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(社)北辰会関東支部12月定例会

2010.12.27

昨日、12月26日(日)は、代々木オリンピックセンターにて行われた、(社)北辰会関東支部定例会に行ってきました!!

今回、午前中は僕が

『神主学説(しんしゅがくせつ)』

というテーマで2時間講義をさせていただくということで、朝からミョ~なテンションでございました。(笑)

・・・『神主学説』というテーマは非常にマトが広いテーマなので、何がどの程度伝わったか、やや不安でありますが、アンケートの集計を待って、

 

今後の参考にさせていただきたいと思います。

そして午後は藤本蓮風先生による代表特別講演

『日本鍼灸を訪ねて+公開臨床』

と、医師である、和歌山の村井和先生による最新の症例報告(5例)でございました。

蓮風先生の講義も、公開臨床も、村井先生の症例も、相変わらずハンパじゃなかったです。

蓮風先生の魂の叫び、また村井先生による、医師が実際に病院で鍼灸外来を立ち上げ、

「病気の治療」

に東洋医学的な考え方で、鍼灸師に教わった”鍼灸”を用いて、しかも好成績をおさめているという現実、多くの参加者の心に響いたんじゃないかと思います。

関東支部では、年に2回、奈良から蓮風先生を東京にお招きし、ご講演いただいております。

(宿泊型研修会「順雪会(じゅんせつえ)」を入れると年3回ですが、順雪会は群馬での開催となります。)

・・・まあとにかく、大変貴重な機会のうちの1回です。

今回は会場のキャパの問題もあり、100名限定ということで、申し込み受け付けのパンフレットを出したんですが、

実際は120名を超える参加者が訪れ、なかなか、というかかなりの大盛況、といったところでした。

これはおそらく、関東支部としては過去最高の参加人数であろうと思います。

・・・でも、その参加人数を聞いた蓮風先生が、

「まだまだや、もっともっと来るはずや!!」

とおっしゃっていたのが、個人的には印象的でしたネ。

蓮風先生は、あれだけの実績を残し、あれだけの評価を得ながらも、あぐらをかかず、まだまだ攻めています。

チャレンジスピリットを捨てていません。

・・・これは、大いに見習わなくてはならないと思います。

いや~しかし、僕としてはとりあえず年末の大仕事が終わって、ホッとしております。(笑)

来年もガンバろっと。

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東洋医学と「痛み」(その5)

2010.12.09

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これまでのお話・・・

スピリチュアルペイン(その4)
東洋医学と「痛み」(その1)
東洋医学と「痛み」(その2)
東洋医学と「痛み」(その3)
東洋医学と「痛み」(その4)

・・・まあ、つらつらと書いてきましたが、この辺でいったん区切りましょう。

 


僕が年末にしゃべるネタが尽きてしまっても困りますんで・・・。(笑)

 


西洋医学では、人間の感情や感覚、思考については「脳=brain」を中心に考えます。

 


それに対し、東洋医学ではこれらのものについても「五臓六腑」、とりわけ「心の臓」を中心に考えます。

 


・・・と言っても、当然「脳」というものを無視した訳ではなく、もちろん「脳」や「頭部」は重要視はするけれども、人間の正常な生命活動維持には、

 

あくまでも五臓六腑だぜ!頭部や脳の機能がいくら重要でも、その根本には五臓六腑の正常な働きがあってこそだぜ!!という立場で、生理学、

 

医学が説明されています。

 


徹頭徹尾その立場で、このシリーズの最初の方に述べた、緩和ケアにおける「スピリチュアルペイン」のようなものについても考えていきます。

 


ですから当然、東洋医学では、そういったものに対する対応も、

「気」を正しく動かし、五臓六腑の陰陽、虚実のバランスを整える、

という方法に、結局は帰結します。

(もちろん、傾聴、ともにいる、といった、緩和ケア医療に出てくる方法論も、上記に含まれます。)

・・・話を戻すと、「痛み」をはじめ、あらゆる不快な感覚(症状)というものを取れにくくさせる大きな要因に「不安感」というものがあります。

 


この「不安感」というものと、「心の臓」は、大変関わりが深いです。

 


「不安」と症状の関係については、以前も書きました。

「不安」と「症状」
「不安」と「症状」(その2) 参照

この「不安感」というものが現れる東洋医学的な原因として、「心の臓」の異常を考える場合が多いです。

 


理屈では分かっていても不安である、何をしていても何となく不安である、考え過ぎてしまう、

 


