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2017.05.10

↑↑落雷現場。恐ろしいですね。( ゚Д゚)
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先日、学生さんから質問をいただいたので、ちょっとまとめておきます。
◆胃の気の脈診とは
北辰会方式では「胃の気の脈診」という脈診法を行います。
これは、明代の名医、張景岳の言う「弦急脈」という考え方を、北辰会の藤本蓮風先生が、鍼灸臨床家の立場から再解釈し、
我々鍼灸師の臨床に使いやすいように新たに編み出した脈診法です。
東洋医学で「胃の気」という時は、基本的に「生命力そのもの」を指します。
北辰会方式では主にこの脈診法で、患者さんの胃の気(生命力)が活発なのか、そうでないのか(衰え気味なのか)を見極めています。
病気というのは、要は胃の気(生命力)が活発、旺盛でない状態。
治療が上手くいくと、胃の気が活発、旺盛になる。
それを見極めるのが「胃の気の脈診」です。
胃の気が活発、旺盛な脈には、色々な現れ方があるのですが、その中の一つに、「四時陰陽に従う脈」というものがあります。
これは、「春夏秋冬」の四季の流れが、脈にきちんと反映されているかどうかを見極める脈診法です。
長くなったんで続く。。
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2016.10.22

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僕ら東洋医学、特に鍼灸医学の世界では、手首の脈を診る「脈診」という診察法を非常に重要視します。
僕も、臨床では必ず脈を診てから治療に入り、治療後も脈を診て、治療効果のほどを確認します。
この「脈診」には、2500年前の『黄帝内経』の時代から、実に多くの診方、考え方、方法論が存在します。
先人の知恵の結晶と言っていいでしょう。
日本の鍼灸学校では、数ある脈診の方法の中から、「六部定位脈診(ろくぶじょういみゃくしん)」という脈診法が中心になって教育されています。
というか、それしか教育されてないような、嘆かわしい現実があったりします。。。
(場合によってはそれすらも。。。(苦笑))
「六部定位脈診」は、近代日本における、伝統鍼灸の一番大きな流派(研究会)である経絡治療学会が提唱している脈診法です。
この脈診法は、経絡治療学会の先生方の全くの独創というワケではなく、中国の元の時代に居た、滑伯仁(かつはくじん)という名医の、
『診家枢要』という本の中で説かれている脈診法です。
ですので、六部定位脈診の根拠は、滑伯仁の『診家枢要』という風に、私は理解しています。
(僕は経絡治療家ではないので、これを読んでくれている経絡治療学会の先生方、ここ、もし間違っていたらご指摘くださいネ。)
因みに経絡治療学会というのは、このブログでも紹介した柳谷素霊先生の高弟の先生方が、昭和初期に立ち上げた団体です。
墓マイラー 15 参照
この脈診の考え方が、今や国家試験にも出てきます。
こないだ、東京衛生学園の教員養成科で講義してきましたが、あそこには全国の鍼灸学校から鍼灸マッサージの資格を取った、
鍼灸学校の教員を目指す優秀な人が集まってくるのですが、そこでも、
「脈診と言えば、六部定位脈診しか知らない。」
という人がほとんどでした。
しかしですねー、「脈診」ていうのは、歴史的に見ますと、「六部定位脈診」以外にも、もっともっと、実に色々な診方考え方がありますので、
それを歴史的に、平易に、客観的に説いた方がいいと思うんですけどね。
(特に学校教育、国家試験レベルでは。)
で、学生さんが卒業して現場に出てから、自分に合った方法を学べばよいと。
そう思うんですけどねー。。。(~_~;)
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2016.10.13

