東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

抗生剤を飲むとどうなるか

2016.05.22

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
  ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

 患者さんが仰ることがある。

 

「病院で抗生剤をもらいました。」

 

清明院では、抗生剤について、

 

「ああせい、こうせい」

 

言いません。 (笑)

 

 

まあ真面目な話をすれば、日本の法律では、医師薬剤師以外が、投薬に口を出したら、法に抵触する可能性があります。

 

 

抗生剤というのは、要するにバイ菌を殺すんですね。

 

 

で、ウイルス性の病気には効かない、と、よく言われます。

 

 

一般人でも、そのくらいは知っているでしょう。

 

 

明らかに細菌感染であり、普通にこれを一週間くらい飲んで治るようなものなら、その方が患者さんの金銭的、肉体的負担は軽いでしょう。

 

 

感染症が鍼で治らないとは言いませんが、これについては、歴史的に見ても、どちらかと言うと西洋医学の得意とするところなんだろうと思います。

 

 

ただ問題なのは、抗生剤が効かないような疾患に、抗生剤が出ている場合。

 

 

患者さんは言います。

 

「病院で抗生剤をもらって一週間飲んでいますが、症状が変わりません。」

 

とか、

 

「抗生剤をもらっていますが、かえって色々な症状が出てきました。」

 

とか、

 

「症状そのものは治まったけど、他に色々な症状が出てきました。」

 

とか。

 

 

ここで、東洋医学の出番でしょう。

 

 

北辰会では、

 

「抗生剤は少陽病位に邪気を追い込みやすい。」

 

と、経験則から教えていますが、まさにそういう状態になっていることが多いです。

 

 

何故、抗生剤を使うと少陽病位に邪気が入ってしまいやすいのか、という話はなかなか難しいのですが、抗生剤が邪気とともに正気を傷る側面があるからでしょうね。

 

 

抗生剤が相手にしている「細菌」というものについては、東洋医学では「疫癘(えきれい)の邪気(※)」の一種と考える場合があります。

 

※疫癘の邪気・・・伝染病や感染症の原因となるような邪気。患者の体質素因に関係なく、感受してしまえば定型的な病理変化を起こすものを中心に言う。

 

 

抗生剤は、疫癘の邪気を消滅されると同時に、正常な正気をも傷り、結果的に違う病変を発症させてしまう場合があるのです。

 

 

まあこのように、抗癌剤にしても、放射線治療にしても、抗生剤にしても、邪気を攻めると同時に、正気を傷るのです。

 

 

だから、正気が持ちこたえればいいけど、正気がもたない人、もたなかった人は、症状不変だったり、かえって悪化したり、

 

症状が良くなっても、全身状態が悪化したりするのでしょう。

 

 

ホント言うとね、そういう研究とかね、西洋医者と協力して、やってみたいね俺は。

 

 

誰もノッてこねえだろうけどーーー<(`^´)>

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

清明院オフィシャルサイト

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

関連記事: 患者さん

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

“抗生剤を飲むとどうなるか” への4件のフィードバック

  1. 抗生物質の服用によって正常な正気が傷られるとは、いったい何の正気なのでしょうか?

    抗生物質の特徴を考えた場合、西洋医学的には腸内細菌叢のバランスを壊します。腸内細菌は大腸に存在し、人間の免疫、有効物質、有害物質、栄養素の生成など様々な部分に作用しています。

    大腸は発酵タンクであり、発酵の条件である温度・水・エサ・菌のうちの菌を殺し、上述の作用について障害をもたらします。

    漢方を使っている方が、抗生物質を服用した場合、それらが悪影響を及ぼすとほとんどのケースで舌苔が膩苔傾向になり、増えますよね。

    これは明らかに発酵タンクの動作不良による食滞+冷えだと考えています。

    北辰会では抗生物質の服用は、邪を少陽に追い込むという認識があるようですが、僕は決してそのようには考えておらず、脾腎(水穀の精微の生成・免疫力異常という視点から)の陽気とそれに付随する水の流れに対して悪影響を及ぼすと考えていたりします。

    • seimei-in より:

      雲洲先生

      お久しぶりです☆
      コメント、ありがとうございます!!

      ・・・ところで、何で雲洲なの??

      まあともかく、以下、回答します。(笑)

      >抗生物質の服用によって正常な正気が傷られるとは、いったい何の正気なのでしょうか?

      抗生剤を飲む前の身体状況によって、どこが傷られるかは千差万別だと思います。

      >僕は決してそのようには考えておらず、脾腎(水穀の精微の生成・免疫力異常という視点から)の陽気とそれに付随する水の流れに対して悪影響を及ぼすと考えていたりします。

      なるほど。参考になります。
      まあ別に北辰会も、必ずそうなる(少陽)とは言っていませんよ。
      あくまでもそうなるケースが経験的に多い、ということです。
      先生の言うように、「脾腎の陽気が傷られ、津液の流れの異常が起こった」結果、少陽に停滞が起こるケースだってあるでしょう。

      ・・・まあ、近々飲みに行きましょう☆\(^o^)/

  2. う~んとね、名前の五行整えてみた!って感じです(^^♪
    東洋思想を学んでいる以上、自分の周りにおいてすべて五行を整えることこそが大事という考え方に至って、名前を改名してしまいました

    漢方家と鍼灸家では、人の身体の診方が全然違うという印象があるので、「同じ山でも見る位置から姿かたちが変わる」のと同じことで、抗生物質を服用した後の反応の出方に対しての考察も違ってくるのだと思います。

    また機会があったら、ぜひ飲みに行きましょう!!

    • seimei-in より:

      雲洲先生

      >名前の五行整えてみた!
      →なるほど!最近は九星気学にハマっているようですな☆
      今度教えて~~(^^♪

      >漢方家と鍼灸家では、人の身体の診方が全然違う
      →そう思います。清明院が仲良くしてる薬局の先生も、清明院的にはゴリゴリの実証であっても、
      補剤が出る場合があります。
      それでもちゃんと両方とも効くから面白いもんですな。(笑)

      「真実はひとつであっても、そこに至る道には多様性がある」ということなんでしょう。
      まあ、飲み行きましょう!
      一遊先生も楽しみにしてるようですよ。。。(*‘∀‘)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