東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診に関して56(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)④)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

先週に引き続き、「⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

3. 月経痛(痛経)について

 

 

 

A.痛経:月経痛、経行腹痛 dysmenorrhea

 

 

痛経とは、月経期あるいは月経の前後に下腹部に強い疼痛が発生することを言います。

 

 

初潮を迎えて数年間はあるのが普通で、月経周期などが安定してきても尚痛経があるものは病理である可能性が高いです。

 

 

その場合、痛経がどの程度の痛さなのかが問題となり、ごくごく軽度で日常生活に全く支障がない程度のものは正常範囲とみなされます。

 

 

患者さんが痛経に関して、どの程度の苦痛を感じているのかを聞くことが大切です。

 

 

例えば、仕事を休むほど、寝込んでしまうなど。

 

 

1 )器質的病変:子宮や卵巣、その他骨盤内そのものに問題がある場合も多いので注意が必要です

 

 

2)機能的病変:精神的に起こる→気血の運行が大きく関与

 

 

B. 痛みの起こる期間

 

 

 

邪気が中心か、正気の弱りが中心かを判断しなければなりません。

 

 

そのために、月経前後の変化を聞くことが大切です。

 

 

 

C. 痛みの性質、種類

 

 

 

・遊走性・間欠性・脹痛・痛みに下堕感を伴う。→気滞

 

・固定性・持続性・塊がある・塊が出ると痛み軽減する。→瘀血、血瘀

 

・激痛・ひきつるように痛む・圧痛がある。→実証・熱証

 

・鈍痛・押さえると楽になる。→虚証

 

・絞扼痛→寒証

 

・刺すような痛み→熱証・血瘀

 

 

 

D. 痛みが出現する腹部以外の部位

 

 

 

月経時期や月経の前後に腹部以外の部位が痛むことがあります。

 

 

その部位から、どの位置で気血の停滞が起こっているのかがわかります。

 

 

1 )頭痛や肩凝りが出現する場合は上焦における気血の停滞。

 

 

2)上腹部痛や背部痛の場合は中焦での気血の停滞。

 

 

3)腰痛や下腹部痛で、あれば下焦での気血の停滞。

 

 

4)頭痛もあり、上腹部も下腹部痛もあれば上焦~下焦にかけてすべてにおいて気血が停滞する傾向がある。

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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問診に関して55(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)③)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

先週に引き続き、「⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

3)血の性状

 

 

① 臭いが強い→熱傾向

 

 

② 粘性が強く血塊が多い → 瘀血、瘀熱

 

 

血塊は、ごく小さなものから、鶏卵大までいろいろあります。

 

 

毎回の生理で出るのか、そうではないのか、などを詳しく問診する必要があります。

 

 

③ 希薄でサラサラしている → 寒熱に関しては大きく傾いていないと考えます。

 

 

 

c. 月経前・中・後の状態

 

 

1)精神状態

 

 

① 月経前にイライラが顕著になる → 肝気実型。

 

 

② 月経前にイライラする反面、落ち込む → 肝気実と心脾の弱り

 

 

③ 月経中~後に落ち込む(漠たる不安感)→ 心血虚や脾腎の弱り

 

 

2)体調

 

 

生理後の状態(虚実の判別において、非常にウエイトを占める問診)

 

 

① 生理前に様々な不調を訴え、生理後に体全体がスッキリする →大きな正気の弱りはない(邪実型)

 

 

② 生理中~後に体全体の疲労倦怠感が顕著になる →虚・血虚

 

 

3)大便の状態

 

 

① 月経前に便秘になり、月経が始まると出やすくなる(軟便~下痢)→ 肝脾不和

 

 

肝気実が強すぎる肝脾不和型の場合、生理前に便秘にならずに下痢になることがあります。

 

 

② 月経後に便秘になる → 気血の弱り (脾虚や腎虚)

 

 

d . 月経時の養生

 

 

1 )血の停滞を避けるため、油膩物や、 寒涼の薬物を用いない。

 

 

2)刺激性の物や、生冷の食物の摂食を避ける。

 

 

3)冬季には、保温に気を付け、夏場にも体を冷やしてはいけない。

 

 

4)精神面はのびやかに過ごす。

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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