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『中医臨床のための温病学』

2017.11.13

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こないだ、ようやっとコツコツ読んでいた『中医臨床のための温病学』を読み終えた。

 

(普通にちゃんと精読しました。)

 

 

今月の19日、北辰会本部、エキスパートコースにて、堀内齊毉龍先生が先日の日本東洋医学会で発表なさった講演を、再度喋って下さいます。

 

(恐らく、増補改訂バージョンになるのかな・・・?)

 

日本東洋医学会関西支部例会に参加してきました!!  参照

 

 

あれは鍼灸の症例の傷寒論的解析のお話でしたけど、中国伝統医学の歴史の中には、もう一つ外せない考え方に、「温病学」というものがあります。

 

 

急性の熱性疾患の中には、傷寒論の考え方だけでは捉えきれない病があるのではないか、という論争が、ずいぶん長きに渡ってあったらしいのですが、

 

明清の時代になって確立されてきた、新しい考え方が「温病学」です。

 

 

これはまあ今で言う、急性の感染症に対する東洋医学的な治療理論、て感じですかね。

 

 

これをよくまとめてくれてある本に、『中医臨床のための温病学』という本があります。

 

 

中医学がまとめた「温病学」の考え方と、「温病学」の歴代名医の名著の解説です。

 

 

ところどころに、いいことが書いてあります。

 

 

これと、『中医臨床のための温病条弁解説』と、さらに北辰会機関誌『ほくと』誌上の、藤本蓮風先生の「温病輯要の翻訳と解説」を読めば、

 

温病学に対する理解は深まり、ただ内容を暗記するだけでなく、鍼に読み替えて落とし込むことが出来れば、鍼が上手くなるでしょう。

 

 

温病学の考え方も、傷寒論の考え方と同じように、我々が日常の臨床で目にする慢性雑病の患者さんにも十二分に応用できます。

 

 

「鍼灸症例の温病学的解析」があってもいいですね。

 

 

 

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日本伝統鍼灸学会のルーツ

2017.11.10

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最近、他流派の先生方と交流させていただくことが多い。

 

(飲み会で(笑))

 

 

ありがたいことです。

 

 

特に、「伝統鍼灸」系の先生方と交流させていただくことが多いです。

 

(今後は東洋医学に興味のある医師や、西洋医学系の先生方ともガンガン行きたいですね。)

 

 

僕も所属している「日本伝統鍼灸学会」

 

 

この学会がこの名称になったのには、それなりの経緯があります。

 

 

それに関して、日本伝統鍼灸学会のHPに簡単に書いてあります。

 

こちら 参照

 

 

まあ要は、昭和48年(1973年)に、岡部素道先生経絡治療研究会(のちの経絡治療学会)と、福島弘道先生東洋はり医学会が協力して、

 

相互の学術交流と親睦を図る目的で結成されたのが、日本伝統鍼灸学会の前身である日本経絡学会、ということです。

 

(経絡治療学会と東洋はり医学会は、現在でも伝統鍼灸系の大変大きな団体として存在します。)

 

 

日本経絡学会結成の前年(1972年)に、日中国交正常化があり、昨日書いた、北里大学に東洋医学総合研究所の鍼灸治療センターも出来たわけですね。

 

北里大学、東洋医学総合研究所にて研修してきました!! 参照

 

 

1970年代~1980年代というのは、日本国内では、中国がアツかったんでしょうかね。

 

(その背景には、また色々あるようですが、ここにはあえて書きませんので、ぜひ色々調べてみてください。)

 

 

・・・で、それからずいぶん時代が下って、「日本経絡学会」への参加団体もどんどん増えて、20以上の団体(流派)の集合体になっていき、

 

平成8年(1996年)に至って、上記のHPに書いてあるような理由から、「日本伝統鍼灸学会」という名称になった、という流れのようです。

 

 

・・・で、その名称変更から20年以上経った今、「日本の伝統鍼灸」の今後の方向性をどうしていくか、世界情勢も鑑みて、再考する時期じゃないでしょうか。

 

 

参加団体の世代交代も、どの団体を見ても進んでおります。

 

 

そして、次世代の先生方は、なんかみんな普通に仲いい。(笑)

