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こんばんは。齋藤です。
三寒四温を経て、だいぶ気温の高い日が多くなってきている東京では、少しずつではありますが桜が咲き始めています。
そんな春を感じる今日この頃ですが、明後日21日には春分の日、二十四節気でいう「春分」をむかえます。
二十四節気で四番目に訪れる春分は、旧暦3月の節気になります。
期間は、3月21日~3月30日までとなっております。
「日、天の中(ちゅう)を行きて、昼夜等分(ひるよるとうぶん)の時なり」と暦便覧にも記載されていますが、この日は、真東から昇った太陽は真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ等しくなります。
北半球ではこの日を境に、次第に昼が長く、夜が短くなります。
春の彼岸は、春分の日を中日とし、前後3日間をあわせた7日間を言います。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、この日を境に寒さも峠を越して温和な季候となるとされます。
また、彼岸は、「現世を離れ極楽浄土の岸に到る」という意味の仏教の言葉で、墓前に花や線香を手向け先祖を供養する姿が見られます。
そして、その春分は3つに分けることができ、以下のようになります。
初候:雀始巣(すずめはじめてすくう)3月21日頃
雀が巣を作り始める頃です。
昼の時間が少しずつ伸び、多くの小鳥たちが繁殖期を迎えます。
俳句や民話、童謡にも用いられ、日本人にとって古くから身近な存在である雀ですが、最近では生息数が少なく、貴重な存在になってきていますね。
次候:桜始開(さくらはじめてひらく)3月25日頃
全国各地から桜の開花が聞こえてくる頃。本格的な春の到来です。
きれいな桜の木の下で、自然に感謝し春を祝福しましょう。
末候:雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)3月30日頃
春の訪れを告げる雷が鳴り始める頃。春雷は虫出しの雷とも呼ばれています。
季節の変わり目であり大気が不安定であることから、雪や雹を降らせることもあります。
ちなみに、彼岸とは「雑節」の1つです。
この聞きなれない雑節ですが、季節の移り変わりをより適切につかむ為に設けられた特別な暦日です。
二十四節気は中国から伝わってきましたが、農業に従事する人は、二十四節気だけでは十分に季節の移り変わりを感じ取れませんでした。
その為、二十四節気を補助するために設けられた、日本独自で考えられたもの。それが雑節だそうです。
日本にはいろいろな考え方があっておもしろいですね。
天気予報などない時代は、季節の移り変わりを感じ取り、色々な行事を進めていったのでしょうね。
次候にもありましたが、そろそろお花見の季節、飲み過ぎ食べ過ぎには十分に気を付けましょう。
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こんばんは。齋藤です。
暑い日が続いたかと思えば、急に寒くなり、体が付いていかない日が続いていますね。
そんな春を感じ始める今日この頃ですが、明日3月6日は二十四節気でいう啓蟄(けいちつ)を迎えます。
二十四節気で三番目に訪れる啓蟄は、旧暦2月の節気になります。
期間は3月6日~3月20日になっております。
二十四節気は半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候です。
二十四節気は古代中国で作られ、現代でもそのまま使用されていますが、七十二候は時代に合わせて変化してきました。
現在使われているものは、明治時代に改訂されたものだそうです。
二十四節気でみる啓蟄は「陽気地中に動き、ちちまる虫、穴開きでればなり」(暦便覧)と記載されています。
どういう意味かというと、「春の陽気を感じ、地中で冬籠りをしていた虫が動きだし、はい出してくる季節」という意味です。
東京で働いていると、虫が動き出してくる感じがまったく感じられないのですが、徐々にではありますが、春の陽気は感じられる様になりましたよね。
七十二候でみると以下の様になります。
初候:蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)3月5日頃
戸を啓いて顔を出すかのように、冬ごもりをしていた生きものが姿を表す頃で、すみれや、れんげ草が咲き始め、春らしさがましてくる時期でもあります。
次候:桃始笑(ももはじめてさく)3月10日頃
桃の花が咲き始める頃で、古来日本では、花が咲くことを「笑う」と表現し、「山笑う」は春の季語です。
笑う=咲くって面白いですね。
末候:菜虫化蝶(なむしちょうとなる)3月15日頃
青虫が紋白蝶になる頃で「菜虫」は菜を食べる青虫のこと。菜の花が咲いてまさに春本番です。
啓蟄が終わると、春分を迎えます。
なので、本格的な春を迎える直前の季節という感じですね。
この様に、二十四節気や七十二候を見ながら、季節を感じていくのも楽しいですね。
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