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漢字を楽しむ(その2)

2010.11.01

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

漢字を楽しむ(その1) 参照

今回は「漢字」の起源です。

「漢字」の起源は古く、約3千年以上も前に遡ります。

最初に生まれたのは、中国の殷(いん)という時代だそうです。

(ただし、これは「現存する文字で」ということであって、これより以前から存在した、という説(伝説)もいくつかあります。)

殷の22代帝(王)の、武丁(ぶてい)という人のお墓の近くに、亀甲と獣骨が埋められていました。

亀甲とは、亀の腹の甲羅のことで、獣骨とは、獣の骨で、主に牛や鹿の肩甲骨の事です。

そこに、卜(うらな)いに関する文字が刻まれていたのが、現在最古の文字とされているものです。

やはり、当時の人も、漢字というものに神秘性を感じていたのでしょうか。

(まぁ、文字というよりも絵に近いですが・・・笑)

これが、皆さんもご存じの「甲骨文字(亀甲獣骨文字)」です。

また、武丁の妃とされる、婦好(ふこう)の墓からは、青銅器が発見され、そこにも文字が刻まれていました。

これを「金文(金石文)」といいます。

ちなみに、この婦好は軍人としても活躍していて、最も多い時で13,000人もの軍勢を指揮することもあったそうです。

(なかなかパワフルな奥さんですね・・・苦笑)

この「甲骨文字」と「金文」が、漢字の原型だと考えられます。

「甲骨文字」の研究は、清のあるお偉いさんが、持病の治療のために漢方薬として使われている、

竜骨(大型哺乳類(ゾウ・サイ・馬・牛・鹿など)の骨の化石)」

を買い漁っていた時に、骨に文字が書かれているのを発見し、始まったそうです。

これが、様々に形を変え、現在に至るという訳です。

では、日本にはいつから「漢字」があるの?というと、

晋の時代に王仁(わに)、百済(くだら)から『論語』『千字文』という書物が朝廷に献上され、それと共に「漢字」が日本に初めて輸入されます。

そして、本格的に「漢字」を日本に持ち帰ったのが、唐の時代の遣唐使と言われています。

(蒸され(630年)てしまう遣唐使、白紙(894年)に戻す遣唐使・・・学生時代を思い出します・・・笑)

そして、日本で新たに考え出された国字(和製漢字)と相まって、現在の「漢字」となっていきます。

だいぶ端折りましたが、馴染み深い「漢字」も、長い歴史があるという訳です。

次回に続く。


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