東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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(社)北辰会10月本部臨床コース

2010.10.04

昨日、10月4日の日曜日は、大阪で行われた(社)北辰会本部臨床コースに行ってきました。

今回は、午前中は「症例カルテ解説」

これは、実際の患者さんのカルテを使って、その治療の何が問題だったか、何がよい点だったか、などを、解説していく、という講義です。

今回の症例は「肩、腕の痛み」でした。

まあ、実際にもよく診る機会の多い症状ですので、非常に参考になりました!

午後はまず、蓮風先生による「『経穴解説』の解説」

普段何気なく使っている経穴でも、あらためて講義を聴きながら考えると、まだまだ応用の幅があり、

「あー、まだまだ”経穴”というものを使いこなせてないナー・・。」

と反省いたしました。

その後は今月末、福岡で行われる
「日本伝統鍼灸学会学術大会」の発表者である、神野英明先生藤本彰宣先生による、発表内容の予行演習と、実技デモンストレーション。

お二人とも、”ほぼ完璧”でした。

 

サスガです。

・・・本番ではきっと大きな反響を呼ぶことでしょう。

最後は、森洋平先生による、「近代日本鍼灸史」でした。

僕は実は、今年度の北辰会のカリキュラムが発表された時点で、最も注目だな、と思っていたのはこの講義です。

以前、
「鍼灸と保険」シリーズの中で、世界的に見た鍼灸の現状、日本国内における鍼灸の現状について書きました。

あの中では、「ではなぜ」このような現状になっているのか、については、あまり深く触れていません。

江戸期以前は医療の主役だった鍼灸が、なぜ今国民の医療の中心からは程遠い存在になってしまったのか。

この答えは、「近代日本鍼灸史」の中にあります。

僕もかつて、これについて自分で勉強し、ほんの少しですが理解することが出来たことで、現代の鍼灸業界の現状に納得がいった部分があります。

そして残念なことに、この部分は、鍼灸学校でもそれほど重視されている科目ではなく、我々鍼灸師の国家資格を持つ者のほとんどは、鍼灸学校を卒業後、

”ワケも分からず”

不利な環境を与えられて、生計を立てなければならない部分があります。

昨日の森先生の講義はおそらく大変な反響があるでしょう。

そしてまた、シリーズ化されることと思います。(笑)

こうやって、どんどん需要と供給のバランスが整っていくとイーナー、と思います。

そうすることで、またさらに新たなる展開が生まれてくるはずだからです。


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