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2018.02.27

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前回のお話
日本東方医学会、二日目は朝から一般口演。
全部で12の発表がありましたが、鍼灸の発表が少ないこと(特に症例)と、去年の日本中医学会でもあった、大分の鍼灸師である成田響太先生による、
医大生への東洋医学の教育活動である「TOMO9」の活動の紹介が印象に残りました。
成田先生には去年の日本中医学会でご挨拶させていただきましたが、成田先生の活動は素晴らしいですね。
医学部生への東洋医学教育を、鍼灸師が先頭に立って、医師や大学を巻き込んでやる、これは大変なことですが、ぜひ全国に広まってほしい動きだと重います。
あとは僕も来年は、東方医学会で、出せたら症例を出そうと思いました。
研究、教育はもちろん大事だけど、それらはすべて臨床事実を基本とするべきだと思います。
こういう素晴らしい学会で、鍼灸臨床の具体的な事実が語られないのはもったいない。
午前中の最後は会頭の原山建郎先生による講演「仏教医学でとらえる東方医学のアウトライン」。
原山先生とは、以前東洋鍼灸専門学校でご一緒したことがあります。
東洋医学は、その長い歴史の中で、儒教、道教、仏教を中心とした、東アジアにある様々な伝統宗教の影響を受けています。
今回はその中の仏教との関わりを中心に説明してくださいました。
ブッダと「ほとけ」と「ほどく」のお話は非常に興味深かったですね。
午後は東京衛生学園の臨床教育専攻科で大変お世話になり、今でもお世話になっている兵頭明先生による
「認知症の人およびそのご家族を支える鍼灸治療の取り組み」。
兵頭先生は、認知症の人を鍼灸で支える取り組みを10年ほど前から始めています。
これも素晴らしい取り組みだと思います。
10年が経ち、確実に全国に好影響を与え始めているようです。
最後はシンポジウム「QOD(クオリティーオブデス)を目指す東方医学」。
ここにご登壇された川嶋朗先生は、藤本蓮風先生と以前からご親交のある先生です。
また現在は、私の母校である花田学園が創立した有明医療大学で教授をされています。
以前から、清明院の患者さんを何人か診て下さっていたり、ずーっと気になっていた先生です。
今回、初めて川嶋先生のお話を伺ったのですが、非常に話の上手い先生でした。
ご挨拶もさせていただき、清明院と場所が近いこともありますので、今後もお世話になることがあると思いましたね。
・・・生老病死の最終段階の「死」については、普段からあまり考える機会がないと思います。
だからなのか、いざ死を前にすると本人も家族も狼狽してしまい、なかなか受け入れられない、という現場に遭遇することが多い医師にとって、
どうあるべきか、どうとらえるべきか、という重要なお話でした。
僕も20代の頃から在宅医療をやっていますので、患者さんの死に直面することはこれまでにも数多くありました。
(もちろん今でもあります。)
当たり前ですが、一人一人個別に考える必要があり、そう簡単に答えのようなものが出るものではないけど、毎回、考えさせられるテーマであります。
今回の学会では、東洋医学にご理解のある先生が全国にたくさんいるなあ、と思いました。
以前からお会いしたかった先生方にもお会いでき、大きな収穫がありました。
今後は鍼灸も東洋医学の大きな一翼を担う医療として、まずは都心という地域レベルで、ご理解のある先生方と、協力関係を築いていけたらいいな、と思いました。
まあそうなるためには、絶え間ない高度な鍼灸臨床、学術研鑽です。
鍼を磨いて、明日からまた頑張ります☆
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2018.02.26