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東洋鍼灸専門学校での後期講義、始まっております。
昨日は「脈診」に関して講義してきました。
東洋医学的な診断治療を行う上で、欠かせない診察法である「脈診」。
このブログでも、何度も触れています。
脈診と言えば、現代日本では一番大きな、伝統鍼灸の学派である「経絡治療学会」が提唱する「六部定位脈診」という脈診法が、
経絡治療学会の講師の先生方などによって、全国の多くの学校で教えられています。
国家試験にも出題されます。
これは、昭和初期に「古典に帰れ」と提唱したといわれる柳谷素霊先生の高弟の先生方が提唱した脈診法であり、その後、
現代まで、ずーっとメジャーな脈診法として扱われています。
墓マイラー 15 参照
学生さんに聞いても、脈診と言ったら「六部定位脈診」しか知らない、東洋医学的な治療方式と言ったら「経絡治療学会のやり方」しか知らない、
という学生さんも多いです。
しかし、脈診の歴史を紐解くと、中国でも日本でも、必ずしも「六部定位脈診」のみが行われてきたわけではない。
・・・というか、「六部定位脈診」が、こんなに偏って、広く教育されているのって、近現代の日本のみなんじゃないだろうか。(苦笑)
そこで僕は毎年、「脈診」そのものの、客観的に見た、極力偏りのない「脈診の歴史」から講義しています。
その上で、今やグローバルスタンダードと言っていい、現代中医学が採用している脈診(28脈状診と言います。)の基本的理論と実際を説いてから、
我々北辰会の脈診法(胃の気の脈診と言います。)について、理論と実際を紹介するようにしている。
これをすると、毎年学生から、
「初めてちゃんと脈診を教わりました!」
と言われて、驚きます。
(3年生ですよ。。)
まあ要はその講師が、自分のやり方考え方について「だけ」しか語っていない、なんてことは、真面目な学生さんは御見通しなんですね。
(真面目だったわけではない僕ですら、学生時代そう思っていました。)
その先生の見解はどうでもよくて、そうでない、永遠に使える東洋医学のスタンダード、基礎基本を、学生さんは求めているんだと思います。
まずそれを理解し、その上で、色々と取捨選択していきたいんだと思います。
当然ですよね。
日本で唯一、東洋医学を勉強できる公的教育機関である鍼灸学校がそうなっていないというのは、大いに問題だと思っているのは、私だけでしょうか。。。
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2013.06.27

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昨日は、東洋鍼灸専門学校にて、学生のリクエストに応えて「舌診・脈診」について喋ってきました!!
今回は、いつものように”ある症状”を取り上げて講義するのではなく、「特別編」として、東洋医学の超重要な診察法である
「舌診・脈診」
について簡単に、歴史を踏まえた、俯瞰的な内容の講義をさせていただきました!!
なぜいきなり「特別編」をやったかというと、リクエストがあったこともあるんですが、どうも以前から学生さんに聞いていると、「舌診」についてまとまった講義を聞いたことがないとか・・・、
「脈診」についても、その先生独特の、その先生の流派独特、独自のやり方についての講義や実技は受けたことがあるけども、
「脈診」そのものに対する俯瞰的な内容については、受けたことがない・・・、とかいう意見を聞き、
”それはイカンなー!!”
と思ったから、喋らせてもらった次第です。(笑)
私は、(一社)日本東洋医学会という、医師を中心とした東洋医学の学会にも所属しておりますが、そこの勉強会でも、鍼灸業界に対する、
医師から見た印象として、鍼灸の先生はどの先生も、みんな
”俺が正しい!”
とか、
”俺の言うことだけ聞いてりゃ間違いない!”
みたいな言い方をするから、誰の話を基本に据えたらいいのかわからないので、勉強の仕方が難しく、とっつきにくい、という話を聞いたことがあります。(苦笑)
・・・まあ、もちろん治療家なんてのは、理論の筋が通っていて、結果がついてきているなら、ある程度独善的だって構わないと思うし、
”それを知らない人のために広めよう”
という、100%の善意からの自己主張合戦であれば結構だけれども、教育の場で、それをやられたら、教わる側はいい迷惑かもしれません。(^^;
東洋医学には、その診察法や治療理論も含めて、きちんとした”普遍的で客観的な歴史”というものがあって、それを正確にとらえ、踏まえたうえで、
「じゃあ自分はどうするか」
ということを考えていかなくてはいけません。
患者さんのために。
誰かの個人的な見解や方法論を、盲目的に絶対視する姿勢は危険。
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2013.05.16

