東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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奇恒之腑について 4

2016.02.01

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これまでのお話

 

奇恒之腑について 1

奇恒之腑について 2

奇恒之腑について 3 参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆東洋医学における「脈」とは。

 

 

本日は「脈」というものについて解説します。

 

 

奇恒之腑における「脈」というのは、西洋医学で言う”血管”と似ているものであります。

 

(厳密に考えていくと違うので、混同しないでほしいですが、血が通る道、管腔状の組織、という意味では同じです。)

 

 

まあ要は、臓腑の定義から言えば、「脈」は管腔状でありますが、便や尿や汗と違って、血は体外にどんどん漏らして捨てていくわけではなく、

 

キッチリ一定量を体内に蔵しつつ、全身を循環してくれないといけないので、「脈」は腑の様でありつつ、血を蔵する臓でもある、というところから、

 

奇恒之腑に数えられているんだと思います。

 

 

東洋医学の言う「血」というものについては以前書きました。

 

「血」って何ですか?(その10) 参照

 

 

因みに、ちょっと話はずれますが、東洋医学ではこの「脈」のことを「脉」と書く場合があります。

 

 

これ(漢字)の意味の違いについても、以前書いています。

 

「脈」か「脉」か。 参照

 

 

この「脈」についても、『黄帝内経』に当然記載があります。

 

 

『黄帝内経霊枢』決気篇(30)には、

 

「営気が漏れないようにしてるのが脈でっせ~。」

 

とあり、また『黄帝内経素問』脈要精微論(17)には、

 

「脈の別名は、血之府(けつのふ)と言いまっせ~。」

 

とあり、『黄帝内経素問』痿論(44)には、

 

「心の臓は全身の血脈を統括してまっせ~」

 

とあり、『黄帝内経霊枢』九鍼論(78)には、

 

「人の生命が成立するのは血脈があるからでっせ~」

 

とあり、『黄帝内経霊枢』論疾診尺(74)には、

 

「血脈を診ると、赤が多ければ熱、青が多ければ痛みあり、黒が多ければ痺れとなるよーん。」

 

とあります。(意訳by竹下)

 

 

歴代医家や、現代中医学も、基本的にこの理解に沿っているようです。

 

 

ここから分かるのは、

 

「血脈は、血による濡養を全身に行うために必要不可欠であり、心の臓を肺の臓がフォローしながら、全身に血を律動的に推動している道である!!」

 

「全身を循環する”気”を、軽清な衛気と、相対的に重濁な営気とに分けた時、営気が正常に循環するためには血脈の状態がよくないといけない。」

 

「血脈の状態がよくないと、心の臓に負担がかかり、また、心の臓の状態がよくないと、血脈に負担がかかる。」

 

と、いうことであります。

 

「心」って何ですか?(その7)

「肺」って何ですか?(その12)

「衛気」って何ですか? その9

 

 

 

続く

 

 

 

 

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