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こんばんは 謝敷です
あまりドラマは見ないのですが、総合診療医が主役という「19番目のカルテ」というドラマが始まったとのことで、録画して見てみました。
主役やまつじゅん!嵐世代としても、嬉しいです。笑
そして、そのドラマ、なんと、1話目の患者さんは、この線維筋痛症の患者さんでした!
(これはネタバレというのでしょうか…あまりネット社会のことが分からず、申し訳ありません)
「異常なし」「ストレスのせい」「年齢のせい」…
身体に不調を抱える中、これらの言葉で対処されてしまうことは、
患者さんにとって孤独の戦いの始まりになってしまう…
私が東洋医学を学びたい、広めたいと思うきっかけは、
まさにこうした患者さんを病院で目にすることが多かったためでして、
映画でもないのに、見た後、涙が止まりませんでした。
でも診断だけでは、なかなか症状は変わらない。
診断されたからと言って、適切な治療法が確立されていない疾患が沢山あるのが現実です。
東洋医学も、もちろん万能ではありません。
でも、適切な診察を行なえば、「原因不明」と「成す術なし」にはならない、という点が、
私にとって、最大の東洋医学の魅力でもあります。
さて、この患者さんは、東洋生医学ではどのような状態と考えられ、なぜ鍼灸が有効だったのでしょうか。
今日は考察を見ていきます。
先行研究では、線維筋痛症は自然緩解する可能性が低いことが報告されていますが、
この症例では、約3か月の間に、重症度が重度から軽度に軽減しました。
この要因として、以下の3点が述べられています。
・西洋医学とは異なる治療理論と治療法を用いたこと
・線維筋痛症発症の早期段階で介入できたこと
(痛みが慢性化している患者さんでは、表皮内の神経線維見d都度の低下が報告され、鍼治療が効きづらくなる可能性が報告されています)
・患者さんが抗精神薬(SSRI)を服用していたこと
(鍼治療もSSRIもセロトニン系の神経活動を調整し、痛みを改善する可能性が示唆されています。
今回SSRIと鍼治療を併用したことが、疼痛の緩和に相乗的な効果をもたらした可能性が考えられます)。
こうした症例をきっかけに、線維筋痛症という疾患の認知度が上がり、
早期の治療開始の重要性が認められ、
西洋医学と東洋医学の同時介入から、重症化の予防、痛みの改善に繋がる未来が描かれたらいいですよね。
論文という文字の羅列ですが、こうした総合診療医の先生の熱い思いが伝わってくる症例でした。
Masuda T, Egawa K, Takeshita Y, Tanaka K.
Early-Phase Intervention With Traditional Japanese Acupuncture and Moxibustion for Fibromyalgia: A Case Report.
Cureus. 2024 Nov 25;16(11):e74385. doi: 10.7759/cureus.74385. PMID: 39723277; PMCID: PMC11669051.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11669051/
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こんばんは 謝敷です
7月も早いもので中旬!!
小中高校生や大学生は「夏休み」ですね!!!響きが良いですね!
青い空に白い雲、空を見上げるひまわりに、蝉の声。
やっぱり夏が好きです笑
先週は、家の近くの靖国神社で行われていた「みたままつり」に行って参りました。
薄暗い境内に黄色く光る提灯や、老若男女・国籍問わず陽気に踊る人々で活気づく中央広場は、
まさに陽が盛んな夏の空気で満ちていました。
約80年前、日本の未来を思い、命を懸けてくださった昭和初期を生きた御霊に、
この境内の平和を報告し、感謝とともに私もちゃんと生きないといけないな…と襟を正す思いで手を合わせて参りました。
さて、前々回から維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告(51歳女性)を見ています。
問診、体表観察を経て、「肝陽亢進」「湿困脾」「腎陰虚」と弁証されたこの女性ですが、
週1回の鍼治療を約6週間(12回)受けた結果、症状はどのように変化したのでしょうか。
今日は治療概要と症状の経過について見ていきます。
全12回の治療では、それぞれ以下のツボが治療点となりました。
1回目 右 後渓 / 右 照海
2回目 右 胆兪 / 左 太渓
3回目 右 胆兪 / 左 太渓
4回目 左 天枢 / 右 公孫
5回目 左 大巨 / 右 公孫
6回目 左 胆兪 / 右 足三里
7回目 右 胃兪 / 左 照海
8回目 左 曲泉
9回目 左 外関 / 左 三陰交
10回目 左 胆兪 / 左 申脈
11回目 右 胃兪 / 左 照海
12回目 右 後渓 / 左 太渓
経過は良好で、全身の痛みの度合いは、初回から鍼治療の前後で7から3に減少。
6回目からは、鍼治療直後には痛みを感じない(0)と回答するようになりました。
そして、12回目には、鍼治療前でも痛みの度合いは、3程度に減少し、
線維筋痛症の診断基準もステージ4から1へ下がり、家事も再開できるようになりました。
激しい痛みから解放される時間がある、ということは、自分自身で回復する力を高めるだけでなく、
明日、来週、来月…と、未来への希望を見出す力にもなりそうですね。
良かった…涙 文面から想像する患者さんの変化には、つい胸が熱くなりますね。
次回は、鍼治療がどうして有効だったのか、考察を見ていきたいと思います!
Masuda T, Egawa K, Takeshita Y, Tanaka K.
Early-Phase Intervention With Traditional Japanese Acupuncture and Moxibustion for Fibromyalgia: A Case Report.
Cureus. 2024 Nov 25;16(11):e74385. doi: 10.7759/cureus.74385. PMID: 39723277; PMCID: PMC11669051.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11669051/
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