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Search Results for: 易経

『易経の謎』

2019.07.27

20190610_224642.JPG

 

 

 

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こないだ、『易経の謎』という本を読んだ。

 

(タイトルクリックで購入ページへ)

 

 

『易経』と言えば、我々東洋医学の基本理論である「陰陽論」の原典と言ってもいい本です。

 

 

このブログにも何度も出てきています。

 

『易経』を含む記事 参照

 

 

『易経』は、伝説(神話)に出てくる今から約5000年前の三皇五帝の一人である伏羲が創案したとされ、そこに今から約3000年前の周の時代の文王の手が入り、

 

さらにその後、今から約2500年前に、あの孔子の手が入って、現在まで儒教の経典(四書五経)の一つとして世界中に伝わっております。

 

ものさし  

「四書五経(ししょごきょう)」とは  

「孔子」を含む記事         参照

 

 

まあ、『易経』に説かれている内容と、DNAなど、当時の最新科学の奇妙な符合に注目、瞠目しながら、「かなり興奮気味に」書かれている雰囲気が伝わって、

 

なんだか微笑ましい本です。

 

(好き嫌い分かれるでしょうけど、僕は割と好き。こういう人。(笑))

 

 

1988年初版の本ですが、著者である今泉久雄氏は1985年に亡くなっていますので、まさに氏の遺言とも言えるような本ですが、『易経』を学び、占術を実践しつつも、

 

『易経』の持つ”宇宙の原理を解き明かす”深遠な哲学部分、特に数理哲学にこそ注目し、当時の最新科学と比較していくあたりのくだりの筆致は、

 

著者自身が本当に少年のようにワクワクしている様子が伝わって来て、亡くなる寸前に、ここまで夢中になれるというのは幸せなことだなあと、考えさせられる一冊。

 

 

東大法学部を出て、東京電力を退職したのち、易者(というか易の研究家)になったという、著者の経歴も面白い。

 

 

 

 

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2025年11月の活動記録

2025.12.05

 

 

 

 

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2025年11月も、日々の臨床の傍ら、色々やっておりました!笑

 

 

今年で早14年目になる東洋鍼灸専門学校での後期授業も、半分まで来ました。

 

 

なかなか意欲的な学生さんが多くて、嬉しいです。

 

 

世の中を見れば、ネガティブなニュースや不安なニュースも多く、この先、世界は、日本はどうなっていくのか、一庶民には分かりませんが、まあどうあれ、僕は毎日、新宿の路地裏で鍼灸治療を、やれるとこまでやるだけです。笑

 

 

11.2(日)は大阪で行われた日本プライマリケア連合学会秋季セミナーにて、今年も実技ワークショップを行ってきました!!

 

 

このセミナーには、何年か前から毎年実技講演させて頂いておりますが、今回も多くの医師の先生方に参加していただき、鍼灸の良さを御理解いただけたのではないかと思います。

 

 

デカいホールで数百人の前でやるのもいいけど、こういう草の根運動も、僕は好きです。笑

 

 

 

 

 

11.6(木)順天堂東医研に参加してきました!!

 

 

今回の講師はいつもお世話になっている長瀬眞彦先生、講義テーマは

 

「秋の夜長の症例検討―弁証論治界隈―」

 

というお話。

 

 

症例を通じて、重要な方剤や考え方について解説して下さいました。

 

 

順天堂東医研では、約7年間、今や東洋医学教育のグローバルスタンダードである「中医学」を基礎において講義を進めてきました。

 

 

その講義数は80回を超えており、同じ講義はほとんどないです。

 

 

この膨大な知識を基に、日本漢方鍼灸などなど、東洋医学の様々な分野と分け隔てなく関わり、血肉にしていって欲しいと思っています。

 

 

11.10(月)日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス

 

 

今回は清明院スタッフである松田信晴先生による「前立腺肥大症による頻尿に対する鍼治療の1症例」の症例検討会。

 

 

前立腺肥大症と言えば、鍼灸臨床でも今でもたまに遭遇する疾患であり、なかなか苦戦するものも多い訳ですが、今回は松田が見事に効果を挙げた症例で、大変高名な泌尿器科専門医のベテランの医師の先生二名からもコメントをいただき、参加者からしても、非常にためになる内容だったと思います。

 

 

また今回も時間が足りないほど、非常に活発な意見交換が出来て、素晴らしかったです。

 

 

「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後まだまだ磨きをかけて、伸びて欲しい活動の一つですね。

 

 

因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。

 

 

どなたでも参加でき、次回は来年1.19(月)の20時~90分です!!

