東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

治療の後に下痢が出た!

2010.10.07

wp-1584366241148.jpg

 

 

今日、患者さんから興味深いことを言われました。

 


今、つづっている「大腸って何ですか?」にも通じるものがありますので、書いておこうと思います。

 


その患者さん曰く、やや不安げに、

「先生、こないだの治療の後、下痢が2,3回続きました。」

と。

 


僕は答えました。

「それはよかったですね。」

と。

 

患者さんは、

「エ?大丈夫なんですか?」

僕は、

「下痢が出た後、こないだの症状はどうなりましたか?」

すると患者さんは、

「あ、そう言えばなくなってる・・・。」

というやり取りでした。

 


これは、もちろんこういった変化が、良性の変化なのか、悪性の変化なのか、という判断に自信があるからこそ、言える言葉なんですが。

 


何でもかんでも治療の後に下ればいい、というもんではもちろんなくて、重要なのはそれがいい変化である、という判断が正確につくかどうか、なんです。

 


ここはくれぐれもお間違いなきよう。

 


・・・東洋医学的な治療では、何しろその患者さんの「治る力」を最大限引き出す、ということが目標です。

 


人間には、もともと

「余分なものは、体にためこまず、さっさと排出する。」

という機能が備わっています。

 


東洋医学ではこの機能を最大限利用します。

 


ですから、治療の後下痢した、小便が増えた、汗が出た、場合によっては吐いた、という変化が、一概に悪い変化とは言えません。

「体内の余分なもの」

が出ていってくれている面があるのです。

 


東洋医学の有名な治療法に、「汗・吐・下(かん・と・げ)」と言われるものがあります。

 


これらは読んで字のごとく、

・汗法・・・汗をかかす

・吐法・・・吐かせる

・下法・・・便を下す

という方法です。

 


こういう方法は、昔から存在し、治療により、体が正しく変化すると、

「余分なもの」

は居心地が悪くなって、

「最も出やすい場所」

から外界へと出ていきます。

 

 

そしてこれは、

形あるもの(有形の邪気)、形なきもの(無形の邪気)にかかわらず

・・・なんです。

 

 


読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

人気ブログランキングへ      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

清明院オフィシャルホームページ 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』  

 

 

 

関連記事: 東洋医学あれこれ

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