東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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気象発病学説③

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

今週は先週の雨と打って変わり、気持ちよく晴れた日が多く清々しい1週間でしたね。。
しかし、来週から関東も梅雨入りするとのこと、梅雨対策をして乗り切りたいですね。
 
 
 
 
 
 
 
さて、今回も気象発病学説の続きです。
前回記事はこちらより。
 
 
 
 
 
 
 
病因と発病について、中国伝統医学では、内因、外因と虚・実の概念により説かれています。
 
 
 
 
 
 
 
 
中国の漢代頃に編纂されたと推定されている『黄帝内経』(以下、『内経』と略称)、「素問 第六十二篇 調経論篇」の次の一文です。
 
 
 
 
 
 
 
「夫れ邪の生ずるや、或いは陰に生じ、或いは陽に生ず。其の陽に生ずる者は、之を風邪雨寒暑に得。其の陰に生ずる者は、之を飲食・居処、陰陽・喜怒に得。」
=「邪の生じるに或いは陰に生じ、あるいは陽に生じる。陽に生じるものは、風雨寒暑の気候変化によるものであり、陰に生じるものは飲食不節や住環境、房事不適、喜怒哀楽を原因とする。」 
 
 
 
 
 
これらは、内経の基本的な病因学説です。
発病部位を陰と陽の二つに分類しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
陽(表・外)に生ずる邪は、「外因」に分類され、陰(裏・内)に生ずる邪は、「内因」「不内外因」に分類されます。
 
 
 
 
 
 
 
「外因」は六淫、疫厲(伝染病)、「内因」は七情不和、「不内外因」は、「労倦不適、飲食不節、房事不節、虫傷、外傷など」が該当します。
 
 
 
 
 
 
 
 
病が「外因」により発症するものを外感病、それ以外の病因により発症するものを内傷病と呼びます。
 
 
 
 
 
 
 
次回、詳しくみていきます。
 
 
 
 
 

参考文献

『四季の健康法』 主編:橋本浩一 (緑書房)

『内経気象学入門』 著者: 橋本浩一 (緑書房)

 
 

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癇(かん)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「癇(かん)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
癇(かん)とは、「てんかん」に相当し、俗に「羊癇風」と呼ばれています。
 
 
 
大発作の特徴としては、突然の意識障害、手足の痙攣、口から泡をふく、両目の上方注視、うめき声などを呈します。
 
 
 
回復した後は、疲労無力感はあるものの、飲食、睡眠は問題なく行え、発作は不定期なことが特徴です。
 
 
 
小発作では、一時的な意識混濁を呈し、前方凝視、欠伸、口角の引き攣り、口をすぼめるなどの動作を伴うことがあります。
 
 
 
癇については、『素問・大奇論』『霊枢・経脈』に最初の記載がみられます。
 
 
 
ただし、『素問・奇病論』に記載の「癲疾」や『千金方』に記載の「五癲」のように、歴代の文献に記載されている「癲(てん)」は、実際は「癇」を意味しています。
 
 
 
明代の『済生方』には、「大人は癲といい、小児は癇といい、その実は一疾なり」と記載があります。
 
 
 
葉天士は、「癲と癇は、証に不同あり」という言葉を残しており、現代の説と一致しています。
 
 
 
「痙」「中風」、小児の「急驚」「慢驚風」なども突然の意識障害、痙攣、後弓反張などの症状を伴います。
 
 
 
一見、「癇」との見分けが難しいように感じられますが、「癇」の発作症状には、昏倒、うめき声、口から泡をふくという症状がみられ、反復的に発作がみられるという特徴を持つため、他の病証と鑑別の参考にします。
 
 
 
上記内容は、王肯堂が『証治準縄・幼科』にて、「癇病は卒中痙病と相同じ、ただし癇病の仆するとき、口中は声を作し、まさに醒めんとするとき涎沫を吐し、醒後また復発し、連日発するものあり、一日に三五発するものあり。中風、中寒・中暑の類は、すなわち仆時に声なく、醒後に涎沫なく、醒後は再び発せず。痙病はまた時に発し、時に止むといえども、然して身は強直し、反張は弓のごとく、癇の身ごとく軟ならず、あるいは猪犬牛羊の鳴のごとくあらざるなり」と述べている通りです。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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