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昨日、学生から、「講義の中で”舌診”についてやって欲しい!」と言われた。
なんでも、これまでの2年間の中で、ほとんど舌診について学ぶ機会がなかったんだそうだ。
こういうことではよくない。
せっかく先人が残してくれた、極めて有用な診察法を。
もちろん快諾した。
〇
今現在は、授業の中の、余った時間を使って、「脈診」の練習をしている。
脈診については、このブログにも何度となく書いている。
上手い(基本的なことはすぐに理解し、すぐに実践できる)人もいれば、なかなか上手く出来ない人もいる。
技術というのはそういうものだ。
向き不向き、得手不得手があるのは当たり前。
運動神経のようなもの。
そもそも、手首の脈の打ち方から、全身の状態を伺おうとするなんて、非常に高度な技術に思えるから、それだけで尻込みするのも分かる。
まるで神業のような気がしてね。
しかし、この技術は、2500年も前から、現在まで、一度も途切れることなく、東洋医学の医者によって実践されてきた、ある意味、基本中の基本の診察法。
ド基本からド応用、さらにはスーパー名人芸まで、習得のプロセスや考え方は「これでもかというぐらい」きちんと示されている。
だから、きちんと基本からやれば、F1ドライバーにはなれなくたって、公道を安全に走れるぐらいにはなる。
真面目にやれば。
誰だって。
では、舌診の場合はどうだろうか。
「見りゃわかる」んだから、脈診よりも簡単か?
・・・さあ、果たして。
そーいえばこのブログで、舌診についてはまだ書いてなかったから、そろそろ書きます!!
〇
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2012.09.21

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ちょいちょい、東洋医学の大事な診察法である「脈診(みゃくしん)」というものについて、書いております。
脈々と続く脈診
「体表観察」について
「脈」で何が分かるの? など参照
こないだ読んだ本に、昔、鍼の先生で、脈診の名人がいて、初めて来た患者さんの脈を診て、
「あなたはいつ頃に、こういう病になって、こういう治り方で治って、で、最近はこういう感じで、こうなってこうなって、こうなったから治療に来たんだろ?」
と、見ず知らずのハズの患者さんの状態を、話も聞かずに、全て正確に言い当てたそうです。
また、何年かぶりに来た、顔も忘れたような患者さんに対しても、脈を診れば、
「あー、あんたは前に来た時はこういう感じの病で来て、何回ぐらい治療して、こんな感じで治っただろ?」
と、言い当てたそうです。
また、脈を診ただけで
「あんたの病は何回治療すれば必ず治るから、週に何回来い。」
と断言したり、
「あんたの病はウチでは治らんから、他に行ってくれ。」
とも言っていたそうです。
〇
・・・まあ正直、スゴイと思いますし、僕自身、そういう技術を持ちたい、という思いもあります。
ですが、この先生のお弟子さんが、みんなこの先生と同じような脈診が出来るかというと、そうではないのではないでしょうか。
僕はむしろ、このスゴイ技術を持ちたいという思いよりも、そのことが非常に問題だと感じます。
脈を診ただけで細かいことまで何でも分かる、という、「脈診」という診察法が持つ無限の可能性については否定しませんが、
これを治療者みんなで共有できないならば、それは単なる名人芸であって、その先生だからこそ出来る技術としてスゴイだけで、
「医学」としてのスゴさ(学術的価値とでも言おうか)は、そこにはないように思います。
言わば、超能力みたいなもんでしょう。
その意味で、こういう脈診というのは、患者さんへの有益度は、学べば誰でもが出来るようになる「医学としての学術体系」よりは相対的に低いように思います。
であれば、無限の可能性を持つ、この「脈診」というものを、どう位置付け、運用し、後学と共有するか。
ここが重要なんだと思います。
上記の実例にしても、どこが悪いかなんて、脈で分からなくたって、聞きゃあ済む話だし、それをカルテに書いて、ちゃんと保存しとけば、
たとえ何年かしてから再診に来たって、すぐに当時の状況が分かります。
週何回の治療で、何回で治るかだって、経過の中で判断すればいいことだと思います。
一人の名人よりも、名人に近い、平均点以上の治療者をたくさん作るメソッドを構築した方が、結果的に多くの患者さんのためだと思います。
名人芸を否定するワケではないけどね。
まあ、名人になるのも、教育のメソッドを構築するのも、どちらも極めて難しいことですがね・・・。(苦笑)
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2012.06.27