それにより、症状がなかなかとれない、そして余計に不安になる、という悪循環を何とか断ち切る方法として、「心の臓」へのアプローチを考える場合が、東洋医学にはあります。

 


これがうまくいくと、

非常に強力な鎮痛効果+何とも言えない安心感、安堵感

を、鍼で表現することが出来ます。

(言葉で言うほど簡単ではありませんがネ。)


しかしこれまで、この考え方、方法論に、何度僕自身が救われたことか・・・。

 


末期癌の患者さん、重度の精神病の患者さん、あらゆる「心に残る」「忘れられない」症例が、頭を駆け巡ります・・・。

 

以上で一旦、このシリーズを完結したいと思います。


詳しい話は、年末にしようと思っております。

 

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「病識」という言葉

2010.11.27

皆さん、「病識(びょうしき)」という言葉、ご存知でしょうか。

 


参考にwiki

 

要するに、

「自分が”病的な状態”であるということを自覚していること」

と考えていいと思います。

 

これはよく、現代医学の、精神科、あるいは内科領域でしばしば問題になる用語だそうです。

 


とりわけ、アルコール依存統合失調症などの病気の際に、よくこの用語が問題になります。

 


自分がアルコール依存統合失調症に該当する状態になっていても、その自覚が患者さん自身にない。

 


患者さん本人としては、自分のことをいたって健康だと思っている。

 


そういう時、

”病識がない”

と考え、問題視し、治療の第一歩は、

”病識を持つこと”

と考えたりすることがあるようです。

・・・まずは、自分が健康でない、ということを理解するところが治療の始まり、と考えると、コレは何も西洋医学に限ったことではなく、

 

我々が普段診ている患者さん達でも、当てはまるケースは大いにあるように思います。

 


例えば、ある患者さんは、仕事に追われ、あくせくあくせく働いているうちに、それが当たり前になってしまった。

 


当然食生活、睡眠時間はメチャクチャ、運動は全くしてない、ストレスは常に感じている。

 


そういう人が、たまたま腰が痛くなったので、紹介されて鍼灸院に来た。

 


診てみると、とても1回や2回の治療で立て直せるような体の状態ではない。

 


しかし本人としては「病識」がないため、すぐ簡単に治ると思っている。


・・・こういうケース、実際に、たまにあります。

 


こういう場合に、患者さんを極力ビックリ(動揺)させないように、何がどうよくないか、そしてそれはどうすればよくなるか、という話を、

患者さんの納得を得ながら進めるのは、なかなか難しいことです。

 


こういうケースは、特に、20代、30代の若い患者さんに多いように思います。

 


確かに、あまりにも自分の体のことを気にし過ぎて、いつも不安がってばっかりいるのも問題です。

 


しかし、自分の健康を過信し過ぎて、突っ走った結果、手遅れ状態になってしまった。

 


それから慌てても、最悪、

”時すでに遅し”

になってしまっている場合さえあります。

・・・忙しく働くのも結構だけれども、たまには自分の体を冷静に見つめなおし、確かな「病識」を持つことは、

”未病を治す”

ことに直結します。

「病識」、軽んじてはいけないと思います。

 

 

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スピリチュアルペイン(その2)

2010.11.07

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前回、「スピリチュアルペイン」という言葉を理解するにあたって、まず「スピリチュアル」という言葉の概念について説明しました。

スピリチュアルペイン(その1) 参照

 


・・・で、今回は「スピリチュアルペイン」についてです。

 


近代ホスピス運動の草分け的存在で、緩和医療の重要性を説いた、イギリスの女医、シシリー・ソンダース(1918-2005)は、「痛み」というものを、

4つの概念に分類しました。

 

 

すなわち・・・


1.身体的な痛み
(痛み、ダルさ、息苦しさによる、日常生活への支障)

2.精神的な痛み
(怒り、恐れ、不安、イライラ、孤独感etc..)

3.社会的な痛み
(仕事、経済、家庭内、人間関係の悩みetc..)

4.スピリチュアルペイン
(人生の意味、死生観、死の恐怖、苦しみの意味に対する問いかけetc..)

