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おばんでございます、樫山です。
風邪の引き始めには葛根湯、誰しもが耳にした事がある、謳い文句です。
葛根湯などは、手軽に購入出来るため、常備薬として持っておくという家庭もあります。
ご存知の通り、葛根湯とは漢方薬のひとつで、漢方薬は数種類の生薬を組み合わせて使われる薬です。
清明院のブログでも何度も出てきますが、漢方薬は、東洋医学的に診察し、服用する分量や飲み方など細かく考え、専門医の指示に従って使用するのが理想的です。
風邪を引いたと言っても、人によって症状は様々ですし、子供や高齢者といった年齢・体力が全く違う人がいます。
それらの違いで処方を変え、専門医が加減していくからこそ効果が表れてくるものです。
また、西洋薬においても、市販の薬よりお医者さんに処方された薬の方が効くという話も良く聞きます。
成分の違いはあれど、これも専門医が処方する漢方薬と同じで、お医者さんが診断し処方された薬だから効き目が違うのだと思います。
どうも漢方薬は勘違いされている事が多く、昔から言い伝えられてきた民間薬のような扱いをされる事があります。
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おばんでございます、樫山です。
よく、ドラマなどで病気をすると、漢方医や鍼灸師がでてくることがあります。
この前、院長もブログで紹介していましたが、NHK歴史ヒストリアでも、曲直瀬道山という戦国時代~江戸時代の医師が特集されていました。→参照
最近のドラマでも、江戸時代から明治時代にかけての話の中で、病気になった子供に対して親が、鍼師に頼もうか、西洋医学にしようか迷っている場面が出ていました。
ご存じの通り、それまで、漢方や鍼灸が医療の中心を担っていましたが、明治以降、段々と西洋医学が中心になっていきました。
現代では、病気になったら、風邪になったら、怪我をしたら、まず病院に行く、西洋医学に掛かるという考えがスタンダードになっています。
ほとんどの人が、病気になったら、鍼を受けるという風にイメージする人は少ないと思います。
かたや、地域や人によっては具合が悪くなったら、まず鍼を受けるという考えが今現在も根付いているところもあります。
少数ですが、こうやって、具合が悪くなったら鍼というイメージを持っている人もいなくはありません。
どうしても、一度もったイメージを変えるという事は、何事にしても難しい面があります。
ましてや、鍼というものに対してでさえ、痛そうというイメージを強く抱いている人も多い中、病気になったら鍼を受けるというイメージを抱く人は、残念ながら少数派です。
清明院に初診で来る方も、初診の際、辛い症状をどうにかしたいと思って来られますが、ちょっと怖いと口にする方もいます。
受けてみたら、痛みもなくどうってことないと仰る方ばかりです。
鍼灸を多くの人に受けてもらいやすくするよう、様々な手段での啓発も必要だと思いますし、患者さんに良いイメージを持ってもらえるよう、私個人も日々の努力を積み重ねていきたいと思います。
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2013.09.12
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