 

 

お互いを尊重し、話を聞こうという空気感があります。

 

 

こないだの金沢で行われた日本伝統鍼灸学会の学術大会での、藤本新風先生の実技は、次の流れの萌芽を感じさせてくれました。

 

 

もちろん、色々な意見があっていい。

 

 

色々な立場があっていい。

 

 

ただ、これだけインターネットが普及し、飛行機での交通網が普及し、これだけ世界が時間的空間的に狭くなっている中にあって、世界のよそ様から見た時や、

 

国内で鍼灸師や医師、薬剤師に伝統鍼灸を教える時には、伝統鍼灸医学の総体としてきっちりと「こうですよ」と示せるものがあった方がいいんじゃないか、

 

とは思いますね。

 

 

日本伝統鍼灸の方法論や理論は現状、玉石混交状態であり、全く統一されておらず、エビデンス的にも極めて不透明、しかも現状の実際の医療現場では、

 

数の上では鍼灸整骨院や整形外科のリハビリ室で行われるような、経絡経穴ではなく、筋や神経を意識した、西洋医学的な局所治療が主であり、

 

世界から見た、日本伝統鍼灸の特異点としては、歴史的事実から腹診法や打鍼術、管鍼法が挙げられるが、それに対する考え方や手法もバラバラ。

 

 

まあただ総じて、患者さんをよーく触って診断しようとする点や、ただ押さえた際の圧痛などのハッキリとした指標だけでなく、寒熱や虚実などの、

 

皮膚表面の微細な変化や、脈の微細な変化を触知して診断しようとする点が日本独特である。

 

 

・・・ってな感じでいいんすかね??

 

 

日本の伝統鍼灸は実際の医療現場では数の上では少数派ですが、とりあえず繊細なんですけどネ、どうすかね?・・・みたいな??

 

 

僕としては共通の理論と用語は、世界情勢に合わせてTCM(中医学)のものを採用しつつ、それぞれの良さ、個性は中医学の用語で説明する、

 

出来ないならできない理由を明確にする、ということでいいと思うんですがね。

 

 

もちろん、日本の資格制度や医療現場等々に、中国人が我が物顔で入り込んできて、日本独自の鍼灸の考え方を認めず、日本の鍼灸師がやりにくくなるみたいな、

 

そんな状況は大反対ですよ。

 

 

ただねえ、WHO、ISO含め、世界基準を度外視することはしない方がいいでしょうよ。

 

 

反対派の人は、ヤダヤダ言ってるばっかりじゃなくて、他にもっといい方法があるなら伺いたいくらいなんですがねえ。。。

 

 

日本伝統鍼灸学会も、結成から40年以上たってますんで、50周年あたりを目処に、その辺、考えた方が良くないすかねえ。。。

 

 

 

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論文にすることの大事

2017.10.29

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今年は、日本中医学会に1例、日本伝統鍼灸学会に1例、症例を報告、口演発表させていただきました。

 

 

・・・で、口演発表してハイ終わり、ではなく、この2例を論文形式にまとめ、学会誌に投稿します。

 

 

僕としては、ここまでが重要だと思っています。

 

 

僅か10分の口演発表では、とてもじゃないけど症例の全貌は伝えきれません。

 

 

また、今は一応、マイナーな医学雑誌であっても、査読を通って、医学論文として認められて、掲載されるようにしておけば、CiNii(サイニー)だの医中誌だのといった、

 

医学論文まとめ検索サイトでは、検索に引っかかるようになります。

 

【CiNii】

 

【医中誌】   参照

 

 

・・・で、その論文の抄録を、英文表記で検索サイト上、ネット上に掲示しておけば、自分の臨床を世界中に見せることができ、何年後かに、

 

患者さんか、研究者か、臨床家か、誰かの役に立つかもしれません。

 

 

本当はもっとメジャーな医学雑誌に載るくらいのものが書けるようになりたいけども、それはこれから。

 

 

まずは毎日、毎年、出来ることからコツコツと。

 

 

無理はしない。

 

 

すべて臨床と同じです。

 

 

 

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12.17(日)、東京衛生学園で北辰会特別講演!!

