後、臍帯を切られたことで任督が切れて、奇経八脈が周流しなくなる、ただし、仙人は、陰蹻脈を動かすことで、

 

奇経八脈を通じさせることが出来る、と、主張しております。

で、奇経八脈を通じさせることが出来ると、体の中に薬(内丹)を作り出すことが出来、不老長寿になる、という話です。

 

奇経八脈と不老長寿。。。

 

 

時間をコントロールできるって意味か。。。

 

内丹と奇経八脈。。。

 

 

物質と気の動きの話か。。。

 

胎児と奇経八脈。。。

 

 

腎精と脳髄海と奇経の関わり。。。

 

陰蹻脈と照海という経穴。。。

 

 

腎ー骨ー髄ー脳ー精。。。

 

「八」の神秘性。。。

 

 

森羅万象(宇宙)と「八」。。。

 

臨床と重ね合わせると、色々、興味深い。(笑)

 

スイマセン、最後は妄想ブログになってしまいました。<m(__)m>

 

因みに、張紫陽先生の奇経八脈に対する見解は、李時珍先生も言うように、一般的な東洋医学の成書から見るとかなり独創的であり、東洋医学の一般論とはかけ離れてるので、初学者の方はご注意ください。

 

 

最初は基本的な内容をきちんと押さえるべきです。

 

 

要は、道教と東洋医学では、奇経八脈のとらえ方に違いがあるわけですね。

 

 

これも、医学医療に応用可能でしょう。

 

 



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「奇経八脈(きけいはちみゃく)」のお勉強

2011.02.04

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今、3月の(一社)北辰会関東支部での講義のためもあり、蓮風先生から仰せつかった奇経八脈(きけいはちみゃく)の宿題と、毎日、夜な夜な向き合っております。

 

奇経については、以前チラッと述べました。


「正」と「奇」 参照

 


まー要は僕自身、ここ、大好きなんです。

 


・・・この、鍼灸師なら皆さん興味深いであろう奇経の世界を、どのように展開させられるか、説明できるか、まだまだ思案中ですが、な~んか面白いことが見えて来そうな気が、非常にしております。

 

東洋医学の世界は、理論が縦横に張り巡らされていて、非常に面白い。

(笑・・・昨日も言ったけど。)

 

意外と鍼灸と漢方の考え方なんかも、この「奇経」をうまく使っていくと解ける問題が多いんじゃないかな、という気もしています。

 

 


そんなわけで、今日も眠れぬ夜・・・。(苦笑)

 

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2023年、9月~年末の活動一覧

2024.01.11

 

 

 

 

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・・・いやー、去年の9月から、講演だのなんだののスケジュールがこの上なくギチギチになっていて、しかも水面下でも、失敗できない色々な仕事を抱えていて、さらに車も壊れたりとかしてて、

 

流石にブログで逐一報告する余裕もなかったし、言えないことも多いし、年末年始は泥のように、通算40時間ほど寝ていました(これはいつもだけど)ので、

 

「まあしかし、そうはいっても、備忘録的に、活動報告でもしときますか!!」

 

という気持ちになったのが、年をまたいで、今日ようやく、でした。笑

 

 

そこで、過去ブログを確認したら、2023.9.22の拙ブログで、8.31(木)順天堂東医研に参加した、という内容の記事を最後に、特に何も報告出来てなかったようです。。。笑

 

 

流石にこんなんは初めてなんだけど、まあ、厄年(後厄)ながらも充実していた、諸々、慎重を期すために、全集中していた、ということで、良しとしまして(笑)、

 

2023年9月以降の私の対外活動を、スケジュール表見ながら、以下にまとめてみました。

 

 

① まず、9.10(日)には大阪にて北辰会本部会に参加。

 

 

② 9.11(月)は日本東方医学会の分科会(オンライン)であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンスに参加

 

 

・・・因みに、次回のDAPAカンファレンス2024.1.15(月)です!!

 

 

発表者は清明院スタッフの樫部であります。

 

 

お申込みは上記の文字リンクから、ぜひ!!