 

(症例は「緑内障」の予定!!)

 

 

是非、こちらのページからお申し込み下さい。

 

(お申し込み下さった方には、アーカイブ配信もあります!!)

 

 

11.17(月)日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。

 

 

こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。

 

 

この勉強会は、第一線の臨床家の先生のリアルな症例報告が聴けて、さらにそれを多くの医師や鍼灸師が、それぞれの立場から意見出しをする、非常に貴重な機会です。

 

 

今回も「慢性鼻炎」の症例で、なかなか手強い症状でありますが、第一線の医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。

 

 

次回は1.26(月)20時〜 (60分程度)となります。

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

11.20(木)は保土谷にある聖隷横浜病院の救急外来にて見学研修してきました!!

 

 

 

 

↑↑とってもきれいな病院でした☆

 

 

この病院には、現在の医療界で、熊本赤十字病院の加島雅之先生とともに「救急漢方」を推進されている入江康仁先生がおられ、学会で名刺交換した御縁から、今回お忙しいところお邪魔してきまして、大変よくしていただきました!!

 

 

「救急で漢方?何に使うの??」と思う方もおられるかもしれませんが、救急の場面で、実は漢方は非常に使えるのです。

 

 

・・・というか、鍼灸と漢方というのは、むしろ救急の場面でこそ、その真価を発揮する、というのは、私の師である藤本蓮風先生も以前からよく仰ることです。

 

 

この令和の時代に、その考え方を高度に理解し、実践する救急専門医の若い先生が出てこられたことが、非常に嬉しいです。

 

 

 

 

↑↑帰りがけに入江先生と。

 

 

僕も何とか今後、救急の現場で鍼灸を活かす方法、仕組み作りを考えてみたいと思います。

 

 

そしてなんと11月は、1年前から大変楽しみにしていた(一社)日本中医薬学会の上海大会が、日中関係の緊張により、延期となってしまいました!!!

 

 

幸い、東方航空のフライトチケット代はキャンセル料がかからなかったので、泣く泣くキャンセルし、休診する予定だった土曜と火曜に、いつも通り診療をやります、と告知したのが金曜日。苦笑

 

 

正直、いつも通院されている患者さんにはすでに休みだと告知しているので、誰も来ないか、来ても1人2人じゃないかと思っていたんですが、予想外に数十人の患者さんが見えて、感動しました。笑

 

 

清明院の患者さんはアツい!!

 

 

思いがけず、僕ら臨床家というのは、患者さんあっての存在であるということを再認識しました。

 

 

11.29(土)-30(日)第43回日本東方医学会学術大会

 

 

今回の会頭は順天堂大学の客員准教授で、鍼灸師でもある友岡清秀先生

 

 

今回の大会テーマは「順天應人」

 

 

以前にも書いたように思うけど、現存する日本最古の蘭学塾ともいえる順天堂大学の命名の由来は、『易経』の言葉であります。

 

 

今回、過去最高の申し込み人数だったそうで、日本東方医学会の益々の発展を感じましたね。

 

 

今回、出色だったのは医学部の学生さんによる企画「東方医学をバズらせろ!!」

 

 

全国から7校が参加し、凄い盛り上がりを見せていました。

 

 

ああいう、真っ直ぐな若いエネルギーに触れると、何かと暗い話題が多かったり、足の引っ張り合いみたいなことの目立つこの業界の中にあって、未来に希望が持てる感じがして、ホントに嬉しいです。

 

 

・・・とまあ、11月もこんな感じで、毎週末、なんじゃかんじゃとやっていました。

 

 

 

ここから年末に向けて、ラストスパートいきますよー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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順天堂東医研で喋ってきました!!

2021.04.27

  1. DSC_0459

 

 

 

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4.22の木曜日の夜は、2021年度一発目の順天堂東医研にて喋ってきました!!

 

 

この活動は2021年度から、大学に認可を受けた、正式な部活動「学生のための順天堂大学東洋医学研究会」として再始動しました!

