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昨日のニュースで、心を痛めてしまっている方がほとんどだと思います。
私もその一人だし、昨日の夜から、今日診た患者さんにも、多かったです。
まだ事件の詳しい背景は分かっていないし、今後全て明らかにされるかどうかも分かりませんので、今あのニュースを見ても、やるせない気持ちになるだけ、ここは落ち着いて、各人が自分の人生に、集中していきましょう。
暫くは発信を控えようかとも思いましたが、ここはいつも通りいきたいと思います。
〇
7.3(日)は、超越漢方勉強会にオンライン参加し、視聴しました。
これは、日本東洋医学会関西支部の先生方を中心に行われている勉強会で、今回は北辰会の漢方医でもある竹本喜典先生や、いつもお世話になっている賴建守先生が講演されるということで、初めて参加させて頂きました。
細々書いたらキリがないけど、内容は鍼灸家から見ても素晴らしかったと思います。
「半夏(はんげ)」という生薬について、有名な先生方がワイワイと非常に盛り上がっていました。
半夏はサトイモ科のカラスビシャクの塊茎の外皮を除去して乾燥させたもので、化痰止咳平喘薬、と言われるグループに属する生薬です。
(まあ要は痰をとって呼吸を楽にする作用のある生薬ね。)
性味は辛温、微量ですが有毒、帰経は脾、胃と言われます。
(『中医臨床のための生薬学』P334 参照)
そのままなめると、マジで咽喉(というか気道全体)がとんでもない乾燥感に襲われます。苦笑
昔、蓮風先生が半夏をなめてとんでもない目に遭ったというので、真似してなめたら、やはりドエライことになりました。苦笑
絶対真似しちゃダメです!!
(・・といっても、やっちゃう奴いるんだろうなあ。。。)
そしてこの半夏の毒性を消すのが生姜(生薬名しょうきょう:生のショウガ)なんですね。
因みに、半夏+生姜で小半夏湯という漢方薬で、これに茯苓を加えたのが、妊娠悪阻に良く用いられる小半夏加茯苓湯ですね。
この方剤は船酔いなんかにも応用されることがあり、実は小半夏加茯苓湯には、僕も以前助けられました。笑
我々鍼灸師が、経穴の、ある一穴で盛り上がれるように、漢方家もあのように、生薬一つであーでもないこーでもないと盛り上がれるようであって欲しいな、楽しそうだな、と思いましたね。
臨床は、そりゃあ厳しいことも多々ありますが、やはり、仕事は基本的には楽しんでやらないと。
〇
2022.02.11
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本日は診療の合間に、(一財)日本漢方医学教育振興財団主催の「漢方医学教育 SYMPOSIUM 2022」を視聴しました!!
全国の医学部において、東洋医学の教育に携わる、たくさんの先生方のお話を伺いました。
内容が実に盛り沢山だったので、個別の感想はとてもここでは書けないので、全体的なまとめ感想をここに書いておきます。
近年、各大学によって、漢方医学教育においても
OSCE(オスキー Objective Structured Clinical Examination 客観的臨床能力評価試験)
を採り入れていたり、
PBL(Problem-based learning 課題解決型学習)
や、
AL(Active Learning 能動学習)
などの新しい教育手法が次々に採り入れられており、学生に対する事前事後のアンケートで、着実な効果が得られているという話がありました。
また、2020年12月に、全国82大学全ての医学部の先生方が関わって出版された
の話もあり、
「なぜ、ほとんどの医師が漢方薬を処方するにもかかわらず、医師の国家試験に東洋医学の問題が1問も出ないのか」
という当然の疑問に関して、
「医学部において標準的な漢方医学教育がなされていないからだ」
という厚労省の見解(非公式だと思いますが)のお話もあり、コロナ禍によって、オンライン講義、オンデマンド配信講義が盛んになり、講義の標準化、一律化がやりやすくなったことも踏まえると、
今後、全国で標準的な東洋医学教育のあり方の整備、議論が進み、結果として、医師国試に東洋医学の問題が出題される日も近いだろうな、という気がしました。
そうなれば、少なくとも今よりは、レベルが上がるんじゃないでしょうか。
日本の医学部において、東洋医学教育が行われ、国家試験に東洋医学の問題が出題される、これが実現すれば、実に明治維新以来の画期的な変化だと思います。
