東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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血の病㉒

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

とうとう今年も残り2か月。

 

 

張り切っていきましょう。

 

 

前回の続きです。

 

 

前回の話はコチラ

 

 

前回は、血と心神の関係に関して書きました。

 

 

今回は、血と肝に関して書いていこうと思います。

 

 

東洋医学における「肝」には、色々と働きがあります。

 

 

その中で血に関する働きとして、血を貯蔵し、血流量を調整する「蔵血作用」があります。

 

 

血が何かしらの原因で虚して不足すると、様々な症状が出てきます。

 

 

まずは、肝血不足について書いていきます。

 

 

血液の流量の調整する働きが失われ、全身の各処に血液が充分に行き渡らず、様々な機能低下を招きます。

 

 

肝は眼や筋肉、関節、爪などと非常に深い関りがあります。

 

 

眼や爪、筋肉、関節などに問題が発生したり、肝は血海とも言われ、血海が不足すると月経の量が少なくなったり、閉経してしまったりします。

 

 

この他にも、肝に蔵される血が不足することで、肝の働きが低下し、疏泄の低下などを引き起こす可能性もあります。

 

 

こういった部分に関しては、意図的に問診をして、明らかにする必要はあると思います。

 
 
 
その他にも、血は気の乗り物なので、血が何かしらの原因で減少すると、気は乗り物がなくなり、気虚を招いてしまう場合もあります。
 
 
 
その流れで、例えば血虚から気虚を引き起こし、その中で脾の気虚を招き、統血作用が低下することで、出血傾向になる可能性もありますし、気虚から固摂機能が低下することで、出血を引き起こしやすくなる可能性もあります。
 
 
 
その他にも、血と精は同源なので、血虚を招くと、精も減少する可能性もあります。
 
 
 
出血1つとっても色々なメカニズムが考えられるので、しっかりと頭に入れておく必要があります。
 
 
 
また、気と血、血と精、気と精とこれらは同源であることから、1つと減ると他も減少してしまう可能性があります。
 
 
 
そういったことも含め、基礎的な部分ではありますが、しっかりと把握しておく必要があると思います。
 
 
 
 
 
参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 
 
 
 

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プラセボとは(同一化の法則)⑧

 

 

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こんばんは 謝敷です。
 
 
 
 
 
 
11月になりましたね。
そして、今年も残すところあと3か月。
夏が終わると本当に、一年はあっという間に終盤へ… 本当に早いですね。
冷え込みとともに、日の沈む早さにも驚きます。まさに釣瓶落としのごとくです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、プラセボについて書かれている論文を見ています。
これまで
なかなか長い道のりです。
 
 
 
 
 
 
今日からいよいよ、このレポートで述べている
プラセボとは「同一化の法則」である、という部分を読み解いてみようと思います。
 
 
 
 
 
 
導入部分は、これまた難しく、
プラセボとは、
直接的な事象を超えた、目に見えない(しかし算出可能な)抽象概念にある、と書かれています。
 
 
 
 
・・・?
 
 
 
 
そして、
これは、ニュートンの表現では「質量と力」であり、
ファラデーとマクスウェルの表現では「電磁場」であり、
アインシュタインの表現では「時空とエネルギーであると…
 
 
 
 
・・・どんどん、全然わからなくなりました笑
 
 
 
 
 
しかし文章は切り替わり、プラセボの機序は「同一化」にあるという説明が始まります。
 
 
 
 
 
「同一化」とは、
危険を感じた時に活性化する本能的なパターンで、
そのはじまりは、乳幼児にさかのぼると説明しています。
 
 
 
 

人間の乳児は無力で依存的な状態で生まれ、

支えや導きがなければ生き残ることはできません。
そのため、保護し、助けてくれる存在を認識し、
絆を結ぶように本能的に備わっていると言います。
 
 
 
 
 
 
無力で依存的な乳児は、潜在的な保護者の表情や微表情の中に、
その人が本当に養い、守ってくれるのか、
不安を掻き立てるものがないかを探ります。
そして、最も不安や疑念を抱かせにくい人物こそが、
乳乳児が同一化する人物となるというのです。
 
 
 
 
 
 
よって
 
 
 
 
同一化
=①被験者の無力感×②被験者の依存感/③他者に対し知恵感じる不確実性
 
 
 
 
 
という式を用いて「同一化」は法則性を説明できるとしています。
 
 
 
 
 
 
つまり、
同一化の度合いは、
①主体の無力感と②依存度の積に比例し、
主体が他者のケアに関して感じる不確実性に反比例すると言えます
 
 
 
 
 
 
無力感や依存度が高い程、同一化は強くなり、
相手に対する不確実性が大きくなるほど、同一化は弱くなるということですね。
 
 
 
 
 
この無意識の決定、”同一化”が起こると、
権威者から子どもへと情報が流れ、
権威者の思考、アイデア、行動は、
自律的に子どもの思考、アイデア、行動へと変化していきます。
 
 
 
 
 
 
そのため、同一化して得た情報は、本人が意識するかしないかに関わらず
理性や批判といった影響を受けないレベルで、
子ども(患者さん)の行動や振る舞いに影響を与えます。
 
 
 
 
 
 
 
これは子供が幼少期から親に「あれは危険」と言われていれば、
それに脅威を感じたり、
宗教感や倫理、美的観念と同様に、子供の思考に影響を与えるのと同様ということ、のようです。
 
 
 
 
 
 
続きは、来週!
 
 
 
 
 
 
 
 
<参考文献>
Bierman SF, Weil A, Dahmer S. Placebo and the law of identification. Front Psychiatry. 2024 Dec 6;15:1474558. doi: 10.3389/fpsyt.2024.1474558. PMID: 39713767; PMCID: PMC11659211.
 
 
 
 
 
 
 
 

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