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こんばんは!樫部です。
本日は前回の続きで「耳鳴・難聴」の弁証分類について、お話ししていきたいと思います。
前回のお話はこちら!
弁証分類の病因は、外感、内傷の両方ともみられ、全部で9つあります。
まずは病因が外感により引き起こされる耳鳴、難聴についてお話ししていきます。
1.風熱襲肺
風熱邪あるいは風寒邪を感受し、化熱により火邪が上犯して竅と絡を塞ぐために発生します。
低音が聞こえづらく、自身の発声が大きくなったり、風が吹くような耳鳴がする特徴があります。
初期は鼻づまり、鼻汁、耳痛、耳の閉塞感、発熱、頭痛といった表証を随伴します。
鼓膜の色は紅を呈し、中耳に液が溜まることが多いとされています。
次に病因が内傷により引き起こされる耳鳴、難聴の弁証分類についてです。
2.肝火
怒りなどによって肝胆の気が上逆し、精道を犯して発症します。
難聴が重度で全く聞こえなくなり、発症が急速で、耳鳴も音が大きい特徴があります。
その他にも、耳の脹痛、耳塞感、口苦、口渇、顔面紅潮、目の充血、硬い便と色の濃い小水がみられます。
3.肝陽上亢
肝腎陰虚で肝陽が上亢するために生じます。
発症の仕方は緩慢で、難聴と耳鳴の状態に変動があるといった特徴があります。
両眼球の乾燥感、口渇、頭が脹ってふらつくなどの肝陰虚の症候を随伴し、腰膝酸軟もみられることがあります。
4.肝血虚
血の不足、大量出血、慢性病による陰血の消耗などで肝血が不足することで引き起こされます。
音量が増減する、蝉の鳴き声のような耳鳴と、聴力低下がみられる特徴があります。
また、疲労したり、午後に症状が増悪しやすいことも特徴です。
その他にも、眩暈、多夢、目の乾燥感、視力低下を伴うことがあります。
残り5つについては、長くなってしまいそうなので、次回のお楽しみということで!
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
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こんばんは!樫部です。
本日は「耳鳴、難聴」について、お話ししていきたいと思います。
外界に音がないのに耳内で鳴声を感じることを「耳鳴り」といいます。
耳のなかで聞こえる音としては、蝉の鳴き声や潮のような音を自覚します。
一般的には蝉の鳴き声のような高音で、次第に聴力が減退していくものは虚、急に発症して音の大きい低音の場合は、実であることが多いとされています。
しかし、この区分も絶対ではないので、他の所見を含めて判断していきます。
また、聴覚が低下して、外界の音が聞こえないことを「難聴・耳聾」といい、
軽症ではっきり聞こえないものを重聴、重症で全く聞こえないものを全聾といいます。
耳聾は、暴聾と重聴とに分けることが出来ます。
暴聾は突然耳聾が出現するものであり、卒聾や卒耳聾と呼ばれており、突発性難聴に相当します。
外邪あるいは痰熱が発症の原因であることが多いとされています。
重聴は、逆に徐々に聴覚が減退していく特徴があり、耳鳴りから始まって、聴覚減退に発展していくことがあります。
発症の原因としては、腎虚であることが多いとされています。
具体的な「耳鳴り・難聴」の弁証分類については、長くなってしまいそうなので、次回お話ししていきたいと思います。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
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『基礎中医学』
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