 

(・・ややネーミングが長いですが、略称は同じということで。(^^;)

 

 

これまでは、活動実績もないし、部員も少ないので、単に「同好会」という扱いだったのですが、ささやかですが、大学内にきちんとした立ち位置を得たようです。

 

(めでたい!!そして尽力した学生諸氏、素晴らしい!!(^^))

 

 

正式な発足一発目の講義で、しかも新入部員の方も多く、オンライン講義、ということだったので、ここは一つ初心に帰って、

 

2018年の12月に、初めて私が順天堂に伺って講義した内容を、リビルドして1コマ目に喋りました。

 

 

というワケで今回の講義は

 

「これから東洋医学を学ぶ皆さんへ -2021-」

 

「東洋医学のキホン 気・血・津・液・精・神の生理と病理」

 

の二本立てでやりました。

 

 

 

 

順天堂大学の前身は、今から183年前の1838年、長崎で3年間蘭学を学んで帰ってきた佐藤泰然先生が東京、薬研堀に開いた「和田塾」という蘭学塾が始まりです。

 

順天堂大学HP 参照

 

 

 

佐藤先生の息子さん(実子で長男)は、かの有名な松本良順先生、養子は佐藤尚中先生、この二人は現在の東京大学医学部と、順天堂医院の初代の長となった先生です。

 

 

つまり幕末以降、現在まで続く、日本の西洋医学振興の歴史の中心、根本、旗振り役は順天堂大学の創立者一家なのです。

 

『易経』にある”天の道理に順(したが)う”順天堂に、創立からちょうど180年後に東洋医学研究会が出来たという面白さ。)

 

 

また、明治時代に国策的に東洋医学を撲滅した側の中心人物である、済生学舎(現:日本医科大)の祖である長谷川泰先生は、佐藤尚中先生の教え子でした。

 

 

そして、明治の終わりになって、なんとその済生学舎の学生の中から、昭和の漢方復興運動の火付け役となる和田啓十郎先生が現れるのです。

 

 

和田啓十郎-湯本求真-大塚敬節の流れは、今でも北里大学や慶応大学の東洋医学に繋がっていると言っていいと思います。

 

 

とてもドラマチックですよね。

 

 

・・・まあ何にせよ、歴史を踏まえ、未来を見据え、考え、行動することは重要です。

 

 

東洋医学と西洋医学は協力、連携出来ます。

 

 

清明院では実際にしょっちゅうやってます。

 

 

しかし、きれいごとを言うようかもしれないが、これはお互いにリスペクトしあうことが大前提として肝要であり、一方が一方を尊大な態度で支配しようとしたり、

 

一方が事大主義に陥り、矜持をなくして阿諛追従や、面従腹背の態度をとったら、それは連携、協力とは名ばかりの、非常にいびつで不自然なものとなるでしょう。

 

 

2コマ目は、この医学の基本となる、人体を流動するエネルギーである「気・血・津・液・精・神」について、生理と病理を簡単に説明しました。

 

 

新入部員や初参加の人には若干難しかったかもしれませんが、オンライン講義であり、動画で復習できることもあって、あえてやや早い説明にしてみました。

 

 

繰り返し話を聞いて、復習して、を繰り返していると、徐々に東洋医学の世界観が分かってくる筈です。

 

 

 

まあーなにしろ、これからが楽しみな会ですね。(^^♪

 

 

 

 

 

 

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「太極」「無極」の意味 参考引用文献

2019.10.07

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このシリーズも、あらゆる書籍を参考にさせて頂きました。

 

 

以下に、メインとなった書籍を挙げておきます。

 

 

 

『漢易研究』鈴木由次郎

 

『宋代易学の研究』今井宇三郎

 

『太玄易の研究』今井宇三郎

 

『太玄経』鈴木由次郎

 

『易学入門』安岡正篤

 

『易と人生哲学』安岡正篤

 

『気の思想』小野沢精一ほか

 

『戴震の哲学』村瀬裕也

 

『王弼の易注』塘耕次

 

『周易参同契』鈴木由次郎

 

『朱子の自然学』山田慶児

 

『朱子の哲学』大濱晧

 

『朱子学と陽明学』島田虔次

 

『朱子学と陽明学』小島毅

 

『易』本田済

 

『易経講話』公田連太郎

 

『東洋易学思想論攷』濱久雄

 

『占いの想像力』池田知久ほか

 

『東洋医学の宇宙』藤本蓮風

 

『鍼灸治療のための易経入門』小林詔司

 

『鍼灸・漢方の名医になるための秘訣』神野英明

 

『鍼灸真髄』代田文誌

 

『鍼灸沢田流』山田国弼

 

 

この他にもたくさんあるんですが、メインとしてはこんなところです。

 

 

 

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「太極」「無極」の意味 14

2019.10.05

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これまでのお話し

 

「太極」「無極」の意味    

「太極」「無極」の意味 2 

「太極」「無極」の意味 3      

「太極」「無極」の意味 4 

「太極」「無極」の意味 5   

「太極」「無極」の意味 6

「太極」「無極」の意味 7  

「太極」「無極」の意味 8  

「太極」「無極」の意味 9   

「太極」「無極」の意味 10 

「太極」「無極」の意味 11      

「太極」「無極」の意味 12

「太極」「無極」の意味 13

『列子』という人物             参照

 

 

さて、続きいきましょう!!

