東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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汗疹(あせも)

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こんばんは 浅田です

 

 

 

最近は毎日気温が20度を越え、少し動くと汗ばむようになってきました。

 

 

 

暑くなってきて、これから増えてくる症状は汗疹(あせも)です。

 

 

 

今日は、この汗疹について書いていきます。

 

 

 

汗疹は、中医学では「痱瘡」といいます。

 

 

 

「痱」は、汗がスッキリ出ない為に生じた皮膚病を指します。

 

 

 

「痱瘡」の別名には、「疿汗疹」、「痱子」、「疿瘡」等があります。

 

 

 

痱瘡は、熱が盛んになり、陽気が腠理から発泄される時に、寒風、寒水、皮毛の湿汗等が腠理を塞ぐ事で、発泄されるべき熱が皮毛腠理に鬱滞している状態です。

 

 

 

冷えや拭き残した汗だけでなく、物理刺激や衣類の圧迫によっても、腠理の局所的な開闔不利が生じ、皮毛に熱が鬱滞してしまいます。

 

 

 

主な症状としては、皮膚が熱を持ち発赤し、広範囲に扁平性の丘疹ができたり、小水疱ができ、痛みや痒みが生じます。

 

 

 

程度が軽ければ「痱」となり、重ければ「痤(ニキビ)」となります。

 

 

 

熱の発生原因と、腠理の開口を妨げている原因に対して治療することがポイントとなってきます。

 

 

 

皮膚に物理刺激を与えたり、汗を放置すると痒みが出るスタッフがいるので、暑邪が厳しくなる前に治療しておこうと思います。

 

 

 

参考文献

『中医皮膚科学』 東洋学術出版社

 

 

 

 

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おばんでございます。樫山です。

 

 

 

 

今日から3月になり、春を思わせるような暖かい天気になりましたね。

 

 

 

 

前回、嗜睡が起こる中医学的な弁証分類の①と②をお話しました。

 

 

 

 

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春の日差し③

 

 

 

 

今回は、その他の分類をみていきます。

 

 

 

~分類~
①湿による嗜睡
②脾虚による嗜睡
③腎陽虚による嗜睡
④腎精不足による嗜睡
⑤陰虚による嗜睡

 

 

 

 

③腎陽虚による嗜睡

腎陽虚による嗜睡は、腰が冷えて痛い・下肢の冷え・寒がる・尿量が少ないあるいは多尿・浮腫・舌質が胖で淡・舌苔が白などの冷えの症状を伴います。

 

 

 

病邪が直接、腎の臓を侵犯するか、大病後・慢性疾患・高齢などで体が虚弱することなどが原因で、陽気が消耗し、陽虚陰盛となり、陽が陰を抑えることができなくなり嗜眠が起こります。

 

 

 

 

④腎精不足による嗜睡

腎精不足による嗜睡では、頭がぼーっとする、思考力が鈍い、仕事を続ける元気がない、体がだるい、耳鳴り、聴力減退などの髄海不足の症状を伴います。

 

 

 

髄海について

院長ブログ 参照

 

 

 

過労、慢性疾患、高齢で体が虚弱などにより腎精が不足して髄海が空虚になり嗜眠が起こります。

 

 

 

⑤陰虚による嗜睡

陰虚による嗜睡では、精神疲労があって眠く、目を閉じるとすぐ眠ってしまい、呼ぶとすぐ目覚める。眠っているようで眠っていなく、目が覚めているようで目が覚めていないなどの症状を伴います。

 

 

 

体力が極度に減退し、体が本能的に体力改善を主に行わなければいけない時の状態とも言えます。

 

 

 

 

陰虚による嗜睡は、陰気不足で心陰が滋養を失い、心神の活動が減弱する為に嗜睡が起こります。

 

 

 

 

続く・・・

 

 

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