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インフルエンザの季節(その5)

2011.01.17

こんばんは、松木です。

続きを書いていきます。

インフルエンザの季節(その1)
インフルエンザの季節(その2)
インフルエンザの季節(その3)
インフルエンザの季節(その4)


前回、風邪やインフルエンザを、東洋医学では基本にどのように考えるかについて書きました。

そして、普通の風邪とインフルエンザの何が違いは、

インフルエンザは症状が激しく、進行が急激であるということが挙げられると書きました。


これを東洋医学的にどのように考えるかと言いますと、

東洋医学において、病の進行には「一定の法則」があると考えています。

例えば、風邪をひいたとき、最初はゾクゾク悪寒がしていたのに、ある時から、熱っぽくなって悪寒はなくなる、なんてことがありますよね。

これは病気が、悪寒のステージから、熱っぽくなるステージに変化したと見ることが出来ます。

この、病気のステージの変化の仕方に法則がある、と東洋医学は考えています。

また、この法則というのは一つではありません。


専門的な用語で言いますと、前回書きましたインフルエンザの分類のうち


1、傷寒型のもの には「六経弁証」という考えを

2、温熱型のもの には「衛気営血弁証」という考えを

それぞれ使っていきます。


これらの法則を知っていることにより、患者さんを診た場合、

「今後どのような症状が起こる可能性があるか予測することができる」

ということになります。


そして、インフルエンザは一般の風邪に比べて症状が激しく、進行が急激であるというのが特徴として挙げられますので、

病気のステージの変化が急激である、ということが分かります。

そうすると、治療のスピード、治療のタイミングなどが一般の風邪と違ってくる、ということになります。


また、これらの法則を運用する場合に大切なのが、「患者さん個人の普段の体調」「その時の気候の状態」などを考慮に入れるということです。

これらの考えを複合的に運用することで、その患者さん個人に合った医療が提供でき、より良いアドバイスをすることができるのです。


割と掻い摘んでの説明になりましたが、インフルエンザについてはこの辺りでお終いにしたいと思います。



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