東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「怒り方の大事」(その3)

2010.08.19

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これまでのお話・・・

「怒りかたの大事」

「怒り方の大事」(その2)

 

・・・続いて、考えてみましょう。

 

 

僕はなんだか知んないけど、この話題、けっこう好き。(笑)

 


そもそも「怒る」ということが果たして人間にとって必要か、と考えると、僕はもちろん「必要」だと思います。

 


コレがなかったら、みんな病気になっちゃいます。

 


・・・この辺の話は、以前「七情」についてで解説していますので、ご参照あれ。

 


☆「怒り方」の技術論

 


・・・ここで言う「怒る」というのは、「叱る」、つまり、

「相手の行動に対して、それの善悪をキッチリ理解させること」

の場合で考えてみたいと思います。

 


1.感情が先行してしまうパターン


これは要するに、すごい剣幕で、ヒステリックに勢いよく、うなり倒すパターンです。

 

コレだと、

「そんなに怒らんでもいいじゃん・・・。」

と、相手は内心では、不満を感じます。

 

そして、

「でもめんどくさいから謝ったふりだけしとこ。」

となり、結局は”顔色うかがい”をするようになります。

 

 

つまり、相手の積極性を奪う、という望ましくない結果になりえる、ということです。

 

 

2.人格まで否定してしまうパターン

 


これは相手の一つの行動に対して怒るのではなく、一つの行動から、相手を全面的に否定しにかかるパターンです。

 

要は、

「・・・そんなことやるからお前はダメなんだ!あれもこれも・・・。」

ってやつです。

 

これだと、相手は次第に、

「あー、俺ってダメ人間なんだな・・・。」

と、徐々に自信をなくしていき、やがて委縮した人間になっていってしまいます。

 


3.責任を第3者に転嫁するパターン


これは要するに、

「〇〇部長に報告しとくからな!」

とか、

「お父さんに怒ってもらうからね!」

ってやつです。

 

これだと、

「うわ~、〇〇に怒られたらやだなあ。」

とは思うけど、それを言った人に対しては信用しなくなります。

 

責任を転嫁する無責任さが見えるからです。

 


そして、コレをあまりやられると、他者の評価ばかりを気にしたような行動、言動が多い人間になるはずです。

 


他者の評価を重視するようになる、ということは、自分の本当に思っていることを相対的に抑制することになりますので、徐々にストレスフルな人になっていきます。

 


周りにいませんか?

「そう思ってたんなら直接言えばいいじゃん!」

「なら早くやればいいじゃん!」

て人。(笑)

 

 

・・・そういう人は、こんな怒られ方をしてきた過去があるのかもしれません。

 

 

可哀想な人です。

 

 


4.お説教するパターン

 


コレはよくありますねえ。(笑)

 

 

要は、相手に正論をくどくどと言い続けるパターンです。

 


コレは確かに相手に反省を促しますが、言葉の数や時間が増えるほど、反論を考える余地を与えることになるので、徐々に相手は反抗的な人間になっていきます。

 


また、理詰めで相手を追い込むと、相手には逃げ場がなくなり、最終的には感情とか暴力とかで強引に反抗するしかなくなります。

 


そうなってしまっては、「ことの善悪を”しっかり”理解させる」という点については失敗です。

 


・・・まあ、以上が大体のパターンかと思います。

 


じゃあ、これらを踏まえた上で、「よい怒り方」とはどんなものなんでしょうか。

 


シンプルに言うと、

・その場で短く

・自分の言葉で

・理由とともに

・行動そのものを

・直接その人に、目を見て


「怒る」「叱る」のが理想的、ということらしいです。

 


文字にすると、理論で言うと、簡単そうですが、実際はなかなかネ・・・。(苦笑)

 


まあ、前述のの4パターンの怒り方をする人間を上司に持った、親に持った、パートナーに持った、という心当たりのある人は多いはずです。

 



「よい怒り方」で、怒られるべき時にキチッと怒られてきた人は幸せだと思います。

 


・・・目上の人間との関係性からくる軋轢が、あらゆる病の原因になりうる、ということは、色々なところで言われていますね。

 


実際に、身近な人の例でも、思い浮かぶんじゃないかと思います。

 


少年犯罪や、成人の犯罪者なんかでも、親、家族との関係や、それまでの人間関係の中で、

「怒られるべき時に怒られてない」

とか、

「怒られ方に問題があった」

なんていう例が、事件の原因の一つとして取り沙汰されることはいくらでもあります。

 


現実に、それと犯罪心理を結び付けた研究なんかも、たくさんあるようです。

 


・・・まあそんな訳で、次回は、怒る人と怒られる人の関係性のお話。

 


