東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「表裏(ひょうり)」する臓腑

2010.09.29

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東洋医学では、人間の内臓の主なものを「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」と呼び、西洋医学とは”部分的には”オーバーラップしながらも、

「まったく」

と言っていいほど異なる内臓観を持っています。

「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」って何ですか? 参照

 

 

このことは、そもそも東洋医学と西洋医学では、「生命観」そのものが根本的に違う、ということをも示唆しています。

 

 


・・・まあ、それはさておき、これまで述べてきたように、この「五臓六腑」というものは、それぞれが独特の働きを持ち、
しかも、そのそれぞれが密接に関わり合いながら、

 

人間の「正常な生命活動、恒常性」を維持している訳ですが、この「五臓六腑」「五臓」と「六腑」に分けた場合、”特に”関わりの深い「臓と腑」というものが存在します。

 

 


それを東洋医学では、

「表裏(ひょうり)関係にある臓腑」

と呼んでいます。

 

 


そして、その組み合わせはというと・・・

肝(かん)・・・・・・・・・胆(たん)

心(しん)・・・・・・・・・小腸(しょうちょう)

心包(しんぽう)・・・三焦(さんしょう)※

脾(ひ)・・・・・・・・・・・胃(い)

肺(はい)・・・・・・・・・大腸(だいちょう)

腎(じん)・・・・・・・・・膀胱(ぼうこう)

となります。

 

 


東洋医学では、上記のように「臓と腑」を分類し、主にその”働きの上から”セットで考えます。

 

 


”働きの上で”関わりが深い、ということは、当然、病になった場合にも、セットで病みやすい組み合わせ、とも考えられます。

 

 


・・・ここで、賢い読者の皆様はすぐに気になるのが、

「あれ?五臓六腑、五臓六腑って言ってたのに、六臓六腑になっちゃってんじゃん!!」

というところでしょう。

 

 


これについては、今は詳しい解説はしませんが、臓と腑の関係性を説明する時には「五臓」に、「心包(しんぽう)」という臓を1種類加えて、

 

それが、「三焦(さんしょう)の腑」と表裏関係にある臓、とされています。

 

 


コレにはなかなか深い意味があるのですが、いずれ「心包」と「三焦」を解説する時に、私なりの意見を述べてみましょう。

 

 


・・・このように、東洋医学では、人間の生命、その根幹となる「五臓六腑」を考えていく時に、

”働きの上から”、

”形の上から”、

”実際に人体に起こる諸現象との整合性を意識して”、

”歴史的な様々な解釈も踏まえた上で”、

あらゆる角度から分析し尽くした上で、医学理論を構築している、と言えます。

 

 


その完成度はメチャメチャ高い、ほぼ完成していると「僕は」思います。

 

 



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