東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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2025年11月の活動記録

2025.12.05

 

 

 

 

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2025年11月も、日々の臨床の傍ら、色々やっておりました!笑

 

 

今年で早14年目になる東洋鍼灸専門学校での後期授業も、半分まで来ました。

 

 

なかなか意欲的な学生さんが多くて、嬉しいです。

 

 

世の中を見れば、ネガティブなニュースや不安なニュースも多く、この先、世界は、日本はどうなっていくのか、一庶民には分かりませんが、まあどうあれ、僕は毎日、新宿の路地裏で鍼灸治療を、やれるとこまでやるだけです。笑

 

 

11.2(日)は大阪で行われた日本プライマリケア連合学会秋季セミナーにて、今年も実技ワークショップを行ってきました!!

 

 

このセミナーには、何年か前から毎年実技講演させて頂いておりますが、今回も多くの医師の先生方に参加していただき、鍼灸の良さを御理解いただけたのではないかと思います。

 

 

デカいホールで数百人の前でやるのもいいけど、こういう草の根運動も、僕は好きです。笑

 

 

 

 

 

11.6(木)順天堂東医研に参加してきました!!

 

 

今回の講師はいつもお世話になっている長瀬眞彦先生、講義テーマは

 

「秋の夜長の症例検討―弁証論治界隈―」

 

というお話。

 

 

症例を通じて、重要な方剤や考え方について解説して下さいました。

 

 

順天堂東医研では、約7年間、今や東洋医学教育のグローバルスタンダードである「中医学」を基礎において講義を進めてきました。

 

 

その講義数は80回を超えており、同じ講義はほとんどないです。

 

 

この膨大な知識を基に、日本漢方鍼灸などなど、東洋医学の様々な分野と分け隔てなく関わり、血肉にしていって欲しいと思っています。

 

 

11.10(月)日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス

 

 

今回は清明院スタッフである松田信晴先生による「前立腺肥大症による頻尿に対する鍼治療の1症例」の症例検討会。

 

 

前立腺肥大症と言えば、鍼灸臨床でも今でもたまに遭遇する疾患であり、なかなか苦戦するものも多い訳ですが、今回は松田が見事に効果を挙げた症例で、大変高名な泌尿器科専門医のベテランの医師の先生二名からもコメントをいただき、参加者からしても、非常にためになる内容だったと思います。

 

 

また今回も時間が足りないほど、非常に活発な意見交換が出来て、素晴らしかったです。

 

 

「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後まだまだ磨きをかけて、伸びて欲しい活動の一つですね。

 

 

因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。

 

 

どなたでも参加でき、次回は来年1.19(月)の20時~90分です!!

 

(症例は「緑内障」の予定!!)

 

 

是非、こちらのページからお申し込み下さい。

 

(お申し込み下さった方には、アーカイブ配信もあります!!)

 

 

11.17(月)日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。

 

 

こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。

 

 

この勉強会は、第一線の臨床家の先生のリアルな症例報告が聴けて、さらにそれを多くの医師や鍼灸師が、それぞれの立場から意見出しをする、非常に貴重な機会です。

 

 

今回も「慢性鼻炎」の症例で、なかなか手強い症状でありますが、第一線の医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。

 

 

次回は1.26(月)20時〜 (60分程度)となります。

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

11.20(木)は保土谷にある聖隷横浜病院の救急外来にて見学研修してきました!!

 

 

 

 

↑↑とってもきれいな病院でした☆

 

 

この病院には、現在の医療界で、熊本赤十字病院の加島雅之先生とともに「救急漢方」を推進されている入江康仁先生がおられ、学会で名刺交換した御縁から、今回お忙しいところお邪魔してきまして、大変よくしていただきました!!