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この記事に関するコメント

“「怒り方の大事」(その3)” への8件のフィードバック

  1. Sハハ より:

    とても面白いお話をありがとうございます。
    自分は人間として未熟なので、そして、叱り方が下手だと思うので、他人を叱る資格は無いと持っています。例え年下の子どもでも、総体的に自分より優れている人には怒れません。自分の子どもには、よい子に育ってもらう為に申し訳ないと思いつつも、立派な倫理観とテクニックを身につけた保育園や学校の先生に叱ることを委ねてきました。
    なのに、パパやSさんには「ママはいつも怒ってばかりいる、怖い」と固まられています。おかしいな。。。

  2. いんちょう より:

    Sハハさん
    コメント、ありがとうございます
    > なのに、パパやSさんには「ママはいつも怒ってばかりいる、怖い」と固まられています。おかしいな。。。
    はは(笑)
    「ため」の重要性でしょうかね。この話題はかなり奥が深い、というか答えのない問題だと思いながら僕自身、書いています。
    僕もどうせ怒るなら、「効果的に」怒りたいな、という発想からです。(笑)
    「情」と「理」の問題に思いを巡らせると、時間なんぼでも使っちゃいます・・・。

  3. Sハハ より:

    「Sハハが本気出して怒ると、きっと他の患者さんが怖さのあまり固まってしまうから、清明院では怒られないだろう」と思って調子に乗っている失礼なSさんを一度がつんとやりたいですが。。。やはり出来ません。。。安らかな清明院の空気を乱す事なんて・・・結果、Sさんはいつも自由にうるさくて本当に本当にすみません。。。Sさんがもしも、とっても優しいいんちょう先生に怒られたら、どんなリアクションを取るか、ちょっと興味があるSハハであります(笑)でも、強い信頼があるので、関係は絶対に壊れないと思いますよ。

  4. anray より:

    初めてコメントさせて頂きます☆
    (18日診療後にギョーザスタジアムに行ったモノです。)
    私も清明院院長はとっても優しい方だと思います(^ ^)♪♪
    なので次の診療を楽しみにしてまーす♩

  5. tekkan より:

    >僕はなんだか知んないけど、この話題、けっこう好き。(笑)
    僕も好き(^_^)
    この記事を通して興味深く読ませて頂きました。
    参考になる話題提供ありがとうございました。
    「怒る」「叱る」は、自分自身にとっては、
    臨床だけでなく、人生全般においても、
    他者といかに良好な関係を築くかという意味で、
    非常に課題です。
    どう表現したら、いいかいつも悩みます。
    残念なことに、このシリーズはお終いみたいですが、研究会の後に続きの話訊かせて下さい<(_ _)>
    P.S.来週の研修会、私と有先生、同じ班ですね。その時、是非ともよろしく!

  6. いんちょう より:

    Sハハさん
    コメント、ありがとうございます
    >一度がつんとやりたいですが。。。やはり出来ません。。。安らかな清明院の空気を乱す事なんて・・・
    はは(笑)遠慮せずどーぞどーぞ!それもコミで「清明院」です!(笑)
    >結果、Sさんはいつも自由にうるさくて本当に本当にすみません。。。
    いえいえ!Sちゃんの声もBGMみたいなもんです。(笑)
    >Sさんがもしも、とっても優しいいんちょう先生に怒られたら、どんなリアクションを取るか、ちょっと興味があるSハハであります(笑)でも、強い信頼があるので、関係は絶対に壊れないと思いますよ。
    これはまあ、「ため」の重要性です。(笑)・・・まあ、「一線」を超えなければ大丈夫ですよ。「一線」をね・・・。(笑)

  7. いんちょう より:

    anrayさん
    お!初コメント、どうもありがとう
    > 私も清明院院長はとっても優しい方だと思います(^ ^)♪♪
    いえいえ!(苦笑)僕なんてまだまだ・・・。
    > なので次の診療を楽しみにしてまーす♩
    耳、よくなってきて安心しております。また次回、お待ちしております!!頑張って治そう!

  8. いんちょう より:

    > tekkanさん
    >
    > コメント、ありがとうございます
    >
    > > 「怒る」「叱る」は、自分自身にとっては、臨床だけでなく、人生全般においても、他者といかに良好な関係を築くかという意味で、非常に課題です。どう表現したらいいかいつも悩みます。
    >
    > ・・・僕もです。(笑)
    >
    > > 残念なことに、このシリーズはお終いみたいですが、研究会の後に続きの話訊かせて下さい<(_ _)>
    >
    > 酔っ払いながらだと全然違うこと言ったりして・・・。(笑)
    >
    > > P.S.来週の研修会、私と有先生、同じ班ですね。その時、是非ともよろしく!
    >
    > ああ、そうでしたか!こちらこそ、楽しみにしております。(笑)当日、宜しくお願いいたします

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