最近では、日本東洋医学会からも、地方の支部主催のWeb講演会のお知らせが毎日のようにガンガン届きます。
コロナ禍の中、にわかに活気づいている側面が、確実にあります。
ただ一方で、こんなニュースもあり、漢方薬の原料になる良質な生薬の安定的、永続的な確保に関して、不安な問題もあります。
上記のような諸々の流れが今よりももっと進んだら、
「さて、東洋医学のもう一翼である、鍼灸をどうするか。」
という話に、必ずなるでしょう。
その時に期待に応えることが出来る鍼灸師であるように、日々精進します。
(僕が生きている間にそうなるかどうかは不明ですが。笑)
2021.08.25
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昨日書いたように、8.22の日曜日は、朝から北里の講演会を視聴。
(移動時間ゼロ、開始寸前まで熟眠。笑)
そして、北里の講演会が17時に終わったら、前から気になっていたバイクのちょっとした修理に、バイク屋さんまでひとっ走り。
で、20時には家に戻ってきて、今度は日本中医薬学会の緊急セミナーを視聴。
こんな離れ業が出来るのも、オンラインセミナーが普及したからこそ、です。
以前なら、1日に2つの勉強会に出るなんてのは、移動のことを考えると相当困難でした。
なので、泣く泣く1つに絞ったりとか、片方は飲み会のみに出るとか、するしかなかったんです。
まして、講演会がある日は、バイクの修理なんていう私用は後回しにせざるを得ず、ずいぶん時間をとられたものです。
それが、1日ですべて完結してしまう。。。
いやはや、オンライン講演会最高!!!
合理的!!(*‘∀‘)
(因みに、リアル講演会の良さを否定するわけじゃないですよ。僕は演者としてはむしろそっちの方が好きなんで。苦笑)
今回の中医薬学会のセミナーは、久々にコロナに関するものです。
演者は、あの大塚敬節先生の医院である修琴堂大塚医院の現院長である渡辺賢治先生と、中国中医科学院広安門病院客員教授である路京華先生という、豪華な組み合わせ。
変異株の現状と、東洋医学的な考え方に関して、多くの示唆を得ることが出来ました。
まあ、残念ながら今や中国よりも日本の方がCOVID-19の症例数は圧倒的に多い訳ですから、今後はコロナの東洋医学的な考え方に関しては、
むしろ日本から、最も詳細で説得力のある、東洋医学的な治療法や考え方が発信されるのかもしれませんね。
今回驚いたのは、その参加者数。
緊急セミナーですので、発案から実現まで1週間程度しかなかったそうで、宣伝告知も全然不十分だったはずですが、なんと参加者は520人以上。。。
ちょっとした学会の学術大会並みです。
さすがコロナ、スゴイ注目度ですよね。
今回は無料でしたが、あんなに人が集まるなら、有料で毎月でもコロナセミナーやって、どんどん東洋医学的な新知見を教えてほしいものです。
・・・いやーしかし、オンライン講義のおかげで、充実の日曜日でしたわー。
こりゃすげえわー(゜o゜)
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2021.08.11
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2021年の第71回、日本東洋医学会学術総会は、8.13(金)~8.15(日)の3日間、オンラインで行われますが、8.6(金)から、開会に先行して
「次世代に継ぐ卒前卒後漢方医学教育」
というテーマ講義が配信されています。
これは今後、全国で行われるようになる予定の東洋医学の講義の模擬講義なんだそうです。
私も現在、順天堂東医研にて講師を務めさせて頂いている以上、これはきちんと押さえておきたいということで、全講義、しっかりと視聴いたしました!!
医学部において、全国共通の内容で、東洋医学の教育をやろう、という流れは、2013年に医学部のモデルコアカリキュラムに
「漢方医学の特徴や、主な和漢薬(漢方薬)の適応、薬理作用を概説できる。」
という一文が入ったことに端を発し、全国の82大学の医学部から、専門医、非専門医の先生を含む、東洋医学の教育に関する代表者が出て、顧問の先生も合わせると実に144名の医師の先生方によって、
「日本漢方医学教育協議会」
というものが組織され、以降、”歴史”や”臨床”や”鍼灸”など、テーマ別に6つのワーキンググループに分かれて、徐々に全国共通の教育内容をまとめ、2020年にはついに
という教科書が出版されました!!