この4つです。

 


そしてこれら1.~4.は、相互に関連しあっているとし、この4つをまとめて、

トータルペイン(全人的な痛み)

として総括し、医療者はこれらの痛みを深く理解するべきだ、としました。

 


上記の1.~4.は、下に行くにつれて、

「エ?痛みじゃないじゃん・・・。」

と思う人も多いかと思いますが、これらは相互に関わり合っている、という”トータルペイン”の立場、考え方からすれば、「痛み」である、

 

ということになります。

 


コレは近年、たまに話題になる、「緩和ケア」という医療分野の用語であり、考え方です。

 


「緩和ケア」や「ホスピス」というものは、近代日本は生活と宗教の関わりが浅いせいか、まだまだ日本人にはあまり根づいておりません。

 


ですので聞き慣れない話というか、すぐに理解するのに戸惑う方もおられるかとは思います。

 


しかしこれはとても重要な考え方だと思います。

 

いいところですが、次回に続く。(笑)

 

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患者さんの声(20代男性:アトピー性皮膚炎、皮膚の色素沈着、冷え症、慢性疲労)

2010.11.04

再び、「患者さまの声」をいただきましたので、掲載させていただきます。

20代 男性  

症状:アトピー性皮膚炎による皮膚の痒み、皮膚の色素沈着、冷え症、慢性疲労

 

 

2年ほど前、仕事の疲労や生活環境の変化などの影響からか、生まれて初めて、アトピー性皮膚炎を発症してしまいました。

その後、皮膚科に通院し、ステロイド剤の服用により症状は落ち着いたものの、このままステロイドを服用し続けて大丈夫なのかという不安と、

元々の酷い冷え性や肩凝りなどを改善しなければという思いから、妻の勧めもあって、清明院で鍼の治療を受けてみることにしました。

 


鍼そのものが初めてだったこともあり、最初は正直、あまり効果は期待できないと考えていました。

というのも、アトピーが出た時期に、

漢方薬で有名な皮膚科に通院し、治療を試みたものの、全く効果が感じられなかったという経験があり、東洋医学そのものに半信半疑だったからです

しかし、竹下先生の治療を受けてみると、ほんの何本か鍼を打っただけなのに、身体全体が温かく楽になって、

溜まっていた疲れがスッと抜けていくような感じがしました。

そして、何より驚いたのは、諦めていた背中などの色素沈着が、少しずつですが、明らかに薄くなっていったことです

その後、治療を重ねるたびに、アトピーや冷え性が徐々に改善していき、自分の身体が着実に良い方向に向かっていくのを感じました。

そして2、3ヶ月もすると、ステロイド剤もほとんど使わなくて済むようにまでなりました。

 


今では、定期的に清明院に通いながら、特に仕事が忙しい時には、アトピーが悪化しないよう、身体の疲れを取るようにしています。

治療を受けた後は、眼や腰の疲れが取れるほか、精神的にも気分が楽になったような気がして、毎回効果を実感しています。

私自身、もともと食生活には気を遣い、週数回ランニングをするなど、普段から健康面にはそれなりに注意している自信があったのですが、

それでも鍼が持つ万能薬のような効果には大変驚かされました。

同じような悩みを持つ多くの方にお勧めしたいです。

【清明院からのコメント】

上記の文章には、「鍼灸治療」というものの特性を示す、いくつもの示唆的な内容が含まれております。

彼自身がとても的確に、この医学の素晴らしさを「体から」理解して下さった、とてもありがたい文章だと思います。

この方は、発症してから約2年経ってから来院されたアトピー性皮膚炎の患者さんです。

清明院にはアトピーの患者さんが多くいらしていますが、中にはこういった、比較的病歴の浅い症例もあります。

清明院の鍼灸治療はアトピー性皮膚炎に対して、総じて高い確率で有効だと思いますが、

こういった、病歴が浅く、なおかつ患者さんの年齢が若い症例の場合は、特に効果がいいように思います。

初診時、不安そうな表情でみえた彼は、この1年半ぐらいで仕事、プライベートともに生活状況が大きく変化したこと、

これまでに有名な漢方薬局で漢方薬を処方してもらったにも関わらず無効であったこと、

ステロイド剤を今後も長期に使用していくことへの不安などを正直に訴えてくれました。

体表観察してみると、体中いたるところにに赤紫色の色素沈着があり、皮膚はガサガサで、潤いがほとんど感じられない、という状況でした。

職場の移動、結婚など、生活状況の急激な変化によって、精神、肉体ともに疲労が重なったために起こった病と考え、

証は「肝欝気滞(かんうつきたい)≒腎虚(じんきょ)」とし、虚実夾雑証として治療を開始しました。

経過はわずか数回の治療により、こちらも驚くほど良好であり、今では、

「初診の時の皮膚の状態を写真にとっときゃよかったネー!(苦笑)」

なんて言いながら治療しているぐらい、皮膚の状態は見違えるように、ほぼ正常に変化しています。

(写真がないのが本当に残念!)