 

 

今回、大きな鍼灸師の団体の先生方や、外部の先生方も参加なさるようです。

 

 

2023年度からは、不肖私がDAPA(ダパ)の代表を拝命しておりますので、2024年はDAPAをさらに良い方向に改革して、活性化していこうと思っております。

 

 

DAPAに参加している鍼灸師、医師の先生方は、非常に真面目に、地域における医鍼連携に取り組んでおられる先生方ばかりです。

 

 

皆様、何卒ご協力の程、宜しくお願い致します。

 

 

③ 9.24(日)北辰会関東支部定例会にて実技指導。

 

 

④ 9.25(月)日本東方医学会の分科会、中医臨床カンファレンスを聴講。

 

 

・・・この講座についても、以前このブログで紹介しました。

 

 

この講座では、最前線の漢方医、鍼灸医の思考過程が分かる、非常に重要なカンファレンスだと思います。

 

 

⑤ 9.28(木)は、第56回、順天堂東医研にて「気血津液弁証・臓腑経絡弁証」を講義。

 

 

⑥ 10.1(日)は大阪にて北辰会本部会に出席。

 

 

⑦ 10.14(土)は医師のためのオンライン勉強会、ドクターズプライムアカデミアにて「臓腑経絡学 胆・肝」を講義。

 

 

⑧ 10.15(日)は東京にて行われた、第13回、日本中医薬学会学術総会「日本の中医学と世界の中医学」に出席。

 

 

⑨ 10.16(月)DAPAカンファレンス(オンライン)に出席。

 

 

⑩ 10.21(土)は三代目研修医の先生の受け入れを開始。

 

 

・・・清明院での医師の研修受け入れは、すでに春から4代目の先生も決定しました。

 

 

清明院の研修医の先生方は全員、とんでもないポテンシャルを秘めた、若い先生方ですので、今後、長きに渡って、非常に面白い活動が出来ることと思います。

 

 

⑪ 10.22(日)北辰会関東支部にて指導。

 

 

⑫ 10.26(木)第57回、順天堂東医研に出席し、長瀬眞彦先生の講義「生薬の話ー不眠に絡めてー」を聴講。

 

 

⑬ 10.29(日)は広島にて行われた第51回、日本伝統鍼灸学会学術大会に出席。

 

 

・・・今大会は第31回、日本刺絡学会学術大会との併催であり、今大会の実行委員長は清明院初代副院長の松木宣嘉です。

 

 

会場で見た彼は、いつになく生き生きとしており、20年以上前から知っている私としては、嬉しい気持ちになりましたね。(^^)

 

 

⑭ 10.30(月)日本東方医学会、中医臨床カンファレンス(オンライン)を聴講。

 

 

⑮ 11.4(土)は医師のためのオンライン講義、ドクターズプライムアカデミアにて「奇経八脈・奇恒之腑」を講義。

 

 

⑯ 11.5(日)北辰会本部会に出席。

 

 

⑰ 11.13(月)DAPAカンファレンス(オンライン)に出席。

 

 

⑱ 11.19(日)北辰会関東支部にて指導。

 

 

⑲ 11.26(日)第41回、日本東方医学会学術大会に会頭として出席、「原点を見つめなおす―医師のための鍼灸セミナーから始まった東方医学会―」という演題で講演。

 

 

・・・2023年という年は、この大会のために、ずーっと全集中していた、と言っても過言ではないです。

 

 

この大会は、2018年の末に、順天堂東医研の立ち上げから始めた、私の

 

「若い医師、医学生に、東洋医学を伝える」

 

活動の、この5年の集大成でもありますし、そこまで僕を導いてくれた藤本蓮風先生、北辰会はもちろん、日本東方医学会の創設者である間中喜雄先生(1911-1989)

 

間中先生亡き後、2015年まで本学会を牽引してこられた谷美智士先生(1937-2015)にもリスペクトの気持ちを込めて、万事うまくいくようにと、

 

何の組織力も持たない私が、先輩方のアドバイスを聴きつつ、初めてやる、学会の会頭という仕事を、どうにか一から段取りしました。

 

 

もちろん、至らない部分も多々ありましたが、順天堂の学生さんたち、清明院の研修医の先生たち、北辰会の先生方、大先輩の先生方、皆さん総出演で協力して下さり、結果は概ね最高でした。

 

 

なかなか大変だったので、暫くは良いけど(苦笑)、

 

「またいつかやりたい!」

 

と思えるような会になったと思います。

 