2017.10.28

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来たる12.17(日)、東京衛生学園にて、北辰会の特別講演が行われます!!

 

ポスターはこちら!!

 

 

今回も私は前座で朝一から喋ります。

 

(毎年これが終わると、安心して年末を迎えることが出来ますね。(*‘∀‘))

 

 

講演タイトルは「北辰会と中医学の違い」

 

 

・・・よく北辰会は、

 

「中医学派だね。」

 

と言われることがあります。

 

(実際僕なんかも、東洋鍼灸専門学校なんかでは”中医系の先生”という枠で呼ばれている感じがあります。)

 

もちろん北辰会が、医学の基礎として中医学に多くを学んできたこと、学んでいることは事実ですが、全く中医学の考え方のみで診断治療を行っているかというと、それは違います。

 

 

そういう意味では、単純な「中医学派」ではありません。

 

 

ではどう違うのか。

 

 

ここら辺を一つ一つ、カチッと説明します。

 

 

午後は尾崎真哉支部長による「北辰会の舌診」

 

 

これも支部長から、中医学との診方の違いをアツく語ってくれることと思います。

 

 

最後は藤本新風副代表による「体表の声を聴く」

 

 

北辰会が中医学との大きな違いとして極めて重要視する、詳細な「体表観察」の意義を説明しつつ、実技ではいつもながらの超絶技巧を見せてくれることと思います。

 

 

そういうことで今回のテーマは1日通して、

 

「中医学と北辰会方式の違い」

 

をご理解いただこう、という構成になっています。

 

 

今やグローバルスタンダードとして、東洋医学の世界共通用語、理論はTCM(中医学)です。

 

 

でも、それをただ鵜呑みにするのではなく、そこにわが国独自に培われてきた知識、技術を組み込んで、より良いものに展開しよう、とやってきたのが、

 

(一社)北辰会、蓮風先生の約50年の歩みです。

 

 

中医学理解、北辰会理解の上で、これからの鍼灸師にとって外せない1日になると思います!!

 

 

お申し込みはこちら!!

 

(東洋鍼灸専門学校、東京衛生学園(掌友会)、日本医学柔整鍼灸専門学校の学生さんと教員の先生方には特典があります。)

 

 

お申し込みは12.3(日)までです。

 

 

お早めに!!

 

 

 

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弱さ

2017.10.04

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アメリカでまた、銃乱射事件が起こりました。

 

(いつぶりですかね、憶えていませんが。。)

 

 

まあある意味、人間に銃を持たせれば、それで人を撃ってしまうもんなんでしょう。

 

 

核兵器をはじめ、各種の兵器もしかり、なのかもしれません。

 

 

日本は銃社会じゃなくてよかったと思います。

 

 

今日、FBに書きましたが、糖質制限に関する記事を紹介しました。

 

紹介記事の内容はこちら

 

 

天下の医学雑誌、『ランセット』です。

 

 

これが糖質制限に関しての、ゴチャゴチャとある論争の、結論的内容なのかもしれませんね。

 

(まあ、即座に反対論文が出るかもしれませんが(苦笑))

 

 

でも、糖質取り過ぎは良くない、炭水化物取り過ぎは良くない、それが分かっていても、メシうまい、ラーメン、パスタうまい、コーラうまいです。(笑)

 

 

人間、ダメだと分かっていても、やってしまうものなんですね。

 

 

極端な例ですが、ギャンブル依存、アルコール依存、覚せい剤依存、ある意味何でもそうです。

 

 

今日も学校で、「現代中医学の歴史」について語ってきました。

 

 

1840年、アヘン戦争の直前、清国内ではアヘンが蔓延していました。

 

 

当時の清国内の皆さんも、みんな、「ダメだと分かっていながら」やってしまったんでしょう。

 

 

いつの時代もそうで、これが人間なんですね。

 

 

患者さんは、ある意味みんなそうです。

 

 

じゃあそれに対して、どうあるか。

 

 

これに尽きます。

 

 

 

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論文執筆開始☆

2017.09.27

P9110108

 

 

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先日、熊本で行われた日本中医学会で発表させたいただいた、私の症例報告ですが、口演発表してハイ終わり、