上記に患者さん自身が述べて下さったように、どこかで漢方薬を服用して治らなかったら、

「もう東洋医学ではダメなんじゃないか・・・。」

と考えてしまったり、このままステロイド剤を対症的に使い続けることに、強い不安を感じている方は少なくないと思います。

もちろん、アトピーという病気は、この症例のように、比較的短期間で劇的な改善が得られる症例ばかりではないことは事実ですが、

「あきらめることはない!」

と強く思います。

 


投げ出してしまう前に是非1度、ご相談いただければ、と思います。

 

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花を飾る

2010.10.31

清明院では、いつも生花を飾っております。

いたるところに、飾っております。

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コレの世話はなかなか大変だったりするんですが、それでも飾っております。

なんかやっぱり、花があるのとないのとでは、違うんですよね、院内の雰囲気が。

・・・以前僕が勤めた職場では、生花を飾っているところも、飾っていないところもありました。

飾っているところの院長に言わせると、

「花の世話をすることは、患者さんのお世話をすることにつながる。」

だとか、

「花がある治療院には余裕がある、余裕がないと、色んな大事なことに気づけない。」

とか、色々なことをおっしゃっていました。

一方で、花を置かないところの院長からは、

「だってめんどくさいじゃん。」

とか、

「そんなの誰も見てやしないよ。」

とか、怠慢ともとれる言葉が目立ちました。

でも、だからと言ってそういう治療院には患者さんが来てなかった訳ではないし、結局、そこの院長さんの考え方次第なんかなあ、と思っていました。

で、自分が治療院を持ってみた時に、「これは置いた方がイイ!」と判断したため、置いております。(笑)

僕なりの花を置く理由としては、何となく、綺麗だからです。(笑)

鍼灸院を訪れる患者さんというのは、何か不安を抱えていたり、イライラしていたり、体もさることながら、心にも何か問題を抱えている方が少なくありません。

そういう患者さんにとって、理屈抜きで美しい花、というのは、ささやかだけど救いになるんじゃないかな、と思っています。

「儚いものは美しい」

人間の命も同じですね。

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患者さんの声(30代女性:首の痛み、鼻と喉のつまり感など)

2010.10.26

 

 

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

 

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久々に、「患者さまの声」をいただきましたので、載せさせていただきます!

 


これからも不定期に、載せていきたいと思っています!!

30代 女性 

症状:過度のPC作業による首の痛み

 

パソコン仕事なので、首・肩のこりは職業病ですが、ここ半年でさらに労働時間が増え、首が痛むことが多くなりました。

マッサージではよくならず、首を動かさなくても鋭い痛みが走るようになったため、治療を考え始めました。

首の他にも不調を感じていたので、体全体を総合して診てもらえるらしい東洋医学・鍼灸に興味がわきました。

清明院を選んだのは立地と、ブログの更新にやたら熱心な院長先生に


「鍼灸は未知の世界だけど、この先生なら話が通じそう・・。」


と親近感を持てたためです。

(予想通り、先生は気さくな方で打ち解けやすく、院内のそこここに花を生けてあるのも好印象でした。)

初診では先生に、


「長年のパソコン仕事で首がかなり変形してしまっているので、痛みはスッキリとは取れないかも。」


と言われましたが、鍼の効果は他の部分で実感できました。

初回の治療後、以前、耳鼻科で診てもらっても治らなかった、鼻と喉のつまりがとれて、すーっと通ったんです! 

