東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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血の病㉒

2025.11.03

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

とうとう今年も残り2か月。

 

 

張り切っていきましょう。

 

 

前回の続きです。

 

 

前回の話はコチラ

 

 

前回は、血と心神の関係に関して書きました。

 

 

今回は、血と肝に関して書いていこうと思います。

 

 

東洋医学における「肝」には、色々と働きがあります。

 

 

その中で血に関する働きとして、血を貯蔵し、血流量を調整する「蔵血作用」があります。

 

 

血が何かしらの原因で虚して不足すると、様々な症状が出てきます。

 

 

まずは、肝血不足について書いていきます。

 

 

血液の流量の調整する働きが失われ、全身の各処に血液が充分に行き渡らず、様々な機能低下を招きます。

 

 

肝は眼や筋肉、関節、爪などと非常に深い関りがあります。

 

 

眼や爪、筋肉、関節などに問題が発生したり、肝は血海とも言われ、血海が不足すると月経の量が少なくなったり、閉経してしまったりします。

 

 

この他にも、肝に蔵される血が不足することで、肝の働きが低下し、疏泄の低下などを引き起こす可能性もあります。

 

 

こういった部分に関しては、意図的に問診をして、明らかにする必要はあると思います。

 
 
 
その他にも、血は気の乗り物なので、血が何かしらの原因で減少すると、気は乗り物がなくなり、気虚を招いてしまう場合もあります。
 
 
 
その流れで、例えば血虚から気虚を引き起こし、その中で脾の気虚を招き、統血作用が低下することで、出血傾向になる可能性もありますし、気虚から固摂機能が低下することで、出血を引き起こしやすくなる可能性もあります。
 
 
 
その他にも、血と精は同源なので、血虚を招くと、精も減少する可能性もあります。
 
 
 
出血1つとっても色々なメカニズムが考えられるので、しっかりと頭に入れておく必要があります。
 
 
 
また、気と血、血と精、気と精とこれらは同源であることから、1つと減ると他も減少してしまう可能性があります。
 
 
 
そういったことも含め、基礎的な部分ではありますが、しっかりと把握しておく必要があると思います。
 
 
 
 
 
参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 
 
 
 

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