 

じゃなくて、きちんと論文にして学会誌に残そうと思います。

 

 

・・・まあ、最初からそのつもりでした。

 

 

医学論文にも、色々と種類がありまして、原著、総説、症例集積など、色々あります。

 

 

私の論文はこのうちの、「症例報告」になる訳ですね。

 

 

ここで、

 

「一症例報告なんて、大して意味ないよ!!( `ー´)ノ」

 

という考え方の人もいます。

 

(昔、実際に講義でそう発言している先生がいました。)

 

 

要は

 

「一例なんて、たまたまでしょ?」

 

とか、

 

「それは貴方の技術だから出来ることなのであって、全員で共有できないよ。」

 

という観点からの言葉でしょうね。

 

 

・・・ま、そう思う人は読まなくていいよ。(*‘∀‘)

 

 

意味あるよ!参考になるよ!という人のために、俺はちゃんと残します。

 

 

 

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年末12.17(日)東京衛生学園にて北辰会特別講演!

2017.09.24

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二十四節気では秋分に入り、早いもので、もう秋ですな。(*’ω’*)

 

 

今年の年末は、例年通り東京衛生学園にて、毎年恒例の特別講演が行われます。

 

 

今年は藤本新風副代表による講演と実技

 

「体表の声を聴く~体表観察上達のコツ~」

 

です。

 

 

他は尾崎支部長から

 

「北辰会方式の舌診学」

 

と、私から

 

「北辰会方式と中医学の違い」

 

の三本立てで講義させていただきます!!

 

(因みに蓮風先生のサプライズ参加もあるかもしれません。。。)

 

 

いずれにせよ、ゴリゴリの弁証論治派で、理論的で細かい人たち、と思われがちな北辰会ですが、それは片輪の話。

 

 

もう片輪は「妥協なき体表観察」です。

 

 

それで両輪の輪です☆

 

 

聞き逃せませんよ~~(゚∀゚)

 

 

申し込みが始まったら、再び告知します!!

 

 

 

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鍼灸と漢方は違う?

2017.09.17

 

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↑↑日本一デカい木の左下、何気に俺がいる。。。

 

 

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こないだ、自分で自分に鍼をした。

 

 

よく効いた。

 

 

でもまだ症状が残っていたので、その経穴が効くということは、効くであろうと思われる漢方薬を飲んだ。

 

 

しかし全然効かない。(苦笑)

 

 

・・・で、もう一度鍼をする。

 

 

やっぱり効く。

 

 

そこで、ちょっと考え方を変えて、症状を抑えることを強く意識した漢方薬に変えた。

 

 

すると今度は、劇的に効いた。

 

 

それを仲間内で考察した。

 

 

鍼灸と漢方の違いはいくつもあるが、共通の理論土台があれば、今回の現象だって、どういうことなのか、みんなで考察できる。

 

 

鍼灸も漢方も、動かしているのは気!!

 

 

共通用語、共通理論・・・、中医学でいいじゃんねえ?

 

 

何でダメなん?

 

 

意味分からんわ。

 

 

 

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日本東洋医学会が『漢方用語辞書(英訳版)』を出すらしい

2017.09.14

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昨日、私も一応所属している(一社)日本東洋医学会から、

 

『漢方用語辞典(英訳版)』

 

なるものを作成するので、原稿を読んで、6日以内に意見を出してくださいという、なかなかハードなメールが来ました。(苦笑)

 

 

FB上では、随分反発している先生方もいらっしゃるようです。

 

 

期限が少なすぎるとか、用語の意味が非常に曖昧だとか、間違っているとか。。。(笑)

 

 

その原稿、昨日はちょっと読む時間がなかったので、今日になって52ページになる用語集をザーッと読ませてもらいました。

 

 

・・・。

 

 

正直、いちいち、用語の概念規定が中医学と違い過ぎる。。( ゚Д゚)

 

 

というのは、この用語集は、いわゆる

 

「日本漢方」

 

と言われるような、このブログでも紹介してきた江戸期の

 

「古方派」

 

の先生方の流れを汲んだ流派(というか考え方)の先生方の用語の辞書なのだ。

 

