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こんばんは、角田です。
前回までの話
シュタイナー教育
シュタイナー教育 (その2)
シュタイナー教育 (その3)
シュタイナー教育 (その4)
シュタイナー教育 (その5)
シュタイナー教育 (その6)
シュタイナー教育 (その7)
とうとう最後になりました。
なんとなくシュタイナー教育というものがご理解頂けたでしょうか?
自由への教育、人を身体と心と魂に分けた考え方、成長を7年周期に分け、特に7歳までの模倣の時期が大切という事、4つの気質をもとにした個性の把握など
細かくいうとまだまだありますが、以上の事が基本で捉えられていれば一般的な理解につながると思います。
もっと専門的に知りたい方は直接、シュタイナー教育を実践されている学校に出向き聞いてもらうのがいいと思います。
やはり、百聞は一見に如かずです。
いくら大人があれこれ言おうとも、その本質がみたければ、実際に教育を受けて育っている子供を見るのが1番かと思われます。
そして、お気づきの方も多いかと思われますが、シュタイナー教育の思想って東洋医学に近いんですよね。
まず、人を体と心と魂に分けて、バランスをとるという形をとっているのも、我が院長が所属しておられる(社)北辰会の理念、心と身体と魂の救済と方法さえ違いますが似ています。
また、成長を7年周期とした考え方も、東洋医学の中では男は8年、女性は7年周期に成長するといわれているのと似ていますし、根本的に自然を中心に考えている事など類似性が多々ある気がします。
発生の時代、場所は違いますが、このシュタイナー教育というものと東洋医学の相関性を気にしながら、現在の生活環境に適した方法で今後の育児に役だてて行きたいと思います。
こんばんは、角田です。
前回までの話
シュタイナー教育
シュタイナー教育 (その2)
シュタイナー教育 (その3)
シュタイナー教育 (その4)
シュタイナー教育 (その5)
シュタイナー教育 (その6)
前回、シュタイナー教育 (その6)で4分類の簡単な特徴を書きましたので、今回は分類別の接し方について触れたいと思います。
胆汁質の子どもは
常に外側に気持ちが向けられていて、それは未来に向かっていますので、
競争、ライバルは胆汁質の子にはいい刺激になり必要な存在になります。
難しい仕事をすることも大好きで、それを成し遂げようと、すばらしい行動力や集中力を発揮します。
このような子どもには、大人がその存在や能力を認めてあげる機会を多く作ると良いみたいです。
多血質の子どもは
移り気で集中力に欠けるところがあって、じっとしていることが苦手なので、
このような子どもには、いろいろな用事を頼んで動いてもらい、集中の力を養っていくと良いです。
興味がいっぱいあっても誰か一人への興味があるはずです。多血質の子どもには誰かへの愛が必要だそうです。
粘液質の子どもは
機嫌の起伏はおだやかなので、ひとつのことを忍耐強く守り続けることができます。
このような子どもには、眠りから起こすように、時々意識を目覚めさせてあげると良いそうです。
後は、友達がいることが大切で、他の子どもたちと共に体験することが大切みたいです。
憂うつ質の子どもは
自分よりも深く悩んでいる人を見つけると、相手の痛みに共感し、寄り添ってあげることができます。
このような子どもには、時々そのような機会を与えてあげるとよいです。
簡単ではありますが、このように4つの気質に対する接し方はそれぞれ違います。
ただ、この気質を考えた上で教育を進めていくのに大事なのは、足りない気質を補ったり強めたりするものではなく、その子の気質を受け入れて、
一番優位の気質と同じ気質で接する事により、その気質を育てる事が出来ると考えられています。
どうすればいいかと言うと、子どもと接するときは、子どもと同じ気質を、自分のなかで強く働かせるようにすると効果があるそうです。
また教師は、個々の子どもの気質に合わせて対応することが大事だといわれます。
あと、子どもは気質に従って席を決めるべきだといわれます。
「毒をもって毒を制す」というやり方です。たとえば、粘液質の子ども同士だと、互いにうんざりしてきて目を覚ますのだそうです。胆汁質同士だと誰もリーダーになるのを許さないので、あきらめ合うことを学ぶというのです。
席の位置は、粘液質の子どもは窓側、憂うつ質の子どもは後ろの席で静かでほっとでき暖かいところ、胆汁質はドアの近く、多血質は部屋の中心だそうです。
このように、シュタイナー教育では気質を大事にしています。それは、子供をより理解することにより、個性を伸ばし、自由を得るために有効な教育法の一つなのです。
次回でシュタイナー教育シリーズは最後になりますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。
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