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こんばんは、松木です。
続きを書いていきます。
インフルエンザの季節(その1)
インフルエンザの季節(その2)
インフルエンザの季節(その3)
インフルエンザの季節(その4)
前回、風邪やインフルエンザを、東洋医学では基本にどのように考えるかについて書きました。
そして、普通の風邪とインフルエンザの何が違いは、
インフルエンザは症状が激しく、進行が急激であるということが挙げられると書きました。
これを東洋医学的にどのように考えるかと言いますと、
東洋医学において、病の進行には「一定の法則」があると考えています。
例えば、風邪をひいたとき、最初はゾクゾク悪寒がしていたのに、ある時から、熱っぽくなって悪寒はなくなる、なんてことがありますよね。
これは病気が、悪寒のステージから、熱っぽくなるステージに変化したと見ることが出来ます。
この、病気のステージの変化の仕方に法則がある、と東洋医学は考えています。
また、この法則というのは一つではありません。
専門的な用語で言いますと、前回書きましたインフルエンザの分類のうち
1、傷寒型のもの には「六経弁証」という考えを
2、温熱型のもの には「衛気営血弁証」という考えを
それぞれ使っていきます。
これらの法則を知っていることにより、患者さんを診た場合、
「今後どのような症状が起こる可能性があるか予測することができる」
ということになります。
そして、インフルエンザは一般の風邪に比べて症状が激しく、進行が急激であるというのが特徴として挙げられますので、
病気のステージの変化が急激である、ということが分かります。
そうすると、治療のスピード、治療のタイミングなどが一般の風邪と違ってくる、ということになります。
また、これらの法則を運用する場合に大切なのが、「患者さん個人の普段の体調」や「その時の気候の状態」などを考慮に入れるということです。
これらの考えを複合的に運用することで、その患者さん個人に合った医療が提供でき、より良いアドバイスをすることができるのです。
割と掻い摘んでの説明になりましたが、インフルエンザについてはこの辺りでお終いにしたいと思います。
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インフルエンザの季節(その1)
インフルエンザの季節(その2)
インフルエンザの季節(その3)
インフルエンザについて東洋医学ではどのように考えるか、
「鍼灸ジャーナル vol.9 July 2009」
において、(社)北辰会から
「瘟疫(うんえき)病について~未知なるウイルスをどう捉えるか~」
という論文が掲載されています。
ちょうどこの年の4月に新型インフルエンザが発症したとの報道がありました。
この論文の中において、インフルエンザとは
1、傷寒型のもの
2、温熱型のもの
とに分類されています。
1、傷寒型のもの
これは「寒邪」が中心で起こる病、ということです。
季節性インフルエンザが冬場流行することなどから、「寒邪」というのは非常に重要です。
2、温熱型のもの
これは「熱邪」が中心で起こる病、ということです。
2009年の新型インフルエンザは、メキシコから大流行しました。
メキシコという国は暖かい国ですので、「寒邪」が主役とは考えにくいです。
この場合は「熱邪」が中心であったと考える方が妥当だろうと思われます。
また、森岡先生が「マイコプラズマ肺炎急増」の記事で書いておられるように、2010年のように猛暑の年は「内熱」が体内にこもりやすくなります。
そのような場合は「熱邪」の影響をより受けやすくなります。
ここで、
「上記の二つが普通の風邪の場合では適応しないのか」
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
この考えは普通の風邪の場合でも当てはまります。
普通の風邪とインフルエンザも、症状など似ている点も多いからです。
では、普通の風邪とインフルエンザの何が違うかと言いいますと、
インフルエンザは症状が激しく、進行が急激であるということが挙げられると思います。
これを東洋医学的にどう考えるか、次回書いていきたいと思います。
つづく
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