この効果を感じられたことで、焦らずに首の治療に通うことができました。

数日おきの治療で、2週目には痛みが減り始め、3週目には1日に1回あるかないか、4週目には鋭い痛みを感じることは全くなくなりました。

今は6週目です。

これからどんな体の変化があるのか、楽しみに通いたいと思います。

【清明院からのコメント】

この方は大学卒業以来、今日まで10年以上、ずーっとPC関係の仕事に携わり、目や首、肩といった部分を、酷使し続けてきた患者さんです。

初診時は、首を動かすともちろん、歩いているだけでも痛みが走る、とのことでした。

また、首の痛み以外にも生理痛やアレルギー、耳鳴りや大便、小便、睡眠の異常等、色々な症状がありました。

長時間のPC作業をなさる方というのは、常に頚肩部の筋肉や、目などに負担がかかっている状態にあります。

しかも、今回のように症状が出たからと言って、仕事でやっている訳ですから、会社を休むわけにもいきません。

治療しながら、少しづつ少しづつ、いい状態に傾けていくしかない訳です。

患部を診ると、大きな怪我の既往歴がある訳でもないのに、頚部の骨の並びが大きく歪んでいて、長年の負担から、徐々に徐々に変形していったことがうかがえました。

このように、形態的に大きく崩れてしまっていて、なおかつ日常、負担をかけながら治療しなくてはならない場合、治療に時間を要することが多く、

その旨をお伝えした上での治療開始となりました。

証としては「腎気虚(じんききょ)≒肝欝気滞(かんうつきたい)」と考え、治療を開始しました。

患者さんが書いて下さった文章にもある通り、初診時、鼻とのどに違和感を訴えておられたのがその場で消失したことで、

「鍼が効く!」ということを理解され、治療を続ける気になられたようです。(苦笑)

そしてそのまま治療すること、約5回にして、首の症状に変化が現れ、現在では以前のような痛みはほとんど出ていません。

最近では、生理痛や排便、排尿の不安定感を意識しながらも、首から目を離さないように、若干治療間隔を開けながら、治療続行中です。

長年のPC作業によって、人間にとって非常に大事な首、肩、腕、目などに不調を訴える方は少なくありません。

この方のように、首の骨が歪んでしまうほどに悪化していても、鍼によって症状を改善させることは可能です。

このような症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、あきらめてしまわず、是非ご相談いただければ、と思います。

 

 

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小児と鍼灸(その3)

2010.10.23

本日も満員御礼でございました!!(感謝)

 


そして今日は、お子ちゃま達が何人も訪れまして、久々に「清明保育園」となりました!(笑)

 


つかの間の園長気分です。

 


小児の患者さんを診ていると、色々と気付くことがあります。

 


今日初診にみえた3歳のHちゃんは、最初、不安丸出しのお顔で、お父さんに隠れるように清明院に入ってきました。

 


そして、いざ僕が近づくと、せきを切ったように泣き出しました。

 

(苦笑・・・そろーりと近づいたんだが。。。)

 


実は、初診の時は、こういう子どもは珍しくないです。

 


今まで、小児科の病院で、たくさん怖い思いや痛い思いをしてきたんだと思います。

 

だから白衣を見ただけで、イコール痛いことや怖いことをされる、と思いこんでしまうんですね。

 


その対策のために、白衣を脱いで治療にあたることも、これまではやったりしましたが、最近はそれもしません。

 


なぜならば、鍼によって、

絶対に痛がらせない

しかも「効く」ということを体で理解させる

自信があるからです。

 


小児というのは、大人に比べて、「治る力」が非常に活発です。

 


しかもたまにいる大人のように、

「科学で完全に解明されてない、まったく不可思議な、この鍼灸という治療が、最新の科学に基づく西洋医学の専門病院によって、〇〇病と診断された、この私に果たして効くのだろうか・・・。」

などという雑念もございません。(苦笑)

 

言い方は悪いけども、小児というのはまだ動物に近い部分があって、非常に素直に、迅速に反応を示すし、それを理屈抜きで理解することが出来ます。

 

ですから、体に出ている反応をよーく診ておいて、大きくバランスの崩れている部分を「ちょこっと」いじってやるだけで、たいがい、よい方向に向かいます。

しかし一方で、大人よりも内臓も骨も筋肉も脆弱であり、ひとたび病気になると、悪化していくのも早い、という特徴があります。

 


なので場合によっては、詰めて治療に通ってもらわなくてはならない場合もあります。

 


清明院でも場合によっては、朝治療して、夜もう一度来てもらったり、毎日来てもらわなければいけないケースもあります。

 


まだまだ、小児と鍼灸については色々と書きたいこともあるんですが、今日は北辰会関東支部前日勉強会のお時間となってしまいましたので、この辺で終わりにします。

「小児と鍼灸」については、今後も折に触れて書いていきたいと思います。

鍼灸というのは、小児のあらゆる病に大変、有用性の高い医療だと思います。

 

 

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治療の後に下痢が出た!