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2.24~25の土日は、東京で行われた日本東方医学会に参加してきました!!
土曜の夜は、熊本赤十字病院の加島雅之先生による講義「救急で使える中医学」。
加島先生はこの病院の内科と総合診療科で副部長をなさっている、頭脳明晰な、素晴らしい先生です。
話も上手で、非常にわかりやすいです。
加島先生とは、去年熊本で行われた日本中医学会で初めてお目にかかりましたが、時間がなく、ご挨拶できておらず、
その後、石川で行われ日本伝統鍼灸学会の際にも時間がなくご挨拶できず、という感じだったので、今回こそは、と思っていました。(笑)
今回は、講義でも質問させていただくこともできましたし、講義後の懇親会でもお話しさせていただくことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
(去年の心残りが解消されましたネ(^^♪)
・・・まあ、病院での東洋医学の実践は、東洋医学的な所見に加えて、西洋医学的な所見や病態把握も同時に、即時的に追うことができ、
西洋医学的に打つ手なし、と完全に分かった上で治療に入れるので、僕らからすると羨ましい側面もないではないです。
ただ、あくまでも常に西洋医学的な標準治療が優先され、それでダメだった場合に中医学、漢方、という流れになるので、
そこは僕らとの違いですね。
(しかもここに鍼灸を積極的に入れた方がいいと思いますが、そこはなかなか難しいようですね。。。)
僕らのところには、時に西洋医学的な標準治療よりも東洋医学、鍼灸を選択する患者さんが見えます。
そこで安定的な効果を得ることができれば、むしろ東洋医学の方が標準治療になるのに、と思うことも少なくないです。
まあそういうことは、これから徐々に徐々に、ってところなんでしょう。
今回の講義では、急性疾患、急性症状ほど、弁証と治療が分かりやすい、と仰ったのが印象的でしたし、五苓散に対する考え方などは、
さすが現代の医師!と思ってしまいました。
他にも、ここには書ききれないほどの示唆をいただきました。
加島先生には、今後も日本の東洋医学を、陰に陽に、牽引していってほしいと思います。
続く
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2018.02.17

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前回のお話
では続きいきましょう。
◆暈厥の治療
前回書いた通り、こないだ先輩の起こした暈厥は、当日の過ごし方、倒れた際の情報から、「痰濁上擾>血虚」である可能性が高そうだ、という仮説を立てました。
(あくまで仮説です。)
・・・これがもし真であれば、どういう治療があり得るでしょうか。
『症状による中医診断と治療』では、痰濁上擾であれば治療は行気豁痰で、方剤は導痰湯、と出ています。
方剤については、神戸中医学研究会の『中医臨床のための方剤学』によれば、導痰湯は、厳用和(げんようわ 南宋:13世紀)の『済生方』に出て来る方剤で、
半夏・天南星・枳実・茯苓・陳皮・炙甘草・生姜を含むもので、清代、程国彭(ていこくほう)の『医学心悟』に出てくる、有名な半夏白朮天麻湯と似た方剤なんですが、
天南星と枳実によって、痰に対する去痰効果は強く、脾虚に対する配慮は薄いものと言えます。
因みに天南星はサトイモの仲間、枳実はミカンの仲間です。
身近!!(゚∀゚)
・・・ですので、この場合、背後に一定の血虚があった可能性が高いので、導痰湯よりも半夏白朮天麻湯の方がいいのかもしれません。
また、同書には、血虚の場合の治療は生脈散か人参養栄湯、と出てきます。
生脈散は、金元の四大医家の一人である李東垣(りとうえん 1180-1251)の『内外傷弁惑論』に出て来る方剤で、麦門冬・人参・五味子が入っており、
気陰を補って脈を生じる、という意味でこの名前がついているようです。
これは思いっきり補(扶正)に寄せた薬で、今回のように実が中心の場合は、あまり適さないと思います。
人参養栄湯は宋代の『和剤局方』に出て来る方剤で、人参・桂枝・地黄・茯苓・白朮・黄耆・当帰・芍薬・甘草・遠志・五味子・陳皮の入ったもので、
有名な十全大補湯を少しアレンジして、心の臓や肺の臓にも効くように調整された薬だそうです。
肺・大腸 参照
まあこれも、思いっきり補法に寄せた薬なので、今回のような実が中心の場合には適さないと思います。
・・・そう考えてくると、ここに挙げた薬の中では、半夏白朮天麻湯が一番いいのかな、と読めます。
まあ僕は薬に関しては全くの門外漢なので、この辺は正直分かりませんが。。。
(詳しい先生、ぜひご意見聞かせて下さい。<m(__)m>)
・・・で、翻ってこれを鍼灸で考えると、色々な経穴が浮かびます。
裏の血虚に配慮しながら、痰濁を取る、これにはどんな方法があるでしょうか。
続く
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2018.02.05