今後は、この教科書の内容が全国の医学部で講義され、それをもとに、医師国家試験で東洋医学の問題が出題されるようになる日も近いのではないでしょうか。
各大学で講義するうえでも、今やモデルスライドやモデル講義がこのように全国に簡単に配信することが出来るので、各講師による内容のブレは最小化できるでしょう。
膨大で深遠な東洋医学の世界を、非常にシンプルに、コンパクトに纏めたと言っていい、約200ページのこの教科書の内容については、ザッとすべて読ませて頂きましたが、
色々な先生方の考え方、思いを汲んだような内容になっており、まずは第一歩、叩き台としての性格は十分に備えたものだと感じました。
全体としては、いわゆる「日本漢方」の内容で纏めつつ、巻末には私がこれまでやってきた「鍼灸」「中医学」の内容も入っており、今後の発展、充実化が期待できる内容だと思います。
医学生の皆様は、この教科書に加えて、いくつかの参考書をもって掘り下げて勉強したら、在学中に相当のレベルまで東洋医学を理解することが出来るだろうと思います。
明治維新の激動によって、結果的に東洋医学が医療の主役を座を引きずり下ろされて以来、150年経って、ついに医学部で公的に東洋医学の教育が行われる流れになりました。
このことは、普通に喜ばしいことであり、辛酸を嘗めた幕末や明治の漢方医、鍼灸医達も、空の上できっと喜んでいることと思います。
・・・また、これとは別に、社会全体のDX化も叫ばれる中、社会インフラの重要な一翼として、今後の日本の医療がどう変わっていくか。
ま、難癖つける人間は常に一定数いるから、現時点でも色々な批判の声はあるでしょうけど、今回のこの講義は、日本の東洋医学の未来が、多くの先生方の御努力によって、
少しはポジティブな方向に進んでいるように見えて、僕としては嬉しかったです。
・・・あとはまあ、一言蕪辞を述べるとすれば、鍼灸に関しては、鍼灸専門で毎日患者さんをやっている鍼灸師が、鍼灸に理解のある医師の先生方と協力しながら、教えにいくべきでしょうね。
(これは色々な障壁があって難しいのかな。。。よく知らんけど。(∩´∀`)∩)
いずれにせよ、実際に二年半、医学部の学生に真剣に東洋医学を説いてきた(つもりの)私としては、彼らの優秀さを見るにつけ、こういう医学部教育業界自体の大きな流れを見るにつけ、
日本の東洋医学の未来は(今よりは)明るいと思えます。笑
・・・まあー、これから色々、楽しみだ―!!(*‘∀‘)
〇
2018.09.21
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FBの方では色んな人がバンバン拡散していて、もうすでにご存じの人もい多いと思いますが、FBやってない人もいるので、ブログの方でも告知しておきます。
9.24(月)の19時半から22時まで、
「東洋医学 ホントのチカラ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~」
というタイトルの番組が放送されます。
(文字クリックで番組サイトへ)
こないだも、産経新聞でICD-11のことが採り上げられたり、大きなメディアで鍼灸が採り上げられることが増えてきました。
産経新聞にこんな記事が。 参照
・・・まあ当然、まだ見てないのでどういう内容か分からないので、ちょっと心配な気もしないでもないんですが(苦笑)、まあとりあえずは見てみましょう。
これまで、テレビで鍼灸についてやるといったら、
「〇〇のツボを刺激して生理痛が解消!」
だの、
「肩こりには〇〇のツボ!」
などの
「ほぼインチキHow toモノ」
だったり、芸人と怪しげな中国人が出てきて、罰ゲームでお灸とか、そんなんばっかで、真面目に東洋医学をやっているつもりの人間としては、
ガッカリすることが多かったんですが、今回のはどうなんでしょうね。
番組ページを読む限りでは単純に、
「迷信と言われてきたが、現代の最先端の物理科学的に考えても、一定の可能性があり、世界の超一流が注目しだしている!」
とかいう内容なんであれば、まあまずまずか。。。
こっちからすりゃ、
「あたりめーだろそんなん。今頃おせーよ。」
って感じですが。。。(ΦωΦ)
・・・とはいえ、かつてはうら寂しい路地裏で、ひび割れた看板でやっているような雰囲気の強かった鍼灸院が、徐々に徐々に再評価されつつあるのは、
ひとまず喜ばしいことでしょう。
この番組には知っている先生もずいぶん出るし、番組制作にも関わっているようなので、ちょっと集中して見てみようと思います。
TVの影響力って、まだまだスゴイからね~。。。(^^;
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2017.09.17
