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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
続いて西洋医学的にみてみましょう。
たんぱく質は、筋肉や皮膚、臓器、爪、毛髪など体のあらゆる器官をつくるのに欠かせない栄養素です。
豚肉にはたんぱく質を構成するアミノ酸が豊富に含まれており、体内で生成することができない必須アミノ酸もバランスよく摂取することができます。
また、気になる脂質は、健康維持や脳の情報伝達を促進する働きがあるため、適量を摂取する必要があります。
豚肉の部位によって脂質の含有量が異なるため、ダイエット中で脂質を制限したい方は、ヒレなどの赤身を選ぶと良いでしょう。
ビタミンとミネラルは、食肉に多く含まれている栄養素ですが、豚肉にはビタミンB1をはじめとするビタミンB群や亜鉛、鉄分、カリウムなどが特に豊富に含まれています。
この様に、実は疲労回復や美容などに効果のある栄養素が豊富に含まれているます。
豚肉は良くブタミンとか言われている位、ビタミンが豊富なイメージでしたが、ビタミンやたんぱく質だけではなく、色々な栄養素が含まれているんですね!
続いて、東洋医学的にみていくとどうでしょう。
豚は、五行でみますと、五畜の「水」に属します。
体質を丈夫にし、病気への抵抗力を高める作用があります。
豚肉の属性として、寒熱は平(微寒)で作用は潤、五味は甘、塩味、臓腑は脾と胃と腎です。
「平性(微寒)」の為、やや体を冷やす作用があり、「潤」の作用があるため、体の水分を潤す作用があります。
また、「甘」の為、甘い味で緊張をゆるめ、滋養する作用と、「塩味」で堅い物を柔らかくする作用があり、脾の臓と、胃の腑、腎の臓に影響を与えます。
「平(微寒)」の為、体に余分な熱を籠らせにくい性質があります。
なので、身体の冷却水の不足により、熱が溜まってしまっている「肝陽上亢」の方も食べても悪影響を与えることは少ないでしょう。
また「潤性」であるため、余分な水分を生じやすい為、病理産物である痰を形成しやすいです。
その為、食べすぎで消化不良を起こし、体内に老廃物の溜まってしまっている「食積痰湿」の方や、冷え症で水分代謝が低下している「陽虚」の方、下痢傾向のある「高年者」の方などは控え目にした方が良いです。
内臓は牛肉と同様、部位により性質や効能などが違います。
豚肉は生では食べられないのでしっかり加熱してから食べてください!!
続く
参考文献
東方栄養新書 メディカルユーコン
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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
今回は、豚肉について書いていこうと思います。
まずは歴史から。
紀元前4000年地中海の古代ギリシャの遺跡から、大量の豚の骨が発見されているそうです。(お供え物として利用されたらしいです。) また、紀元前2000年以前から、豚を飼育していたという記録が中国にあるようです。
非常に昔から、人間の食生活と関わりのある動物なのですね。
ちなみに、日本で豚の飼育が開始したのは、明治時代と言われています。
それと同時期に、「豚カツ」というメニューで知られ盛んになったと言われています。
豚も牛と同様に、明治時代に盛んになったのですね。
また、沖縄料理では、豚肉がよく使用されていますが、これは豚肉を多用する中国の影響を受けていると言われています。
ちなみに、豚ってもともとは、猪だったのはご存知ですか?
猪が簡単に捕獲できる間は、飼い慣らして繁殖させる家畜化の必要はありませんでした。
しかし、人口が増加し、食料の確保、安定供給が要求されるようになって家畜化が始まりました。
人間側の要求により、一部の猪は家畜化されて豚へと変身していったようです。
続く
参考文献
東方栄養新書 メディカルユーコン
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