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昨日、北辰会方式における「脈診」というものについて、講義し、実技指導をしてきました。
難解にしようと思えばナンボでも難しくできる「脈診」の世界なんですが、北辰会では非常にシンプルな脈診を行います。
「脈診」で一体何が分かるのか、というお話は、かなり前に、このブログでしました。
「脈」で何が分かるの? 参照
人間の体には、触れると拍動を感じる場所がいくつかあります。
例えば手首や首、コメカミや足の内くるぶしの部分などです。
この、「拍動を触れる部分」を触って、その手に触れる脈の打ち方、早さ、弾力などなどを感じて、それを診断の指標にするのが「脈診」です。
2000年くらい前、中国において、東洋医学、特に鍼灸医学の聖典のひとつとも言われる『難経(なんぎょう)』という書物が著され、その中で、いきなり冒頭に、
「脈診は特に「手首」の動脉の拍動が大事だぜ!ここを診りゃあ、その患者さんがどういう状態かが分かるんだ!!」
と述べられ(竹下意訳)、それ以降、鍼灸治療をする際には、必ず治療の前後で手首の動脉の拍動を確認するようになりました。
コレが、東洋医学では現在まで脈々と続く、脈診の流れです。
もちろん長い歴史の中では、著名な医家によって、独創的な見解や、新しい脈診のやり方なども提出されましたが、
基本的には、み~んな治療前後に手首の動脉の拍動を診る、という流れが続いております。
・・・で、僕ら現代日本の鍼灸家、漢方家の多くも、それを踏襲しております。
僕からすると、コレをしないで、鍼の効果判定をするのでは、今一つ安心できません。
たとえ治療直後に症状が改善していても、脈診所見が悪化していたら、その後ひどく悪化したりすることがあるし、
たとえ治療直後に症状が不変、あるいは極端に言うと、多少悪化していたとしても、脈が好転していれば、
必ずといっていいほどよくなっていくので、安心して帰ってもらうことが出来ます。
それぐらい、頼りにしてます。
脈々と続いてるものなんでネ。
そこらへんの診断技術とは、そもそもの重みが違います。
これを真剣に学び、臨床で運用することにより、東洋医学の理論が空理空論でないことも、十二分に確認できました。
(僕の場合は)
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2009.12.11

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これまでも書いてきたように、東洋医学は、人間の体に対して、西洋医学とは違う独特の捉え方をしています。
ですので、当然病人を診る時の診断方法も、西洋医学の方法とは異なります。
それらを「四診(ししん)」というのですが、これからこのブログで、何回かに分けて、それらを紹介していきたいと思います。
まずは「脈診(みゃくしん)」からです。
↓↓脈診というのは、手首の内側(親指側)にある、血管の拍動を調べる診断法です。

「それは西洋医学でも診ますけど・・・?」
と思った方もいるかもしれませんが、東洋医学の「脈診」は西洋医学のそれとは診ている「モノ」が違います。
西洋医学の脈診では、主に「脈の速さ」や「律動性」を確認するために診ます。
ここで問題にするのは1分間に何回打つか、途中で途切れたりしないか、です。
これにより主に心臓などの循環器系の異常を窺うわけですね。
それに対して東洋医学の方では、脈の速さはもちろん、脈を打つ時の手首の血管の硬さ、拍動を打っている位置、皮膚表面からの深さ、左右差、
勢いや力の有無なんかも含めて、細かく細かく、それらを同時に診ています。
それをすることによって何が分かるのかと言うと・・・
1.その患者さんの全身状態
(今現在どの程度体力が弱っているか、場合によっては患者本人に自覚がなくても、緊急の処置が必要な脈もあります。)
2.どの臓腑に一番負担がかかっているか
(これは脈だけでは言いきれないけれども、おおよその見当は付きます。)
3.日常生活における一番の問題点は何か
(飲食の不摂生なのか、睡眠不足なのか、精神的なストレスなのかなど、これも脈以外の診断法と併せて考えなければいけないけど、おおよその見当は付きます。)
4.体の上下、左右、前後におけるアンバランスが起こっている位置
(え?何で脈で??と思う人もいるかも知れませんが、東洋医学では、体のあらゆる部分を全身の縮図と考えます。ですので、脈も全身の縮図と考えています。
だから、足の裏だけで全身が治療出来るとか、耳だけで全身が治療できるとか、そういう発想があるわけです。
脈もしかりです。ただこれも、脈だけで判断するのではなく、それ以外のあらゆる診断法と組み合わせて判断していきます。)
5.病気の勢い
(その患者さんの病気が、おとなしく経過する病気か、どんどん悪化していく病気か、古い病気か、もう治りかけているかなど、他の診断法と併せて、総合的におおよその見当をつけます。)
上記以外にも、専門的なことを言えばいくらでもあるんですが、いい専門書がいくらでもあるし、難しくなるのでここでは省きます。
(難しいことは省いてばっかり(笑))
・・・まあ要するに、東洋医学の脈診は、西洋医学の脈診と違って、患者さんのその場その時の「全身の状態」に意識の中心を置いている、ということが言えると思います。
これがある程度分かるようになると、大変便利です。
やっぱり、その場その時の患者さんの状態が確認できない状況で鍼をする、というのは、大変恐いことです。
そのため、「脈診」は僕にとっては、毎回の治療において欠かすことの出来ない大事な診察法です。
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2025.11.22