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中医学の用語の中に
「弁病(べんびょう)」
という言葉があります。
(「弁証」と紛らわしいね~~(~_~;))
これは読んで字の如く、
「東洋医学的な”病名”を”弁(わきま)える”」
ということです。
中医学では、例えば喘息のことを
「哮喘(こうぜん)」
と呼んだり、胃痛のことを
「胃脘痛(いかんつう)」
と呼んだり、顔面神経麻痺のことを
「口眼喎斜(こうがんかしゃ)」
と呼んだりと、言わば、
「東洋医学における固有の病名」
というものがあります。
これが分かれば、その病名や症状には、どういった「病因病理」や、どういった「証」が考えられるか、ということが、ある程度、場合によっては一気に、絞り込むことが出来ます。
「弁証」を含む記事 参照
清明院に、初診予約の電話がかかってきたときに、西洋医学的な病名や、メインになる症状をお聞きするのは、それさえ把握できていれば、来院される前に、
中医学ではどのような「病因病理」と「証」が考えられるのかを、あらかじめ問診を担当するスタッフが予習しておくことが出来るからです。
(もちろん、必ず中医学の成書に強引に当てはめて考えるわけではないですよ。参考にする、ということです。)
言わば、東洋医学的な「鑑別診断」「除外診断」が相対的に容易になるわけですね。
丸腰でいくよりは、自信もって臨めますし、対策も立てやすくなります。
またもちろん、西洋医学の病名の中には、東洋医学では未だに概念が整理されていないものもあります。
そういう場合は、西洋医学的な病名をそのまま「弁病名」とすることもあります。
こういうことをコツコツやっていくと、いずれ西洋医学の先生方ともコミュニケーションがとりやすくなると思いますね。
このようなことから、
「弁病」を踏まえ、
「弁証」を踏まえ、
「病因病理」の把握をして、
常に優先順位を考えて治療を進める、これが、
「北辰会方式の弁証論治」
をやっていく上では欠かせないのです。
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2018.02.04

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これまでのお話
七死の脈⑥ 蝦游脈 参照
◆数脈(さくみゃく)について
ここまで、脈診上、非常に危ない脈(七死脈、怪脈)のお話をしてきました。
ヤバい脈の大まかな特徴として、
堅さ、速さ、不規則(不整脈)、極端に浮いている、極端に沈んでいる、
これらの異常が重なると非常にマズい、アブナイ、というお話をしました。
今日はその中の、数脈(さくみゃく)について考えてみます。
数脈というのは、基本的には速い脈(いわゆる頻脈)のことです。
中医学の教科書では、90回/分が基準と言われ、術者(平常人)の1呼吸に5回以上拍動するもの、と言われます。
数脈に対する北辰会的な見解については、今から35年ほど前、1983年に、蓮風先生が『迎隨』という雑誌に、
「数脈は必ずしも熱にあらざるの論」
という論考を投稿しています。
(谷口書店『鍼灸医学における実践から理論へ パートⅠ』にも掲載)
これを簡単に説明すると、それまで、『難経』9難の説を参考に、「数脈」は熱証を示すものと考えられてきたが、それに異を唱えている医家も多く、
とりわけ、蓮風先生の大尊敬する、明代の名医である張景岳は、
「数脈は必ずしも熱ではない!」
と、著書『景岳全書』脈神章に明記している、さらに蓮風先生自身のいくつかの症例からしても、そのように思える、という内容です。
・・・だから、脈だけで診断を即決してはいけない、東洋医学を行うものは、必ず多面的観察をして、慎重に診断はなされなければならない、
と、指摘して下さっています。
そしてさらに、同年、1983年の『胃の気の脈診』の中でも、張景岳の16脈状診を参考に、数脈を”胃の気”と絡めて解説し、結論として、
「数脈は胃の気の逼迫である。」
と表現しています。
重症の患者さんに数脈が出た時、あるいは重症でない患者さんでも、数脈が出ており、それが治療しても緩まない時は、近々何かが起こると考えて、
ほぼ間違いないと思います。
僕の経験で、数脈で印象深いのは、これはウソみたいな本当の話なんですが、3.11の東日本大震災の時、その一週間くらい前から、妙に数脈を打っている患者さんが多い、
しかもそれが治療してもなかなか緩まない、というのを、当時のスタッフと話していたら、あの大地震が来たことがありました。
そういうパターンもあるんですね。
続く
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2018.01.21