 

 

「太極療法」なるもの。

 

 

鍼灸治療において「太極」という言葉を盛んに用いた近代の鍼灸家では、なんといっても澤田健先生がおります。

 

澤田健という人物     参照

 

 

澤田先生は、自身の治療を「太極療法」と称しました。

 

 

この先生自身の著作はほぼないのですが、高弟である代田文誌先生が治療院見学研修中に聞いた、澤田先生の発言をまとめて書いた「聞き書き書」である『鍼灸真髄』は、

 

鍼灸界のベストセラー、かつロングセラーと言っていいでしょう。

 

 

20181202_153448.JPG

 

 

↑↑真面目そうな代田先生。

 

 

 

この本の中に、澤田健先生がなぜ自分の治療のことを「太極療法」と呼んでいるかが、代田文誌先生の言葉で書いてあります。

 

 

「要するに先生の治療は、五臓六腑の中枢を治すことにより末梢をも治す、局所治療ではなく、根本治療である。末梢的、小局的な治療に対して、自身の治療を太極療法という。」

 

「末梢の治療にばかり気を取られて中枢の根源を忘れた西洋医学は小乗の法であり、根本治療は大乗の法。大乗法華経の一年三千十二因縁の理による太極療法だと言われる。」

 

(以上『鍼灸真髄』P19)

 

 

澤田先生は若い時分から日蓮宗に傾倒し、晩年は時代背景もあったのか、神道、国粋主義に傾倒したことが知られていますが、その発言には仏教の知識が豊富にあることをうかがわせるものが多いです。

 

 

また、

 

「複雑多岐多端になって帰一するところを失った観のある現代西洋医学に対して、それを簡約し、万古不易の治療原則を教えるものである。」

 

とも説明し、また、澤田先生自身の発言として、

 

「昔から治療には小局治療と太極治療とがあって、太極治療は一流でないと出来なかったものだ。」

 

「東洋には名の付く病気などというものはないのだ。病気というのは血の循環が不平均になったということなのであって、それに名を付けるだけでいい気になっているなんて、実にばかげた次第です。」

 

という発言を紹介しています。

 

(同書P30より)

 

 

このように、過激な発言が多いのも、澤田先生の魅力の一つだと思います。

 

(それが原因で叩かれたりもしていますが。(苦笑))

 

 

しかし、臨床の場での実際の澤田先生は、こういう辛辣な物言いもするけど、時には冗談も飛ばし、豪快に爆笑しながら診療を行うような、

 

明るい先生であったようです。

 

(なんか、誰かと似ているような。。。)

 

 

また、澤田健先生のもう一人の高弟である山田国弼(くにすけ)先生『鍼灸沢田流―原理から実際―』では、「太極」の語源である『易経』をはじめとする中国の古典の内容にも触れつつ、

 

また、西洋医学の考え方にも十分に触れつつ、「太極療法」の意義の説明と理論化を試みています。

 

 

20191005_163201.JPG

 

 

↑↑あまり知られていませんが、この人の著作は非常に精緻で、大変な勉強家であったことが分かります。

 

 

 

この本は入手困難本なんですが、是非入手して読んでもらいたい本ですね。

 

 

・・・とにかく、澤田先生が意識した「太極療法」というのは、どこそこの経穴に鍼灸するとか、どこそこの部位に着眼するとか、そういう意味ではなく、

 

古典の教える鍼灸治療法を通じて、結果的に

 

「血液循環の不平均を正す、それによって自然の良能(治る力)を引き出す」

 

ことが、より人体にとって根源的な「太極」治療なのである(西洋医学へのアンチテーゼとしての意味も込めて)、という立場なんですね。

 

 

澤田先生がこれを述べ、実践しておられたのが、今から約100年前の昭和初期ですが、基本的には今でも通用する考え方であり、現在、世界が中国伝統医学に注目しているのも、

 

中国伝統医学が、近代西洋医学にはない、こういった考え方でもって治療を実践し、結果を出すことが出来ているからでしょう。

 

 

 

続く

 

 

 

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「太極」「無極」の意味 10

2019.09.26

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これまでのお話し

 

「太極」「無極」の意味    

「太極」「無極」の意味 2 

「太極」「無極」の意味 3      

「太極」「無極」の意味 4 

「太極」「無極」の意味 5   

「太極」「無極」の意味 6

「太極」「無極」の意味 7  

「太極」「無極」の意味 8  

「太極」「無極」の意味 9        参照

 

 

さて、続きいきましょう!!

