東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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大寒

 

 

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こんばんは。齋藤です。
 
 
 
寒い日が続きますね。
 
 
 
明後日、二十四節気でいう、大寒を迎えます。
 
 
 
『暦便覧』では、「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と記載されているように、1年で寒さが最も厳しくなる時期ですよと記載されており、小寒~立春までの30日間を、寒の内といい、大寒はその真ん中に当たります。
 
 
 
先人が仰る通り、今週末に寒気が南下して、関東地方でも降雪の可能性があるとのことですので、寒さ対策をしっかりして、風邪を引かないよう注意しましょう!
 
 
 
 
暦上の春は、もう少しです!
 
 
 
 
ちなみに天気予報でも、最近よく「冬将軍が来た」という言葉を耳にするようになりました。
 
 
 
「冬将軍って?」と、ふと疑問に思い調べてみると、これは19世紀のナポレオンの逸話がもとになっています。
 
 
 
ナポレオンがロシアに遠征した際に、フランス軍がロシア軍を一蹴し、首都モスクワを占領しました。
 
 
 
その際に、訪れた冬の厳しい寒さとロシア軍の時間稼ぎの焦土作戦によってフランス軍の兵站が崩壊し撤退を余儀なくされたことから、「ロシア軍には負けなかったが冬に負けた」として、ロシアの冬を「冬将軍」と呼ぶようになりました。
 
 
 
そして次第に「冬将軍」を冬の厳しい寒さを指す意味として使われる様になりますが、正式名称は「シベリア寒気団」というそうです。
 
 
 
世界史の授業みたいですね。
 
 
 
寒さでフランスが撤退したように、ウクライナとロシアの戦争も、寒さがきっかけでも、なんでもいいので、終わって欲しいなと、思う今日この頃です。
 
 
 
 
参考サイト 
 
 
 
 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

そろそろ一月が終わろうとしています。

 

 

 

二月四日が立春です。

 

 

 

暦の上では春になります。

 

 

 

まだまだ寒い日が続きますが、心身ともにのびのびとし、少しずつ活動量を上げていきましょう。

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ。

 

 

 

東洋医学では、外界から一定の刺激が皮膚に作用すると、「使道」を伝い心に伝達し、心神が応じて疼痛あるいは触圧、寒熱など生じると考えます。

 

 

 

その刺激を感知するのが、肺の魄気になります。

 

 

 

当り前のことですが、触覚も感覚なので、肺の魄気の守備範囲になります。

 

 

 

その為、肺の魄気で感知した情報を、使道を通じ心神に伝え、感じるという流れになります。

 

 

 

また、肺は皮毛を主ります。

 

 

 

皮毛とは、皮膚とうぶ毛のことを指し、汗腺、皮脂腺を含めた皮膚の表層のことで、そういった部分でも、皮膚と肺との関係性が強いことがわかります。

 

 

 

その為、肺の機能低下が起きていれば、感覚異常が発生する可能性がありますし、心神の状態が悪くても、感覚異常が発生する可能性があるということです。

 

 

 

この様な概念を大昔からあったという事が、凄いですね。

 

 

 

参考文献

『現代語訳 黄帝内経素問 上・中・下巻』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版社)

『現代語訳 黄帝内経霊枢 上・下巻』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版社)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 実践編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩 (たにぐち書店)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信弘(東洋学術出版)

 
 

  

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