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このシリーズ、ちょっと空きましたが、せっかくなんで、『金匱要略』、現代中医学の内容くらいはカバーしましょうかね。(笑)
◆小建中湯と衄
『金匱要略』「血痺虚勞病脉證并治第六」にこうあります。
「虚勞裏急.悸.衄.腹中痛.夢失精.四肢痠疼.手足煩熱.咽乾口燥.小建中湯主之.」
簡単に訳しますと、
「正気の弱りが中心の病で、動悸、鼻血、腹痛、夢精、四肢のだるさや痛み、手足のほてり、口やのどの渇きがあるものは、小建中湯がいいよ。」
となります。
ここで、「小建中湯」という薬は、「麦飯」ってどうでしょう?? 7でチラッと紹介しましたが、有名な「桂枝湯」の中の芍薬という生薬の量を倍にし(桂枝芍薬湯)、
そこにさらに膠飴(こうい:水あめのこと)を加えたものです。
僕も飲んだことがありますが、非常にスッキリと甘くておいしい漢方薬です。(笑)
ここで説かれているのはそもそも虚労の病ですから、体力を回復させる必要があります。
しかし、ここで面白いのは、正気の弱りが本質だとしても、腹痛のような冷えっぽい症状と、鼻血や火照りなどの熱っぽい症状が混在していて、
それを同時に調整するのに小建中湯を使うところです。
だいぶ昔に書きましたが、脾胃は上下や陰陽のバランサーとしての機能があります。
脾・胃 参照
「建中」というくらいで中焦の気を建てることで、バランサー機能を発揮する。
鍼でも非常に色々なやり方で治すことが出来ます。
生理と病理が分かると、大変楽しい世界です。
続く
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2017.12.19

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17日の日曜日は、大森にある東京衛生学園で行われた、(一社)北辰会関東支部の特別講演に参加してきました!!
今回は午前中、
「北辰会方式と中医学の違い」
という刺激的なテーマで喋らせていただきました。(゜レ゜)
朝一の告知がちょっと押して、何と20分押しでのスタートになりましたが、どうにか時間内に収めることが出来ました!!(苦笑)
まあ、時間がない割には、まずまずいい内容は喋れたんじゃないかと思います。
午後一は東京、国立で蒼天堂治療院をやっている尾崎真哉支部長による講義
「北辰会方式の舌診学」
です。
膨大な情報量を、僅か1時間の中に詰め込んだ講義で、正直、置いて行かれた人もいたんじゃないかと思いますが(苦笑)、北辰会方式では、
中医学の先生方が行っている舌診学をさらに発展深化させようと、この数十年やってきました。
北辰会の舌診には、中医学の教科書にはない内容がたくさんあります。
それを余すところなく伝えたい、という支部長の情熱が伝わる講義でしたね。
そして最後は大阪で藤本玄殊堂をやっている藤本新風副代表による講義と実技
「体表の声を聴く ~体表観察上達のコツ~」
という注目の講義。
これは、初めての試みとして、北辰会が普段行っている実技指導の様子を、実際に一部始終見ていただこうというものです。
新風先生の指導を受けて、受講者の先生の手が変わり、触られているモデルの方の、受けた印象が変わる様子が、受講者に伝わったんじゃないかと思います。
しかも最後は、予定にはなかったんですが、実際の刺鍼を見せていただくことが出来ました。(笑)
まあ今回の特別講演では、北辰会と中医学の違いを中心に、北辰会としての、マス教育と個別指導の在り方の双方を感じ取って頂けたんではないかと思います。
そして終了後は忘年会。
今回は10月に金沢で行われた日本伝統鍼灸学会の、新風先生の実技披露の時にご協力くださった積聚会の藤原先生、高橋先生、東方会の横山先生も飛び入り参加して下さり、
非常に参加者も多く、盛り上がりました!!
今年1年の総まとめとして、大変良い講演会であり、忘年会だったと思います。
さて、個人的には今年の大仕事はすべて終了です。
あとは論文を仕上げて、来年を迎えるのみ!!
来年はちょっと仕事セーブしようかな。。。(;゚Д゚)
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2017.12.09