↑↑日本一デカい木の左下、何気に俺がいる。。。
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こないだ、自分で自分に鍼をした。
よく効いた。
でもまだ症状が残っていたので、その経穴が効くということは、効くであろうと思われる漢方薬を飲んだ。
しかし全然効かない。(苦笑)
・・・で、もう一度鍼をする。
やっぱり効く。
そこで、ちょっと考え方を変えて、症状を抑えることを強く意識した漢方薬に変えた。
すると今度は、劇的に効いた。
それを仲間内で考察した。
鍼灸と漢方の違いはいくつもあるが、共通の理論土台があれば、今回の現象だって、どういうことなのか、みんなで考察できる。
鍼灸も漢方も、動かしているのは気!!
共通用語、共通理論・・・、中医学でいいじゃんねえ?
何でダメなん?
意味分からんわ。
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2017.09.14
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昨日、私も一応所属している(一社)日本東洋医学会から、
『漢方用語辞典(英訳版)』
なるものを作成するので、原稿を読んで、6日以内に意見を出してくださいという、なかなかハードなメールが来ました。(苦笑)
FB上では、随分反発している先生方もいらっしゃるようです。
期限が少なすぎるとか、用語の意味が非常に曖昧だとか、間違っているとか。。。(笑)
その原稿、昨日はちょっと読む時間がなかったので、今日になって52ページになる用語集をザーッと読ませてもらいました。
・・・。
正直、いちいち、用語の概念規定が中医学と違い過ぎる。。( ゚Д゚)
というのは、この用語集は、いわゆる
「日本漢方」
と言われるような、このブログでも紹介してきた江戸期の
「古方派」
の先生方の流れを汲んだ流派(というか考え方)の先生方の用語の辞書なのだ。
僕のように、15年以上中医学の用語と理論をベースにして、モノを考えてきた人間には、理解に苦しんでしまう用語の意味が、正直多かった。
・・・さて、どうしましょ。
今週末は中医学会だし。。。
もう夜だし、眠いし。。
これが世界に「日本としての考え方はこうですよ。」と発信されてしまうのはちょっとなー、という感じが正直します。
僕は、以前からずーっと一貫して主張しているように、用語と理論の部分は中医学(TCM)でいいと思ってるんだけどなー。
カテゴリ 中医学 参照
治療方法や、治療での着眼点や手法などなどは百花繚乱でいいと思いますが、用語と理論が各派で違い過ぎると、初めて外人に会った人と同じことなので、
まずは用語の解析、理解から始めないといけなくなる。
それだと、色々と、遅くないすかね。(^_^;)
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2017.08.27
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最近、舘野正美(たてのまさみ)先生の『中国医学と日本漢方』を読み始めました。
すでに前半部分は読了しましたが、色々嬉しいことが書いてあります。
この本は前半後半の二部構成。
前半に二章、後半に二章。
それぞれ、医学、哲学の観点から、『呂氏春秋』、『易』、『吉益東洞』、『中神琴渓』という、重要な書籍や人物に触れて下さっています。
「易」を勉強する意味 2 参照
(『呂氏春秋』についても、そのうち紹介しましょう☆)
まだ前半部分を読んだだけだけど、先秦時代の医療の主役は鍼だったんじゃないかとか、気の停滞こそが病とか、自然治癒力思想、東洋医学特有の形而上学的世界観、
など、僕の好きな内容に触れてくれています。
”正美”という名前からして、美人な学者さんを一瞬想像しますが、いかつい「鬼軍曹」みたいな感じのルックスの、大学教授の先生です。
(アメフトのコーチもやってらっしゃるんだとか。。。( ゚Д゚))
後半もサクッと読みます☆
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2017.04.03
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清明院では、たまに漢方薬局さんを紹介することがあります。
まあ、なんぼ鍼がスゴイ治療法だと言っても、仕事の都合や、家が遠すぎて月に一回しか来れないとか、そういう場合は、してあげられることに限界があります。
やはり治療に来た時のみの、単純なその場その場の症状緩和に終始してしまいます。
