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原発問題(その6)

2011.04.17

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

原発問題(その1)

原発問題(その2)

原発問題(その3)

原発問題(その4)

原発問題(その5)


続き行きます!!

核分裂を引き起こす原子として、ウランプルトニウムがあるとお話しました。


まず、ウラン。


このウランには大まかに分けて、ウラン235というものと、ウラン238という二種類が存在します。

(細かく言えばウラン234も存在します。)

このウランは、天然に存在する閃(せん)ウラン鉱という天然鉱石中に含有されます。

まぁ、石の中にあるんですね。

その割合としては、ウラン238が約99.3%、ウラン235が約0.7%の比率で含まれています。

この内、核分裂を起こすのは0.7%というわずかにしか採れない、


ウラン235
の方です。


しかし、この極微量のウラン235では原子力発電に使用されるようなエネルギーは発揮されません。

そこで、これを3~5%まで濃縮させ低濃縮ウランを精製するんです。


これを「ウラン濃縮」と言います。


このウラン濃縮をほぼ100%にまでしたものが、いわゆる”原子爆弾”に使用されます。


原子力で使っているウランの、数十倍に値する高濃縮ウランを使っている原爆って恐ろしいですね。


因みに、湾岸戦争やアフガニスタン戦争、イラク戦争で問題になっていた


”劣化ウラン弾”



劣化ウランとは、精製過程で取り除かれたウラン235の残り、即ちウラン238のことをいいます。

ウラン238は核分裂こそしないものの、放射性物質を放出することに変わりはありません。


これを、戦車などで使う砲弾の中に混ぜたものが”劣化ウラン弾”です。


この劣化ウランの放射能の強さが元の半分になるまでの期間。

皆さんどれくらいだと思います?


なんと、その期間・・・



45億年!!!



これが、劣化ウラン弾として様々な場所に撒き散らされるのですから、非人道的攻撃であることは言うまでもありません。

しかし、調べれば調べるほど人間って自然に生かされているということを忘れ、その傲慢・強欲さに駆られエライモノを作り出しているんだなぁってつくづく思いますね・・・。

まぁ、これも陰陽論か・・・

次回に続く。


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