「古方派」を含む記事 参照

 

 

僕のように、15年以上中医学の用語と理論をベースにして、モノを考えてきた人間には、理解に苦しんでしまう用語の意味が、正直多かった。

 

 

・・・さて、どうしましょ。

 

 

今週末は中医学会だし。。。

 

 

もう夜だし、眠いし。。

 

 

これが世界に「日本としての考え方はこうですよ。」と発信されてしまうのはちょっとなー、という感じが正直します。

 

 

僕は、以前からずーっと一貫して主張しているように、用語と理論の部分は中医学(TCM)でいいと思ってるんだけどなー。

 

カテゴリ 中医学 参照

 

 

治療方法や、治療での着眼点や手法などなどは百花繚乱でいいと思いますが、用語と理論が各派で違い過ぎると、初めて外人に会った人と同じことなので、

 

まずは用語の解析、理解から始めないといけなくなる。

 

 

それだと、色々と、遅くないすかね。(^_^;)

 

 

 

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(一社)北辰会エキスパートコースに行ってきました!!

2017.09.05

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9.3の日曜日は、(一社)北辰会エキスパートコースに参加してきました!!

 

(てゆーか喋ってきました!!)

 

 

今回は久々の1日座学。

 

 

午前中は北辰会の漢方医である竹本喜典先生、鍼灸師で薬剤師、北辰会の特別専門講師である島内薫先生による方剤学講義。

 

(まあお二方とも、とんでもない勉強量の先生です。( ゚Д゚))

 

 

メインテーマは「芍薬」「肝の臓」です。

 

過去記事「芍薬」を含む記事

過去記事「肝の臓」を含む記事    参照

 

 

「立てば芍薬、座れば牡丹」の言葉で有名な芍薬。

 

 

実に色々な漢方に入っている生薬です。

 

 

この芍薬周辺の知識を、十分すぎる内容で解説して下さいました。

 

 

まあ鍼灸師としては、さあ鍼で「肝の臓」を動かそうとして鍼をするときに、「芍薬的な効果」を意識して鍼をするかどうか、って話です。

 

(その際に、方剤名や傷寒論の条文まで浮かんでいる先生は少ないと思いますが。。)

 

「傷寒論」を含む記事 参照

 

 

まあエキスパートコースですから、基本的なことは理解している人を対象とした内容だったので、漢方薬の勉強をしたことがない人にとっては少しキツかったかもしれませんが、

 

大変わかりやすい講義でした。

 

 

竹本先生の講義に熱が入り過ぎて、島内先生の補足時間が10分になってしまいましたが、あの短時間に

 

「サスガ!」

 

と唸ってしまうような素晴らしい補足でした。

 

 

午後一は、9月の日本中医学会、10月の日本伝統鍼灸学会で発表させていただく、不肖私の2症例を、本番と同じ発表時間で発表させていただきました。

 

 

本番では質疑応答の時間は3分程度なんですが、今回は1症例あたり30分程度お時間をいただき、少しだけではありますが、検討することが出来ました。

 

 

因みに竹本先生から再生不良性貧血、辺縁前置胎盤の西洋医学的解説もしていただき、大先輩である佐野先生、奥村先生が過去に色々な学会で発表してこられた、

 

アトピー性皮膚炎の症例集積の話もすることが出来ました。

 

 

まあ、まずまず満足かな。

 

 

次は奥村先生の発表「日本における中医鍼灸の受容と役割」

 

 

奥村先生はもはや25年以上、北辰会不動の学術部長で、相変わらずの、圧倒的知識量です。

 

 

今回の症例でも、まとめていく過程の中で、竹本先生、佐野先生とともに、かなりお世話になりました。

 

 

最後は藤本新風先生による、10月の伝統鍼灸学会で行う発表内容の講義と実技。

 

 

ちゃっかり鍼してもらっちった☆

 

(そしてよく効いた(゚∀゚))

 

 

今回、こないだのカゼがまだ完璧ではなかったんですが、まずまず、事なきを得たと言っていいんじゃないでしょうかね。

 

 

ふいー、後は本番。

 

 

いったん休んで、また集中します。

 

 

 

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