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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回は房労について書いていきます。
房労とは、性生活に節制がないことを意味します。
精は気に化し、腎精から生化した「腎気」が腎の機能を発現しています。
腎の精気の盛衰は、生殖、生長、発育に関係しており、幼年期から充盛を開始し、思春期には精気が満たされ、「天葵」と呼ばれる物質が生じます。
天葵とは生殖機能の基本物質で、男性は精子を産生し、女性は排卵を開始し、定期的な月経が始まり、生殖能力が備わります。
素問「上古天真論篇」にも記載されていますが、女性は14歳、男性は16歳で天葵が充盛されると考えられています。
房労は主に、腎精が消耗する為、陰精不足により腰痛、足腰が怠く無力、めまい、耳鳴り、遺精、健忘、不眠、帯下、不正性器出血、流産などがみられます。
腎精が不足することにより、五臓六腑を滋養できなくなり、腎が主っている、発育の不良や、生殖能力の減退など症状が中心となります。
これが長期に渡ってくると、腎陽不足による冷え、インポテンツ、滑精、五更泄瀉などの症状が認められるようになります。
腎精がしっかりしていることで、天葵が至り命門の火が高ぶり、性欲や宗筋勃起を維持することができています。
その為、腎精が低下することにより腎陽も低下し、命門の火が衰え、冷えやインポテンツなどの症状が出てくると考えます。
性欲などは腎だけの問題だけではなく、心の関わりが大きいと考えられていますので、性欲=腎と考えるのではなく、色々な面から慎重に検討していく必要があると思います。
参考文献
『基礎中医学』 神戸中医学研究会 (燎原)
『中医病因病機学』 宋 鷲冰 主編 柴﨑 瑛子訳 (東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践編』 監修 藤本蓮風 編者 一般社団法人 北辰会 学術部
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こんばんは。松田です☆″
今年もついに梅雨入りしましたね。
意外と平年よりも3日ほど遅いようですね。
梅雨に入り、蒸し暑くなると、体が湿っていて熱が発散できず、熱がこもってしまうので意外と熱中症が多くなってきますね。
上手くエアコンを使用して、熱中症予防をしていきましょう。
先週から学校も通常通りに再開しました。
再開して2週間、ようやく少し慣れてきた感じですが、教員側として辛いのはマスク着用での授業ですね。
普通のマスクだと割と息苦しさを感じるので、夏用のひんやりして息苦しくないマスクをネットで購入しました。
まだ届いていないので、分かりませんが、どのくらい快適なのか楽しみです。
学生さん、特に1年生にとっては、新しいことばかりで、しかも4月・5月に出来なかった分の授業が主に6月・7月にギュッと詰まっているので、かなり大変だと思います。
今年度私は1年生の東洋医学概論という科目を担当していて、全く初めて聞く言葉ばかり出てくる東洋医学なので、毎年1年生の時に苦手意識を持ってしまう学生さんも多いです。
これまで、2年生の東洋医学概論を担当していたので、1年生で苦手意識があっても一度聞いていることなので、何とかフォローできていましたが、1年生は責任重大ですね。
初めて食べる料理でも美味しくなかったら、今後もう食べなくていいかなとか、どこかに行ってもあえて食べないなという気持ちになると思います。
何とか色々工夫しながら、東洋医学って面白いなとか、歴史があって効果があるんだなとか、東洋医学の理論を用いて治療してみたいなとか、良い印象を持ってもらえると良いなと思います。
せっかく東洋医学である鍼灸をやりたいと思って入学しているので、苦手意識を持たずに、しっかり理解してもらえるように頑張っていきたいと思います。
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