東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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秋の長雨

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

雨が多いですね。

 

 

 

雨がほとんど降らなくて、水不足を心配していた時期が懐かしく思いますね。

 

 

 

急に気温も下がり、急いで長袖を用意した人も多いのではないでしょうか。

 

 

 

この時期、9月半ば頃~10月上旬頃に降る長雨の事を、秋雨と言います。

 

 

 

そんな、秋雨に別名があったのはご存知でしょうか。

 

 

 

・秋霖(しゅうりん)

 

 

 

・秋入梅(あきついり)

 

 

 

・秋湿り(あきじめり)

 

 

 

・秋さずい

 

 

 

・秋の地雨

 

 

 

こんなにあるんですよ。

 

 

 

秋霖とかかっこいいですよね。

 

 

 

雨冠に林がついて、霖(りん)。

 

 

 

こんな字があったなんて初めて知りましたが、ふりがなが無いと読めないですね。

 

 

 

秋の初めに降る雨の事を意味するようです。

 

 

 

秋入梅という別名がありますが、入梅というと夏の前を想像してしまいますよね。

 

 

 

しかし、梅雨=長雨という意味なので、季節は限定されません。

 

 

 

この時期にふる長雨の事を、秋の長雨と言います。

 

 

 

なので、秋の長雨というのは、夏の終わりと、秋の訪れを知らせる長雨なのです。

 

 

 

秋というと、秋晴れが続いて過ごしやすい季節というイメージがありますが、天気予報でよく聞く、秋雨前線が発生するため、第2の雨期であったりもします。

 

 

 

ただ、梅雨とは違い、規模が小さい為、梅雨入り宣言がされない様です。

 

 

 

秋湿り、秋さずい、秋の地雨について色々と調べてみたのですが、はっきりしませんでした。

 

 

 

素敵な響きなんですけどね。

 

 

 

何かわかったら、書いてみようと思います。

 

 

 

ちなみに、秋時雨という言葉がありますが、こちらは秋の終わりから、パラパラと降る雨という意味なので、全く意味合いが違います。

 

 

 

日本語は複雑ですね。

 

 

 

雨が続き、肌寒を感じる日もありますが、体調管理には充分気を付けて、食欲の秋を満喫しましょう。

 

 

 

ちなみに、秋の長雨は「あきのながさめ」と読みますので、ご注意を。

 

 

 

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こんばんは 浅田です

 

 

 

先日、「西瓜(せいか)」について書きました。

 

 

 

「西瓜(せいか)」という生薬

 

 

 

「西瓜」に続き、今日は「南瓜(なんか、なんきん)」についてまとめてみました。

 

 

 

「南瓜」の原産地は中米ですが、江戸時代にカンボジアが原産地であると誤解されていたことから、「南瓜」を「カボチャ」と呼んでいるそうです。

 

 

 

性味は、甘、温、潤、降

 

 

 

帰経は、脾胃

 

 

 

効能は、健脾益気、消炎止痛(外用)

 

 

 

「南瓜」は甘温性ですので、温性の物を食べ過ぎると、舌が紅くなったり、顔面に痤瘡ができたり、熱が篭って起こる症状が現れるはずです。

 

 

 

しかし「南瓜」を過剰に食べ過ぎると、舌が白くなり、下痢や浮腫が生じます。

 

 

 

これは、甘温性より、潤いの性質の方が強く、余分な水分が溜まってしまうからです。

 

 

 

元々、湿痰が溜まっている人には注意が必要です。

 

 

 

また、「南瓜」の種子である「南瓜子」は、殺虫、駆虫の効能があり、条虫、回虫、住血吸虫に効果があると古くから言われています。

 

 

 

「南瓜」は冬至に食べると言われていますが、旬は夏から秋です。

 

 

 

是非この時期に食べてみて下さい。

 

 

 

 

参考文献

『中医臨床のための中薬学』

『東方栄養新書』

 

 

 

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