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「衝」という字について2

2018.03.06

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回、「衝」という字は力強くて、動きがあって、パワフルな字であると書きました。

 

 

 

「衝」という字について

参照

 

 

 

今回は、「衝」が付く経穴について。

 

 

 

WHOが定める経穴361穴の内、「衝」の字が使われている経穴は9穴あります。

 

 

 

・太衝(足厥陰肝経、兪土穴、原穴)

 

・衝陽(足陽明胃経、原穴)

 

・少衝(手少陰心経、井木穴)

 

・中衝(手厥陰心包経、井木穴)

 

・関衝(手少陽三焦経、井金穴)

 

・眉衝(足太陽膀胱経)

 

・天衝(足少陽胆経)

 

・気衝(足陽明胃経)

 

・衝門(足太陰脾経)

 

 

 

足厥陰肝経の原穴である太衝、足陽明胃経の原穴である衝陽は、「衝」が使われていることから大きく、力強く気を動かす経穴だと考えることができます。

 

 

 

「衝」には、大通り、要、要所という意味もありました。

 

 

 

気衝衝門は、身体の中心を走る衝脈と交わる所であり、衝脈の衝き上げを治める穴でもある為、大通り、重要、要の経穴だと考えることもできます。

 

 

 

『霊枢 海論三十三』には、「衝脈は十二経絡の海と為す」とあり、全身を巡る気血の動力の源は衝脈から出ていると書いてあります。

 

 

 

「衝」の意味である、動き、力強さは、まさに気血の動力の源を表します。

 

 

 

手の井穴は、上焦(下焦に対して陽)の末端(体幹に対して陽)であり陽的な位置である為、また、陰経と陽経の境界でもある為、これも「衝」の意味と同様に、気を大きく動かす経穴だと考えられます。

 

 

 

 

この様に、「衝」の付く経穴から考えてみても、「衝」には、動き、力強さ、要所、という意味があると考えられます。

 

 

 

 

参考文献

・経穴解説

・臓腑経絡学

・奇経八脈考

 

 

 

 

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