2010.10.07

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今日、患者さんから興味深いことを言われました。

 


今、つづっている「大腸って何ですか?」にも通じるものがありますので、書いておこうと思います。

 


その患者さん曰く、やや不安げに、

「先生、こないだの治療の後、下痢が2,3回続きました。」

と。

 


僕は答えました。

「それはよかったですね。」

と。

 

患者さんは、

「エ?大丈夫なんですか?」

僕は、

「下痢が出た後、こないだの症状はどうなりましたか?」

すると患者さんは、

「あ、そう言えばなくなってる・・・。」

というやり取りでした。

 


これは、もちろんこういった変化が、良性の変化なのか、悪性の変化なのか、という判断に自信があるからこそ、言える言葉なんですが。

 


何でもかんでも治療の後に下ればいい、というもんではもちろんなくて、重要なのはそれがいい変化である、という判断が正確につくかどうか、なんです。

 


ここはくれぐれもお間違いなきよう。

 


・・・東洋医学的な治療では、何しろその患者さんの「治る力」を最大限引き出す、ということが目標です。

 


人間には、もともと

「余分なものは、体にためこまず、さっさと排出する。」

という機能が備わっています。

 


東洋医学ではこの機能を最大限利用します。

 


ですから、治療の後下痢した、小便が増えた、汗が出た、場合によっては吐いた、という変化が、一概に悪い変化とは言えません。

「体内の余分なもの」

が出ていってくれている面があるのです。

 


東洋医学の有名な治療法に、「汗・吐・下(かん・と・げ)」と言われるものがあります。

 


これらは読んで字のごとく、

・汗法・・・汗をかかす

・吐法・・・吐かせる

・下法・・・便を下す

という方法です。

 


こういう方法は、昔から存在し、治療により、体が正しく変化すると、

「余分なもの」

は居心地が悪くなって、

「最も出やすい場所」

から外界へと出ていきます。

 

 

そしてこれは、

形あるもの(有形の邪気)、形なきもの(無形の邪気)にかかわらず

・・・なんです。

 

 


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動揺しない方法

2010.08.28

日々、臨床をやっていると、いまだに

「動揺しそうになる瞬間」

に、遭遇することがあります。

(まあ、臨床に限らずだけどね。)

例えば、なかなかこちらが思ったように治っていかないとか、患者さんとのコミュニケーションがうまくいかない、など、

ふいに、思いがけず、その瞬間はおとずれます。

しかし、我々臨床家というのは、そういう場面に遭遇しても、決して動じてはなりません。

(それは言い過ぎ、というか理想論かな・・・。(苦笑))

まあ、人間だから、多少の動揺はしなきゃおかしいのかも知れないけど、極力、それは最小限に抑えるべきです。

あるいは、もし明らかに動揺してしまったとしても、あらゆる方法で、その動揺を最小限に抑えて、乗り越えるべきです。

(極力、即座にね。)

とにかく常に”平常心”で治療にあたるべきなんです。

それが、その臨床家が最高のパフォーマンスを見せるための必要条件でしょう。

第一、我々が日々相手にする「患者さん」というのは、予想だにしない”病気”というものによって、すでにして大きく「動揺」させられている存在です。

そういう人を相手にする「臨床現場」という場面で、治療する側が動揺してたら、もう何が何だか、ワケ分からんことになります。

臨床家というのは、運命に翻弄され、フラフラと迷い、動揺する患者さん達を、ある意味、引っ張っていかなければなりません。

(導く、とでもいうかネ。)

こちらに来れば、必ずいい方向に向かいますよ、というところに、です。

だから、必ずこの鍼でよくなる、という「信念」が重要なんです。

自分が信じてないものを、人に信じさせるだなんて、無理難題もいいとこです。

「この鍼で治るかもね。」

じゃダメなんです。

迷いに迷い、不安で戸惑う患者さんの前で、

「確実に治る!」

そう言い切れるかどうか。

だから、その「信念」をもっともっと強固で頑丈なものにするために、先輩に質問したり、日々勉強する訳です。

「論理」の重要性です。

また、たとえ、どうして自分がこんなに動揺したのか、その時、その瞬間は分からなくても、

あとでそのことに「納得」することが出来れば、一歩前進です。

最低でも次に活かすことは出来ます。

マイナスをプラスに転じることが可能になるのです。

そこで「納得」を得るためにも、やはり「論理」というものが必要不可欠になります。

ものごとに動じない、”ブレない心”を手にするためには、まず「信念」を持つこと、そしてその「信念」をより強固なものにするためには、

確かな「論理」を身につけることです。

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