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「小腸」って何ですか?(その2)

2010.10.25

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これまでのお話・・・


「心」って何ですか?(その7)

「小腸」って何ですか?(その1)

 


ちょっと空いちゃったけど、続きいきます!

 


☆「小腸の腑」の位置

 


東洋医学では、「小腸の腑」は、「胃の腑」「大腸の腑」の間に位置するよ、と説きます。

 


これだけ聞くと、なんだ西洋医学と同じじゃん!と感じる人もいると思うけど、これも内容がやっぱり全然違います。

 


以前書いたように、東洋医学のいう「胃の腑」というのは、「脾の臓」と密着しながら、腹部(おへそとみぞおちのちょうど真ん中ぐらい)に位置する、と考えられています。

「胃」って何ですか?(その2) 参照

 

 


図を出すと、


脾胃(臓腑経絡詳解)

 

(江戸期、岡本一抱(1655-1716)『臓腑経絡詳解』より)

 

 

・・・こんな感じとか、脾が胃に巻き付いて蠕動運動を説明するときの状況としては

 

 

 

脾胃(竹山師匠)

 

こんな感じでしたね??

 

(ホジュン『東医宝鑑』より)

 


「大腸の腑」というのは、下腹部(おへそより下)にあります。

「大腸」って何ですか?(その2) 参照

 

 


コレも図を出すと、

大腸(類経図翼)

こんな感じでした。

 

(中国明代、張景岳『類経図翼』より)

 


そしてこの2つの腑の間に、「小腸の腑」は位置しています。

 


図を出すと、

小腸(類経図翼)

こんな感じです。

 

(これも『類経図翼』より)

 



これらの図をみると、いかに東洋医学が「内臓の、写実的な形態の把握」について無頓着かがよく分かると思います。

 


いつも言うように、これは当然の話です。

 


だって昔は麻酔もないし、手術したりとか、安全にいじくれないからです。

 


治療する上で問題にすべきだったのは「形態」よりも圧倒的に「機能」の方だったワケです。

 


とはいえ、大腸の腑と小腸の腑は、形(形態)がよく似ています。

 


やっている仕事(機能)もよく似ています。

 


しかし、違いはあります。

 

この辺の話は、「大腸」って何ですか?(その2)にて、少し述べました。

 

 


次回は、そのお話。

 

 



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