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いやー、本日も一瞬にして時間が過ぎ去りました。(^_^;)
患者さんたち、ありがとうございます。<(_ _)>
今日もまずまず、いい鍼ができたんじゃないかと思います。
さて、今年最後の大仕事は、来週末、12.17(日)の東京衛生学園での特別講演ですが、スライドがようやくほぼ完成しました!
まあ我ながら、いい内容ですよー。(笑)
学生さんからベテランさんまで、これは聴くべきですね。
東洋医学を勉強していく時に、その本が書かれたり、その学説が生まれた時代背景を知ることが非常に重要なのは言うまでもないですが、
来週末にお話しする中医学成立には、アヘン戦争以前からの、欧米列強と東アジア、さらに東アジア内での覇権争いの緊張感の中で、
その影響を大いに受けながら生まれてきたという歴史があります。
中医学について、よく分からないという方、間違った理解をしている方には、今回の講義はよく響くことと思います。
その上で、日本の北辰会が、どういった個性を表現しているのかをお分かりいただければ、と思いますね。
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2017.11.30

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さて、今週末の講義資料も提出し、論文もほぼ一段落。
ここらで、年末最終の講義のスライドを作成にかかります。
今回は「中医学と北辰会方式の違い」という、重大なテーマです。
今年の初め頃、僕がこのテーマでやりたい、と言いました。
学校教育の現場にいたりすると、ここが誤解されているからです。
まず、よく中医学自体が誤解されている。
「あんなもん、中国共産党がでっち上げたものだ!!」
だの、
「古典を読めない人が走りやすいよね。」
だの
「理論的だけど臨床的ではない。」
だの、
「ゴチャゴチャ理屈を言うけど、最終的には単なる穴性治療でしょ。」
だの、
「痛い鍼すりゃいいと思ってる。」
だの、どれもメチャメチャな解釈です。orz
北辰会についても、
「新興宗教、藤本蓮風教みたいなもんだ。」
だの、
「細かすぎ。」
だの、
「怪しい。」
だの、いまだにそんな声を聴くこともある。(苦笑)
・・・僕はねー、そういう、見たことも、受けたことも、やったこともねえくせに、しかも自分のことはしっかりと棚に上げて、謎の「高い位置」から中医学や北辰会を論評、
よそで吹聴してる輩がねー、マジで嫌いなんですよ。(*‘∀‘)
正しい理解を促し、そういうヤツがこの世から一人でも減ってくれるような内容にしようと思っています。
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2017.11.26

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今年も毎年恒例の、(一社)北辰会関東支部主催の、東京衛生学園での特別講演が行われます。
ポスターはこちら
僕と、関東支部支部長の尾崎真哉先生と、副代表の藤本新風先生でお送りいたします。
講演内容は私から
「北辰会方式と中医学の違い」。
尾崎支部長から
「北辰会方式の舌診学」。
新風副代表から
「体表観察上達のコツ」。
という、強力なラインナップでいきます!!
1日を通じて、中医学と北辰会の違いをハッキリさせましょう、という内容になっていると思います。
まあしかし、中医学自体がどういうものだか分からない、という人のために、私の方から、中医学の歴史と現状を簡単に示してから、内容に入りたいと思っています。
事前申し込みの締め切りまで残り一週間ほどとなったようですので、お急ぎください!!!
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お見逃しなく!!(=゚ω゚)ノ
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2025.12.12
患者さんの声(睡眠障害、その他不定愁訴)2025.12.05
2025年11月の活動記録2025.12.01
2025年 12月の診療日時2025.11.22
患者さんの声(15年以上メンテナンスで継続通院)2025.11.20
11.22(土)、25(火)、通常通り診療やります!!2025.11.19
2025年10月の活動記録2025.10.29
2025年 11月の診療日時2025.10.15
2025年9月の活動記録2025.10.10
清明院16周年!!!2025.10.01
2025年 10月の診療日時2025.09.20
2025年8月の活動記録2025.09.01
2025年 9月の診療日時2025.08.15
2025年7月の活動記録2025.08.01
2025年 8月の診療日時2025.07.04
2025年6月の活動記録2025.07.01
2025年 7月の診療日時2025.06.26
2025年5月の活動記録2025.06.01
2025年 6月の診療日時2025.05.10
2025年4月の活動記録2025.05.01
2025年 5月の診療日時2025.04.04
2025年3月の活動記録2025.04.01
2025年 4月の診療日時2025.03.13
2025年2月の活動記録2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時2025.01.01
謹賀鍼年!!2024.12.28
年内診療終了!!2024.12.14
2024年11月の活動記録2024.12.01
2024年 12月の診療日時2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。