 

 

◆「周氏太極図」の解釈

 

 

前回も出したこの図。

 

↓↓

 

 

 

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周敦頤さんの宇宙生成図(周氏太極図)な訳ですが、この図に関する詳細な解説がなされている本はあまりないようですが、私の手元にあるものだと、

 

やっぱり鈴木由次郎先生の『漢易研究』と、今井宇三郎先生の『宋代易学の研究』に詳しいですね。

 

(この二冊はマストだね。10年ほど前に、苦労して入手しといて良かったです☆)

 

 

まず、清明院のロゴにもなったこの図↓↓ですが、

 

 

wp-1589950622859.jpg

 

 

 

これは「水火匡郭図(すいかきょうかくず)」と言います。

 

 

ちょっと難しくなりますが、ここまで来たら、簡単に解説、やってみましょう。

 

 

この図のドーナツの左半分は内側から白→黒→白、右半分は黒→白→黒、です。

 

 

白は陽、黒は陰だとすると、左は陽→陰→陽、右は陰→陽→陰、という順番になっています。

 

 

これを、易の八卦で言うと、左は「離火(りか)の卦」、右は「坎水(かんすい)の卦」で表されます。

 

 

☲(離火)

☵(坎水)

 

 

(↑↑真っ直ぐな横棒が陽を示し、途中で切れてる横棒が陰を示すのね。)

 

 

 

・・・で、「水火匡郭図」は左右で「離火と坎水」、つまり陰陽を示しています。

 

 

陰陽は繋がっており、真ん中には太極があり、図の下にはくっつくように半円が描かれ、これは陰陽が互根であり、しかも五行に連なることが示されています。

 

(五行の説明は次回)

 

 

ここで、宇宙の大きな陰陽を示すなら、陰陽を左右に割るのではなく、上下(天地)に割った方がいいのではないか、という疑問が浮かびますが、

 

清代の著名な学者である毛奇齢先生の解釈では、「左右」は方角で言えば「東西」であり、東西に離火と坎水を置くのは、北宋の儒学者である、

 

邵雍(しょうよう 邵康節しょうこうせつ 1012-1077)が強調した、易の「先天図」の考え方であり、左右が坎離(かんり)ということは上下(南北)は乾坤(けんこん)となり、

 

この思想(先天図の考え方)は道家によって受け継がれてきたことから、この図は、道家の内丹書である『周易参同契』の影響を受けている、という風に解釈なさるそうです。

 

(・・・ま、毛先生のこの説については反対意見や疑義もあるようですが。『宋代易学の研究』『占いの想像力』参照)

 

 

神野英明先生『鍼灸・漢方の名医になるための秘訣』では、先天図というのは、陰陽の対待(たいたい)関係を示した図である、と説明して下さっております。

 

(まあ対待関係を簡単に言えば、対立と統一、つまり、あっちがなけりゃこっちもない、という陰陽関係のことです。)

 

 

因みに、『易経』の説卦伝における「天地定位、山沢通気」という文言を、『太玄経』では、「南北定位、東西通気」と置き換えています。

 

 

『太玄経』については長くなるのでいつか触れるとして、ここでは詳しくは述べませんが、たったこれだけの図で、「南北定位」が易の体、「東西通気」が易の用とし、

 

その上で、先天図は天地自然の法象、後天図は変化活動の法象、と仰る鈴木由次郎先生の解釈が、シンプルでシャープで、個人的にはすごく気に入っています。

 

 

まあ、簡単に言うと、清明院のロゴマークになっている「水火匡郭図」ってのは、

 

「場そのものや、森羅万象の関係性がもつ原理を示した図」

 

ってことなんですね。

 

 

上記のような考え(まあ他にもあるんだが。。)を知って、20代の半ば頃、妙にこの図の持つパワーに夜な夜な一人で興奮し、魅かれており、

 

開業したらロゴはこれかな、とか思っていました。(゚∀゚)

 

(ナツカシー)

 

 

 

続く。

 

 

 

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「太極」「無極」の意味 9

2019.09.25

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「太極」「無極」の意味    

「太極」「無極」の意味 2 

「太極」「無極」の意味 3      

「太極」「無極」の意味 4 

「太極」「無極」の意味 5   

「太極」「無極」の意味 6

「太極」「無極」の意味 7  

「太極」「無極」の意味 8      参照

 

 

さて、続きいきましょう!!