 

⑳ 11.30(木)は、第58回、順天堂東医研にて「病邪弁証・六経弁証」を講義。

 

 

㉑ 12.2(土)は、医師のためのオンライン勉強会、ドクターズプライムアカデミアにて「臓腑経絡学の最重要点ー総合と総体ー」を講義。

 

 

㉒ 12.3(日)日本東方医学会主催、市民公開講座にて「鍼灸の底力」を講演。

 

 

・・・この講演会も、かつて谷美智士先生がおやりになっていた講演会でありますが、清明院の患者さんが多く聴講に来て下さり、

 

「多くの患者さんの前で、東洋医学の話をする」

 

という経験は初めてだったので、非常に有意義な経験が出来ました。

 

 

患者さんの熱が凄くて嬉しかったのと、ああいう、一般人に向けた活動も、大事ですね。

 

 

㉓ 12.10(日)は、実に4年ぶりとなる、東京衛生学園専門学校での北辰会関東支部代表特別講演にて「近現代の日本の鍼術」を講演。

 

 

・・・これも久々に出来て、実に良かったです。

 

 

同時に、戦後の日本鍼灸の、多士済々の歴史と、その中における蓮風先生の主張がよく分かりました。

 

 

㉔ 12.14(木)は、第59回、順天堂東医研に出席、長瀬眞彦先生の講義「かぜのパターン分類」を聴講。

 

 

㉕ 12.17(日)は、静岡にて行われた第27回、日本統合医療学会学術大会にてワークショップ「医師向けの鍼治療講座」を講演。

 

 

・・・この学会にも、今回初めてお邪魔しまして、座長を関隆志先生にやって頂くことが出来まして、大変光栄でありました。

 

 

 

 

以上、2023年の9月以降は、上記の25講演を、やったり聴いたりしつつ、毎週の東洋鍼灸専門学校での講義は、普通にやっておりました。笑

 

 

・・・いやあー、流石にちょっとこれ、やり過ぎでしょ。苦笑

 

 

まあいずれ、どっかのタイミングで、ガッツリと充電期間に入ろうと思っています。

 

 

そしてまた、激しく放電しましょう。笑

 

 

しかし、今年もすでに色々と、外部での仕事が決まってきています。苦笑

 

 

2024年も、まあほどほどには講演活動もやろうと思っていますが、何よりコロナが明けたことで、2019年で止まっていた、海外研修を再開する流れになりそうです。

 

 

 

そういった全てを、日々の臨床、一鍼一鍼に還元して参りますので、皆様、お楽しみに!!

 

 

 

 

 

 

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ドクターズプライムで喋ってきました。

2022.06.23

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4月に二回ほどお邪魔して、東洋医学、鍼灸医学について語らせて頂いたドクターズプライム

 

(過去記事   参照)

 

 

・・・で、その時に聴講された臨床医の先生方から、なかなかの御好評を頂いたということで、今回からは北辰会は勿論、順天堂東医研でも、東洋鍼灸専門学校でも長年にわたって講義してきた

 

「東洋医学的診察法(体表観察)」

 

について、これからシリーズで講義していくことになりました。

 

 

まず最初は「脈診」からです。

 

 

多くの医師にとって、「脈診(Pulse diagnosis)」といえば、バイタルサイン(生命兆候)確認の一環として、いわゆる”心血管系”の異常を念頭に、

 

脈拍数(頻脈・徐脈)

律動性(不整脈)

血管壁の硬さ(血圧)

 

などを、聴診による心音や浮腫の状況、その他の心電図所見などとも組み合わせて診て、診断するための情報としてなされるものでしょう。

 

 

しかし、東洋医学ではなんと、脈診部位(橈骨動脈搏動部)で全身の状況を診る、というのです。

 

 

それも、西洋医学とは根本哲学、人体観を異にする「全身の状況」を、です。

 

 

このブログにこれまで何度も書いてきたように、東洋医学では、「気血津液」の通り道としての「経絡」があり、その正常な循環を保障する「五藏六府」があります。

 

 

【カテゴリ】

 

 

 

厳密にいえば、気とエネルギーは違うし、血と血液は違うし、津液とリンパ液、組織液は違うし、経絡と神経や血管系は違うし、五臓六腑と内臓は違います。

 

 

東洋医学では、全身各所の細かな機能や形態の異常を診ているのではなく、全身の機能のバランスの乱れを、こうした諸概念に置き換えて診ているのです。

 

 

今回はその辺を分かり易く説明したつもりでしたが、どの程度伝わったかはアンケートの結果を待ちたいと思います。(^^)

 

 

 

一人でも多くの医師が、東洋医学に興味を持って下さり、理解を示してくれることを祈りつつ、より質の高い講義が出来るように精進します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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順天堂東医研で喋ってきました!!