清明院では現在、求人募集しております。
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「患者さんの声」を頂きましたので紹介します。
下記以外の「患者さんの声」についてはHP内およびGoogleのクチコミページをご参照下さい。
70代女性
【症状】
胃腸症状を中心にあらゆる不定愁訴
【既往歴】
膀胱炎、胆石、胆のう炎、腎のう胞、脂肪肝
(以下本文↓↓)
清明院の竹下先生にお世話になって、気付けば15年になります。
病院嫌いの母が、不思議なご縁で先生の鍼を知り、当時清明院を開院する前の竹下先生が、バイク🏍️に乗って往診をして下さって、ガンの末期でしたが、母から「本物の鍼の先生に出逢えた」と、竹下先生への信頼度は凄かったです。
当時母のガンは、骨まで転移していたようです、病院嫌いで、検査を全くしておりませんでした。
酷い痛みがあったのではないかとおもいますが、不思議、不思議。
痛みが取れ、最後の最後まで、普通に暮らしながら、家🏠で、家族皆んなに囲まれて、母は、苦しむ事なく、天寿を全ういたしました。悲しいし、寂しかったですが、清々しいお別れが出来たのではと、思います。
先生に感謝です。
母は、生前から、病院には入院させないで、と申しておりました。
病院にお世話になれば、抗がん剤が入り、少し延命ができたかもしれませんが、地域のホームドクターも、母の選択を認めて下さり、看取りのノウハウを教えていただき、後悔のない、最後だったと思います。
私は、数年後から、病治しではなく、メンテナンスで竹下先生にお世話になっています。
東洋医学的な、医療の考え方に共鳴ができるからです。
何より、副作用がありません。
身体が持っている「治る力」を、鍼は、不思議な程、呼び覚ましてくれるというか。
腰が痛くなり、鍼に行きましたら、先生は、腰が痛いと、言わなくてもわかるから、とおっしゃって、1本鍼打つだけで、帰りは、スッキリ、痛みも治り、魔法か?マジックか?いや、いや、全身流れる血液🩸の滞りを、鍼の力でスムーズに流れだし、本来持っている、自分で治す力を呼び覚ましてもらうのか。
専門的な事は、わかりませんが、脈診、舌👅診必ずされます。
身体のお知らせが、出ているのかなと、顔色や、肌の色や、浮腫があるか等など、全身情報を、キャッチされて、一番の、ピンポイントに、鍼を1本打たれるのかなと。
私の友人が、ひどい不整脈で、心臓🫀の、ペースメーカーを入れる手術をされたのですが、動悸や胸の痛みが中々良くならず、お辛そうで、薬を変えれたり、腎臓,肝臓の、数値が、薬害かわかりませんが、悪くなり、
本来は、心臓を良くしようと、手術をされたのに、却って前よりお辛そうと、お会いする度に、何とかならないかなーと思い、竹下先生をご紹介して、もう5〜6年になります。
1時間半ぐらいかけて、電車を乗り継ぎながら通っておられますが、今、別人の様にお元気になられて、ご自分のしたい事が出来る毎日で、竹下先生への感謝と、紹介した私まで、感謝されています。
台湾の知り合いからは、台湾では、西洋医療と東洋医療が、病院の中で、連携出来ていると、聞いた事があります。
両方の良い所を、チョイスして、医者に頼るだけではない、薬に頼るだけではない、そんな医療の、時代が、早くに来たら良いなーと、願わずには、いられません。
〇
【清明院からコメント】
大変多くの、示唆や論点を含んだお声を頂きました。
読んでいて、初心に帰らされるような思いがしました。
私は、開業する前から往診(在宅医療)をやっています。
僕は25年前にこの業界に入った時から、もっと言えば、この業界に入る全然前の幼少期から、当時から往診をやっていた鍼灸師である父の仕事を見ていて、「在宅医療」というものの重要性を感じていました。
多くの末期の患者さんは、出来れば自宅で、家族に見守られながら最期を迎えたいことだろうと思います。
それをどうにかバックアップしたい、という思いから、資格取得後すぐに往診事業を立ち上げ、かれこれ20年以上、都内で往診をやっております。
こうやって、亡くなられるまでしっかりと診させていただいた患者さんの御家族を、その後も継続して診させていただくことも多く、また、そこから紹介で輪が広がり、上記のような貴重な症例を経験したりもします。
これらの経験は、この仕事の一つの醍醐味だと思います。
日本では、東西医学の連携のインフラが整っているとは言い難いですが、西洋医学と東洋医学がしっかりと連携し、患者さんの意思決定が最大限尊重されるような医療というのを、個人レベルで実践することは「ある程度であれば」可能です。
今後も、力の続く限り続けようと思います。
〇
2023.06.12

