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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラです。
前回は『金匱要略』に関して、書きました。
今回は、『金匱要略』に記載されている、飲病に関して、書いていこうと思います。
『金匱要略・第12 痰飲・咳嗽病の脈・証・治』では、各種の飲証の脈象、証象などが明確に記載されています。
痰飲には、広義の意味と、狭義の意味での解釈があります。
『金匱要略』における痰飲は、各種の飲病を含めて概括しており、広義の痰飲に属します。
その中で、飲病の分類に関しても、説明しており、「痰飲」「懸飲(けんいん)」「支飲(しいん)」「溢飲(いつ)」の4つに分類をしていますが、この「痰飲」は、狭義の痰飲に属します。
簡単に言うと、同じ「痰飲」でも、意味が違うという事です。
それではまず狭義の「痰飲」から書いていこうと思います。
もともと太っていた人が、少しずつ痩せてきます。
そして、お腹のなかでゴロゴロと水の音がする。
これを「痰飲」であると説明しています。
これは以前書きましたが、もともと太っていた人が、少しずつ痩せてくるのは、精気・津液が痰飲の邪が累積すると、身体を十分に滋養できなくなることで発生します。
また、水飲が胃から腸間に流れることで、腹鳴が発生します。
水飲痰邪は、下って腸管を走るため、ゴロゴロと水の音がするようになります。
参考文献
『金匱要略解説』何 任(浙江中医学院教授)著 勝田 正泰 監訳 内山恵子・勝田正泰・庄司良文・菅沼伸・吉田美保・兵頭明 共訳(東洋学術出版)