2021.01.22

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最近、年が明けてからなんやかんやと猛烈に忙しいので、気付いたら日が経ってしまいましたが、年明け一発目の順天堂東医研、14日に喋ってまいりました!

 

 

せっかく、去年の秋からは対面+オンラインのハイブリッド開催で出来るようになったのに、東京は再び緊急事態宣言ということで、

 

今回からは再び完全オンラインでの開催となりました。(^^;

 

(いつ対面再開できるやら。。。)

 

 

まあ仕方ないですね、やまない雨はないと思って、明るくいきましょう!!(゚∀゚)

 

 

今回の講義テーマは

 

1.奇恒之腑、奇経八脈

 

2.弁証問診(主訴~現病歴の聴取)

 

の二本立てです。

 

 

これまで、順天堂東医研では約二年かけて、「五藏六府」「十二臓腑経絡」という、この医学が最も基本に置いている考え方について説いてきました。

 

 

これらの内容は、西洋医学でいえば「解剖学」「生理学」にあたる部分であり、鍼灸医学も、湯液医学も、けっきょくはこれを前提に理論構築されています。

 

 

だから、数学の問題を解くのに公式や定理を熟知していることが必要なのと同じく、英文を読むときに、単語の意味やイディオムを熟知しているのが必要不可欠であるのと同じく、

 

東洋医学な診療をやろうと思ったら、これらに対する理解というのは不可欠です。

 

 

しかし、では五臓六腑、十二経絡だけ知っていれば十分かというと、それもそうでもない。

 

 

他にも、基本として重要な概念がある。

 

 

・・・ということで今回、”五臓六腑、十二経絡以外の重要な存在”として無視するわけにはいかない、「奇恒之腑」と「奇経八脈」をごく簡単にやってみました。

 

 

これはある意味、どういうリアクションが来るのか、自分の中でチャレンジでもありました。

 

 

・・・で、結果は、「難しい」「抽象論の極み」という反応もありまして(苦笑)、なかなかホロ苦い結果となりました。。。(^^;

 

 

しかし、彼らが今後も勉強を継続し、将来、東洋医学的な臨床をやるようになっていった時には、色々と繋がってくるように、仕掛けたつもりです。

 

 

また今回、後半の「弁証問診」については分かり易かったようで、非常に好評でしたので、バランスは良かったと思います。

 

(・・と考えて自分を慰める(笑))

 

 

今回講義するにあたって、いつもお世話になっている長瀬眞彦先生からおススメいただいた二つの本

 

『Gノート 問診特集』

 

『問診から学べる漢方薬ツールキット』

 

で、総合診療医や漢方医による問診の世界について、ある程度予習させていただいてから臨んだのも、自分的に良かったです。

 

 

鍼灸臨床家ならではの弁証問診の世界については、20年間、自分なりにやってきたつもりですが、医大生に東洋医学的な問診を語る上では、

 

伝え方を少し工夫しないとだなと、改めて思いましたね。

 

 

・・・まあこうやって、毎回調整を重ね、より良いものを作り続けるしかないですな。

 

 

 

また告知しますが、来月には楽しみなイベントがあります。( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

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山下詢先生の言葉

2019.10.24

20190826_214248.JPG

 

 

 

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こないだ読んでいた本に、山下詢先生の言葉が載っていた。

 

 

今では知っている人も少ないでしょうが、あの柳谷素霊先生の直弟子であり、非常に頭脳明晰な先生で、正経十二経と奇経八脈を同時に論じた治療法の提案である「正奇経統合理論」を述べたことで知られている先生です。

 

柳谷素霊という人物

経絡(十二正経)

経絡(奇経八脈)     参照

 

 

 