 

 

◆色々な太極図

 

 

さて、この太極を図に示したものをよく「太極図(たいきょくず)」と言います。

 

 

清明院のロゴマークの元になったこの図が、歴史上最初に登場した太極図だそうです。

 

↓↓

 

 

wp-1589886566650.jpg

 

 

 

これは、中国、北宋の時代の儒学者、周敦頤(しゅうとんい、周濂渓しゅうれんけい ともいう。 1017-1073)先生が『太極図説』に書いた図、

 

ということで「周氏太極図」という呼称が一般的です。

 

 

これは実はいくつかの図が組み合わさった図なんですが、とりあえず一番上の〇は、このシリーズで説明した「無極而太極」を示し、次のシマシマの〇は「陰陽」を示し、

 

次に「五行」、そして最終的に「万物」という、宇宙生成の道理を示しているんだそうです。

 

 

因みにこの図は、後漢の魏伯陽という人物が著したと言われる『周易参同契』という、煉丹術に関する本の影響を受けていると言われます。

 

(鈴木由次郎『漢易研究』参照)

 

 

この図については、なんつっても清明院のロゴの元ですから、後ほどゆっくりとキッチリと説明しましょう。(`・ω・´)ゞ

 

清明院ロゴマークについて    参照

 

 

あと、まあなんつっても、太極図として有名なのはこの図でしょう。

 

↓↓

 

 

陰陽魚太極図

 

 

実は、この図の作者や来源はイマイチ分かってないみたいです。

 

 

まあ、諸説あるようですが、歴史上に登場したのは、一番上に示した「周氏太極図」よりも後、と考えられるようです。

 

(今井宇三郎『宋代易学の研究』参照)

 

 

この図は「太極陰陽魚図」とか、「陰陽魚太極図」とか、「天地自然の図」とか、「天地自然河図」とか、色々な名前があるようで、道教の道士がよく用いたことで知られています。

 

 

あと、アメリカのサーフブランド、タウンアンドカントリーのロゴとかネ。(笑)

 

 

あと、こんなのもあります。

↓↓

 

 

 

 wp-1590744520926.jpg

 

 

↑↑これは中国明代の来知徳(らいちとく 1525-1604)先生が著した図だそうで、「円図」とも呼ばれます。

 

(真ん中の〇を太極、白を陽、黒を陰とし、縦に入った黒線が陰、白線が陽だとする図です。『来註易経図解』より)

 

 

今は深入りしませんが、この図もまた、非常に深い意味を持っているようです。

 

 

あとは、韓国の国旗にみられるように、あらゆる国旗や軍旗、地方自治体のマークなんかにまで使われる「太極図」。(笑)

 

(因みに、李氏朝鮮の国王の旗と、国軍の軍旗に清明院のロゴと同じマークが使われていますが、清明院と李氏朝鮮はまったく無関係ですので。。。(苦笑))

 

 

また、韓国は、この図を朝鮮半島発祥の図だと主張しているとか。。。(苦笑)

 

 

・・・まあ、「太極図」というのは、色々な図柄や来歴や考え方があるにせよ、要は「太極」「陰陽」に含まれる深遠な哲学を、簡単な図で表現しようとした結果な訳ですね。

 

 

確かに、図にしてくれたら、クドクドと漢文で説明されるよりは、分かりやすくていいネ!!(゚∀゚)

 

 

 

続く。

 

 

 

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「太極」「無極」の意味 5

2019.09.20

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これまでのお話し

 

「太極」「無極」の意味    

「太極」「無極」の意味 2 

「太極」「無極」の意味 3      

「太極」「無極」の意味 4   参照

 

 

さて、続きいきましょう!!

 

 

◆「陰陽論」ではなく「”太極”陰陽論」。 その①

 

 

ここまでで、「太極」の意味、「無極」の意味、さらには「太極と無極の関係」について、僕なりに考えてみました。

 

 

まあ簡単にまとめると、「太極」はもともとは中国哲学の古典中の古典である『易経』の宇宙生成論から始まって、歴史的変遷を経て、道教や仏教との接触、

 

「無極」という言葉との比較検討を経て、より理解が深まり、高度な哲学用語となって、今に至っている、という感じでしょうか。

 

 

・・・で、この「太極」なるものを、我々東洋医学をやるものがどう考えるか、という話なんですが、何年か前に私も北辰会でこの辺の話を講義させていただいたことがあるんですが、

 

その内容は蓮風先生の御著書、『東洋医学の宇宙―太極陰陽論で知る人体と世界―』に書いてあります。

 

