東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

Search Results for: 月

問診に関して54(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)②)

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************

      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
*********************************************************************************************

 

 

こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今週から「⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

2. 女性カルテでの問診

 

 

 

人体の基本的な臓腑、経絡、 気血津液の生理機能に男女の差異はありませんが、

 

 

女性は男性に比べて毎月、月経が来たり、妊娠出産したりで、血の変動が大きいので月経や出産などの情報から

 

 

素体としての気血の過不足や気血の停滞しやすい部位、変動しやすい臓腑が何かなどを解析しやすいです。

 

 

A.月経の一般的な状態

 

 

 

1)初潮:14歳(現代は10歳前後)

 

 

2)周期:28±7日(月経が終わって次の月経が始まるまで)

 

 

3)経期:3〜5日、長くても 6~7日

 

 

4)量の変化:1回ごとの総量は50〜80cc

 

 

始め量は少なく、次第に多くなり、2日目は最も多くなり、以後次第に少なくなって終わります。

 

 

明らかに多すぎたり、少なすぎたりするのは異常があります。

 

 

5)色の変化:”紅”(指を切った色よりも濃いめ)から日が経つと徐々に”深紅”となり終了時には“黒茶”の強い色調となるのが正常。

 

 

6)血の質:薄くもなく、粘っこくもなく、明らかな血の塊がなく、特別な臭いがない。

 

 

7)帯下:生理と生理の間に多い、常に出ている。卵の白身状のものは正常。

 

 

 

B . 月経の異常

 

 

1 )月経周期

 

 

① 一般的に早く訪れる→熱傾向

 

 

② 遅く訪れる→寒傾向

 

 

③ 年に数回、あるいは無月経 →虚証もしくは瘀血や気滞などの実証、あるいは虚実挟雑証

 

 

2)経血の色と量

 

 

① 鮮紅色で多量 → 熱

 

 

② 暗紅色で少量 → 寒

 

 

③ 淡紅色 → 血虚傾向、正気の弱り

 

 

④ 暗紫色 → 瘀血

 

 

実際の臨床では、「色が薄く多量」の場合に、脾不統血や脾腎陽虚によるものもあり、逆に邪熱が強すぎて血が煎熱されて「色が濃く量が少ない」場合もあります。

 

 

よって色と量のみで短絡的に寒熱虚実を決めつけることはできません。

 

 

経血の量の多少の判断は、おおよその目安として、生理用ナプキンを交換する時聞が1日何回か、あるいは昼用か夜用か、などから推測していきます。

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 

清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

 

 

 

問診に関して53(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)①)

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************

      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
*********************************************************************************************

 

 

こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今週から「⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

女性に関わる問診:月経について(女性カルテ)

 

 

 

女性にとって、月経の状態は病気や体の変化に大きく左右され、東洋医学においても身体の異常を診る上で非常に重要な項目になります。

 

 

 

生理の状態というのは、月経痛などがない人にとっては、あまり気にしないかも知れませんが、それぞれの体質によって様々な月経の状態が存在します。

 

 

 

これが普通なのかなと思っていても異常のサインを発している場合も多々あります。

 

 

 

更年期による様々な症状もその一つです。

 

 

 

月経に関しては特に細かく問診するのは、女性にとって体質や病気を知る、より的確な情報となるためです。

 

 

 

できる範囲で情報収集すると、より正確な弁証に近づけることが可能となります。

 

 

 

1 . 月経の東洋医学的メカニズム

 

 

 

月経前に腎気が盛んとなり、衝任脈が通じ、そこへ気血が盛んとなり、受胎できる状態となります。

 

 

 

受胎すれば腎気の主導のもと、肝は血量を調節し、脾は化生を主り、心は胞脈を主り、衝任脈は充満し、胞中に注がれ、胞宮は気が満ち血が盛んとなり、胎児に生育環境を提供し養育します。

 

 

 

受胎しなければ、充満した余分な気血は経血として排出されます。

 

 

 

よって、月経、帯下(後述)、受胎、出産、授乳(後述)には、腎、肝、牌、心、衝、任、督、帯脈といった臓腑や経絡が関わってきます。

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 

清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

 

 

 

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