僕が鍼灸師の資格を取った頃は、まだギリギリご存命であり、実は講義を一回だけ拝聴したこともある。

 

(しかしもうその時は相当に御高齢であり、ホワイトボードに書く文字の筆圧が極端に弱かったこと、マイクを使っても、声が非常に小さかったことを、今でも鮮明に覚えている。)

 

 

昭和の中期から後期、間中喜雄先生たちとともに、古典的、伝統的鍼灸医学の新たな展開を提示し、ある意味で「一世を風靡した」先生方の中の一人である。

 

間中喜雄を含む記事 参照

 

 

近代で、僕の尊敬する鍼灸師の先生の一人です。

 

 

この先生が、まだバリバリ元気だった時の講義と実技の様子が、東洋鍼灸専門学校の図書館に映像で残っており、ずいぶん前にそれを視て、

 

「なるほど、こりゃ確かに凄いわ。」

 

と思ったのを覚えている。

 

 

この先生の魅力は、見た目や態度はホンワカ優しい雰囲気なんだけど、言うことが知的で鋭いんですよね、なんか。

 

 

そんな山下先生の言葉。

 

 

「私は日ごろ、二つのことを繰り返し主張している。

 

一つは、今後ますます古典鍼灸を開拓する必要があること、もう一つは、鍼灸医学の理論だけでなく、芸術性を高めることである。

 

東洋医学は、西洋医学とは本質的に異質な、しかもかなり高次元の理論体系である。

 

・・・(中略)・・・

 

東洋医学の側面である芸術性は、科学化にとっては極めて厄介な対象であろう。

 

芸術とは味わうものであるように、術者と患者がともに味わうのが鍼灸の醍醐味である。

 

認識論においても、東洋医学と西洋医学は異質だ。

 

愛を起点として、心で考えるところに、三才の同一観が成立しており、理性と情緒が一体となって鏡のように透明な認識元体となることが東洋の観照法である。

 

この認識法によって東洋医学が成立しているのだから、純粋理性主義だけでいくと、死物と化してしまうのである。

 

全ての自然は人間のために存在していると考えたり、盗賊の目付で法則を抽出しようとする魂胆とは、東洋の精神は遥かに高く隔たっているのである。

 

私は東洋医学を愛するが故に、必要以上に穢したくはないのである。」

 

 

(昭和49年(1974年)、創医会発行の雑誌『古典医学』創刊号に寄せた「二つの鍼灸医学」より抜粋。)

 

 

 

・・・1972年の、日中国交正常化直後の発言です。

 

 

実に受容な指摘を含んでいると思います。

 

 

 

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「温経湯」というお薬

2019.07.04

20190618_022131.JPG

 

 

 

 

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「温経湯(うんけいとう)」という漢方薬がある。

 

 

アトピーなんかで、意外と、処方されている人が多かったりする。

 

 

・・・さてこれ、どんな薬か。

 

 

出典はあの『金匱要略』の、婦人雑病脈証并治です。

 

『金匱要略(きんきようりゃく)』という書物     参照

 

 

『金匱要略』では、閉経後に下痢が続いて止まらず、下腹部が引きつって腹が張り、夜間に発熱し、手掌が火照り、口唇が乾燥するものに使う、とあります。

 

 

『中医臨床のための方剤学』によれば、効能は「温経散寒・養血袪瘀」とあります。

 

 

要は経絡経筋を温めて寒邪を散らし、血を養い、瘀血をどかす、と。

 

(この、血に対するアプローチとしての補血、養血、理血、活血などの違いについても、そのうち触れないといけませんね。)

 

 

主治は「衝任虚寒・瘀血阻滞」とあります。

 

 

奇経八脈の衝脈と任脈が冷えてしまって、瘀血を生じたものに良し、と。

 

「奇経八脈」を含む記事 参照

 

 

これは衝任脈の虚寒+血虚+瘀血の邪実、ということで、虚実挟雑証の処方であります。

 

 

配合生薬はたくさんあるのですが、主薬は暖肝、散寒呉茱萸(ごしゅゆ)と、温通桂枝(けいし)であります。

 

 

(主に下腹部を)温め、血の巡りをよくすることがこの方剤の眼目であり、現代では月経不順、月経痛、不正性器出血、不妊症などによく応用されるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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