 

この本の中で、「太極」の意味に関して、蓮風先生はシンプルに、3つの意味で纏めて下さっています。

 

 

つまり、

 

1.天地創造分化の大本

 

2.陰陽する場

 

3.認識以前の状態

 

この3つです。

 

 

 

1.はこれまでにも出てきている、生成論の話です。

 

 

まずは混沌とした状態があって、それが陰陽に分かれて、さらに細かく分かれて、万物となった、という話です。

 

 

この話は有名な『淮南子』にも出てきます。

 

『淮南子』を含む記事    参照

 

 

2.は、「陰陽」というのは要は森羅万象(気)の「動き」のことで、相対的に動的な面を陽、相対的に静的な面を陰、と分ける訳なんですが、

 

この、「陰と陽が交わり、関わり、相互に動く場」そのものを「太極」と言う、という理解です。

 

 

よく我々は、もう間もなく亡くなる患者さんの脈や腹を診察した時、所見が1日の中でもコロコロ変わる、という状況に接することがあります。

 

 

そんな時、

 

「いよいよ太極が小さくなってきた」

 

という表現で、その現象を評価することがあります。

 

 

まさに、生命が現象する場(太極)である脈や腹部が、非常に小さく、狭く、弱々しくなってくると、脈で言えば、早くなったかと思ったら急に遅くなったり、

 

強くなったかと思ったら急に弱くなったりしますし、腹で言えば、臍の位置がコロコロ変わったり、また、腹の状態と脈の状態がチグハグになったりします。

 

七死の脈⑩ 附録 形気の不和について

腹診における逆証所見 まとめ

「順証」と「逆証」について             参照

 

 

3.は、認識する主体が、対象物を認識する”以前の”状態を「太極」と呼ぶ、ということであり、五感なり何なりで、対象を認識した時点で、

 

すでにそれは太極から陰陽の範疇に入っている、という意味ですね。

 

(ただし、次回書きますが、陰陽であっても、必ず”太極を踏まえて”陰陽に分ける、分析する、という意識が大事です。)

 

 

つまり、我々が日々患者さんを診るということは、

 

1(生成論).太極から生じた万物の一部である患者さんを、同じく太極から生じた万物の一部である我々が、

 

2(場の論).患者さんそのものを太極と考え、それを踏まえた上で、陰陽という物差しでもって、

 

3(認識論).四診という手法で陰陽の不調和を認識し、それを調える

 

という行いである、ということです。

 

 

次回もう少し補足します。

 

 

 

続く。

 

 

 

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「太極」「無極」の意味 3

2019.09.18

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これまでのお話し

 

「太極」「無極」の意味    

「太極」「無極」の意味 2    参照

 

 

さて、続きいきましょう!!

 

 

◆「無極」の意味

 

 

(一社)北辰会の会員諸氏にとって、この「太極」「無極」というパワーワードは、非常に気になるワードでしょう。

 

 

また北辰会の会員以外の先生方も、東洋医学の勉強がある程度進んだら、気になる人は多い筈。

 

 

 

僕がちょうど北辰会にチョロチョロと出入りするようになった2000年代の初頭の頃、蓮風先生はよく「初学者のための太極陰陽論」というテーマで講義なさっていました。

 

(当時は難解で、聴いていてもよく分かりませんでしたが。。。(∩´∀`)∩)

 

 

その講義内容を分かり易くまとめた本が『東洋医学の宇宙―太極陰陽論で知る人体と世界―』です。

 

 

因みにこの本は、堀内齊毉龍先生『弁証論治のための論理学入門』と姉妹編になっていることも見逃せません。

 

 

しかも、蓮風先生の御尊父である藤本和風先生「無極会」という勉強会を主催されていたことでも知られています。

 

(残念なことに、無極会は現在はありませんし、無極会としての著作も残っていません。。。)

 

 

・・・まあそんな訳で、このワードは藤本家、北辰会が非常に大事にしていることが分かります。

 

 

東洋医学の考え方を理解していくうえで、また、北辰会方式を習得していくうえで、妙に気になる、この「太極」「無極」に対する理解というのは、

 

根本哲学に関わるという意味で、重要ではないでしょうか。

 

 

前回、北宋代の周敦頤(1017-1073)「無極而太極」という、これまたパワーワードを紹介しました。

 

 

ここで、まずは「無極」について調べてみましょう。

 

 

平河出版社『道教事典』によれば、

 

 

◆無極

 

元来は”極まりない”という意味。

 

『老子』『荘子』『列子』に、無名、無物、無形などとともに、”無”の様態を形容する語の一つとして、哲学的意味を付与されている。

 

「老子」という人物

「荘子」という人物

『荘子』の渾沌のお話

「列子」を含む記事          参照

 

(列子に関しては紹介してなかったですね、良い機会なんで、これも書きましょう!!)