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5.28(日)は、新宿で行われた(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!!
関東支部もいよいよ定例会再開です。
今回も、1日通じて実技。
脈診、腹診をメインテーマに、午後は打鍼を使って指導。
私は中級版を担当しましたが、皆さん熱心で、素晴らしかったです。
また、前回あたりから、指導の際にあえて自分の道具を使わず、受講生の道具を使って治療して見せる、というのを裏テーマとしてやっております。
(自分の道具、忘れた訳じゃないんですよ 笑)
こうやって、人の道具に自分の手を合わせる、というのも、なかなか乙なトレーニングになるな、と思いながらやっていました。
(同じ道具なのにここまで変化が違う、ってのも見せたいしね。)
また、あえて少し苦言を呈せば、皆さん熱心なのは良いのですが、一部、基本的な理論が頭に入ってないのは残念でした。
定例会のテーマはもちろん実技の練習ですが、事前の基礎理論に対する認識が甘いと、その意義は半減します。
北辰会の旗印は発足以来「実践から理論へ」ですので、まずしっかりとした心持での、絶え間ない実践、実技練習は大事なんですが、色々と患者さんが変化するものに対して「それがなぜそうなるのか」が理論的に分かっていなければ、
同じ失敗を何度も繰り返すだけだし、そこからの反省、発展も期待できません。
北辰会の体表観察をある程度やってくると、「何となく治ってしまった」みたいな症例を経験することはあると思いますが、そこできちんと、
自分なりに「なぜそうなったのか」を深く考察するようにすることが大事だと思います。
まあ何はともあれ、定例会が無事再開したのは良いこと。(*‘∀‘)
〇
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2025.12.12
患者さんの声(睡眠障害、その他不定愁訴)2025.12.05
2025年11月の活動記録2025.12.01
2025年 12月の診療日時2025.11.22
患者さんの声(15年以上メンテナンスで継続通院)2025.11.20
11.22(土)、25(火)、通常通り診療やります!!2025.11.19
2025年10月の活動記録2025.10.29
2025年 11月の診療日時2025.10.15
2025年9月の活動記録2025.10.10
清明院16周年!!!2025.10.01
2025年 10月の診療日時2025.09.20
2025年8月の活動記録2025.09.01
2025年 9月の診療日時2025.08.15
2025年7月の活動記録2025.08.01
2025年 8月の診療日時2025.07.04
2025年6月の活動記録2025.07.01
2025年 7月の診療日時2025.06.26
2025年5月の活動記録2025.06.01
2025年 6月の診療日時2025.05.10
2025年4月の活動記録2025.05.01
2025年 5月の診療日時2025.04.04
2025年3月の活動記録2025.04.01
2025年 4月の診療日時2025.03.13
2025年2月の活動記録2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時2025.01.01
謹賀鍼年!!2024.12.28
年内診療終了!!2024.12.14
2024年11月の活動記録2024.12.01
2024年 12月の診療日時2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。