それは徐々にイタチごっことなり、やがては治療に来なくなってしまうパターンがほとんどです。
これではお互いのためにならない。
せっかく初診時に1時間以上もかけて問診をとって、その患者さんの体質から病因病理から現時点での病態まで把握したのに。。。
そういうケースの時に、漢方薬を併用するのはいい方法だと思います。
ただ、ここで絶対に重要なのは、漢方を出してもらうんであれば、漢方専門に何十年も勉強し、一本筋の通った、一貫性のある理論で臨床経験を積まれたような先生でないとダメだと思います。
素人が症状だけPCに打ち込んで、検索して出てきた漢方薬を、ドラッグストアに行って買ってきて飲む、そういうのは一番危険です。
まあもちろん、それで治ってしまうような軽症のものがあるというのも、事実は事実ですが、清明院の患者さんのような難しい病気になると、そうはいきませんし、何より危険です。
なんでも、餅は餅屋です。
必ず専門家にかかりましょう。
僕は、御縁のある薬局さんをいくつか知っておりますので、紹介した方が良いと判断したケースについては即座に紹介するようにしております。
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2014.09.30
清明院では現在、スタッフを急募しております!!
ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。
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9.28の午後は、九段下で行われた「漢方医学研究会」に参加してきました!!
いくつかの講演と、いくつかの症例発表を聞いてきましたが、色々と思うところがありました。
漢方を中心に取り扱う薬剤師の先生方は、我々鍼灸師のように、体表に触れて判断することが、法律上、なかなか難しいようです。
だから、「問診」を中心に東洋医学的な判断していくしかない。
これでは大変だろうなあ、と思います。
あと、今回の研究会では「口訣(くけつ)」というものがテーマになっておりましたが、その道の大家が、近しい弟子にのみ伝えたと言われる、
この「口訣」というものを、実際に患者さんにやってみて、そのデータを取って、有効性が確認できるものは有用性あり、
その師匠の口訣は間違っていなかった、と判ずることも、大事かもしれないけれども、僕的には、その師匠がなぜその口訣を伝えるに至ったか、
その理論的背景を云々することの方が重要なんじゃないかと思いました。
師匠がこう言っていて、それをやってみると実際にいいから使ってる、というのでも、まあいいんだけど、それでうまくいく場合と、
いかない場合というのが必ず存在するわけで、それをどう理解するのか、ということの方が重要だと思うワケです。
講演の中にあったように、かの老子だって、”道(タオ)”というものを伝えるのにあたって、言葉で言うだけは言うから、
あとはそっちで考えてね、という態度なわけです。
だから要は、何を、どんないいことを教わったって、結局教わった側が、”考える”ということをしないとダメなんです。
”リテラシー”です。
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!2023.08.01
2023年 8月の診療日時2023.07.24
第53回、順天堂東医研に参加してきました!2023.07.23
(一社)北辰会関東支部に参加してきました!2023.07.22
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.07.21
第73回 日本東洋医学会に参加してきました!2023.07.01
2023年 7月の診療日時2023.06.12
(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!2023.06.11
(一社)北辰会本部会に参加してきました!!2023.06.10
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.06.09
第52回、順天堂東医研で喋ってきました!!2023.06.08
第14回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に登壇しました。2023.06.01
2023年 6月の診療日時2023.05.31
日本東方医学会、医鍼薬地域連携研究会(DAPA)について2023.05.30
生薬観察登山に行ってきました!2023.05.12
清明院のコロナ後遺症対応に関して2023.05.01
2023年 5月の診療日時