 

 

その後、『易経』の「太極」とともに、”太極=有の原理”、”無極=無の原理”として、より重い意味を持つようになる。

 

『易経』を含む記事    参照

 

 

つまり、有の本源に無を置くという思想から、儒教を超える道家思想、という図式を表現した。

 

道教文献の中にはもちろん”極まりない”という意味での「無極」という使われ方もあるが、主に、”太極の本源としての無極”という用例が目立つ。

 

また、「無極」を、経典そのものや、神仙の名称としても用いている。

 

南宋代の朱子(朱熹 1130-1200)は、無極と太極を同一次元のものとし、ともに「理」の基本的性格を表す語とし、有の次元に無の原理性を取り込んだ。

 

(んー、ここはムツカシー(゜o゜))

 

(以上引用。土田健次郎氏の文章を竹下が抜粋要約補足改変。)

 

 

 

 

・・・まあなるほど、「無極」はもともとは諸家の本に出てくる、極まりない、というほどの意味の言葉だったのが、『易経』の太極(生成論の最初を意味するアレね)と比較検討されていくことで、

 

理解が深まっていき、これも認識論哲学的な、重い意味を持つようになった、と。

 

 

このように、儒家の考え方と道家の考え方というのは、時代時代で接触したり離れたりしつつ、言葉の意味の検討を通じて、切磋琢磨してきた歴史があるようですね。

 

(また、古代中国で、インドから来た仏教を理解するのに、道家や儒家の考え方がその解釈に入っていったことも興味深いですね。)

 

 

まあ、「太極」「無極」という熟語の理解においては、宋代の周敦頤から朱子の流れがやはり決定的であるようで、ここをもう少し理解するためには、

 

朱子学における「理」の意味を少し掘り下げて理解した方がいいように感じます。

 

 

 

続く

 

 

 

【参考文献】

 

『道教事典』平河出版社

 

 

 

 

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「太極」「無極」の意味 2

2019.09.16

20190826_214444.JPG

 

 

 

 

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前回のお話し

 

参照

 

 

さて、続きいきます。

 

 

まずは辞書引きからいきましょうか。

 

 

平河出版社『道教事典』によれば、

 

 

 

 

◆太極

 

天地万物の根源。

 

『易経』の生成論(太極→両儀→四象→八卦)の最初。

 

『周易正義(※)』においては”一元の気”と説明。

 

 (※)唐代に国家事業として編纂された儒教経典の注釈本『五経正義(653年)』の一つ。

 

北宋の周敦頤(1017-1073)は、太極の無形であることを強調するために「無極にして太極」の語を用いた。

 

さらに周敦頤は、『周易』の生成論を補足拡大して「無極而太極→陰陽→五行→八卦→万物」と述べた。

 

その後、南宋の朱子(朱熹 1130-1200)は『太極図説解』の中で周敦頤の「太極而無極」を重んじ、「無極を太極の本体」「太極を無極の作用」としつつ、太極無極の不即不離化をはかった。

 

朱子はさらに「体用論」「理気説」の立場で宇宙を認識せんとした。

 

このように、「太極」という熟語は生成論から始まり、朱子に至って認識論という意味を付与される、という変遷をした。

 

その後、17世紀に明末清初の儒学者、王夫之(1619-1692)が朱子の理気説に反論して「気が理に優先する説」を徹底させた。

 

因みに王夫之の思想は後の毛沢東にも影響を与えたと言われる。

 

さらにその後、18世紀に清代考証学の大成者と言われる戴震(1723-1778)が出て、「存在の根源を気に求める思想」を決定的にした。

 

(以上引用、花崎隆一郎氏の文章を竹下により抜粋補足意訳、箇条書きに変更。)

 

 

 

 

もともとは万物が陰陽に分かれる前の混沌とした状態のことを「太極」と呼んでいたようですね。

 

 

それが、宋代になって、ものごとを認識する際の認識論哲学の用語としても用いられるようになった、という感じでしょうかね。

 

 

「体用論」については以前少し書きました。

 

「体用理論」に関して 5    参照

 

 

話しが難しくなってきましたが、東洋医学をきちんとやるなら避けて通れないこの難題、徐々にまとめていきましょう。

 

 

 

続く

 

 

 

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