 

 

「救急で漢方?何に使うの??」と思う方もおられるかもしれませんが、救急の場面で、実は漢方は非常に使えるのです。

 

 

・・・というか、鍼灸と漢方というのは、むしろ救急の場面でこそ、その真価を発揮する、というのは、私の師である藤本蓮風先生も以前からよく仰ることです。

 

 

この令和の時代に、その考え方を高度に理解し、実践する救急専門医の若い先生が出てこられたことが、非常に嬉しいです。

 

 

 

 

↑↑帰りがけに入江先生と。

 

 

僕も何とか今後、救急の現場で鍼灸を活かす方法、仕組み作りを考えてみたいと思います。

 

 

そしてなんと11月は、1年前から大変楽しみにしていた(一社)日本中医薬学会の上海大会が、日中関係の緊張により、延期となってしまいました!!!

 

 

幸い、東方航空のフライトチケット代はキャンセル料がかからなかったので、泣く泣くキャンセルし、休診する予定だった土曜と火曜に、いつも通り診療をやります、と告知したのが金曜日。苦笑

 

 

正直、いつも通院されている患者さんにはすでに休みだと告知しているので、誰も来ないか、来ても1人2人じゃないかと思っていたんですが、予想外に数十人の患者さんが見えて、感動しました。笑

 

 

清明院の患者さんはアツい!!

 

 

思いがけず、僕ら臨床家というのは、患者さんあっての存在であるということを再認識しました。

 

 

11.29(土)-30(日)第43回日本東方医学会学術大会

 

 

今回の会頭は順天堂大学の客員准教授で、鍼灸師でもある友岡清秀先生

 

 

今回の大会テーマは「順天應人」

 

 

以前にも書いたように思うけど、現存する日本最古の蘭学塾ともいえる順天堂大学の命名の由来は、『易経』の言葉であります。

 

 

今回、過去最高の申し込み人数だったそうで、日本東方医学会の益々の発展を感じましたね。

 

 

今回、出色だったのは医学部の学生さんによる企画「東方医学をバズらせろ!!」

 

 

全国から7校が参加し、凄い盛り上がりを見せていました。

 

 

ああいう、真っ直ぐな若いエネルギーに触れると、何かと暗い話題が多かったり、足の引っ張り合いみたいなことの目立つこの業界の中にあって、未来に希望が持てる感じがして、ホントに嬉しいです。

 

 

・・・とまあ、11月もこんな感じで、毎週末、なんじゃかんじゃとやっていました。

 

 

 

ここから年末に向けて、ラストスパートいきますよー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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2025年4月の活動記録

2025.05.10

 

 

 

 

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いよいよ新年度に入りまして、2025年4月も、張り切って走り抜けました!笑

 

 

早14年目になる東洋鍼灸専門学校での講義も始まり、GWも明けた訳ですが、相変わらず、色々とやらせて頂いております!

 

 

4.20、4.27(日)(一社)北辰会、関西部会と関東部会

 

 

今年度からは、座学講義が復活。

 

 

それも新しい若手講師陣による講義を、積極的に入れています。

 

 

北辰会の良いところの一つは、診察(四診)、診断(弁証)、治療~養生指導(論治)の一つ一つが非常に理論的に整理整頓されていることであって、どれもまだまだブラッシュアップの余地はあるとはいえ、現時点でもある程度しっかりと纏まっており、

 

きちんと一つ一つ学べば、みんなで理論を共有でき、あるテーマに関してディスカッションしたり、症例についてカンファレンスをして、互いの学術を高め合うことが出来る点です。

 

 

だから当然、真面目な若手はどんどん育ちます。

 

 

この20年を振り返って見ても、若手がどんどん開業し、全国で多くの患者さんを救っています。

 

 

コロナ禍もあって、多くの鍼灸院が廃業していった中、ちゃんと数えてないけど、僕が知るだけでも、この20年で全国に30件以上は増えたんじゃないでしょうか。

 

 

北辰会は、鍼灸臨床家による、実際家集団です。

 

 

毎日、鍼と艾を持って、患者さんの前に立っています。

 

 

今後も色々苦心しながらも、多くの患者さんを救い続けることでしょう。

 

 

4.14(月)日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス

 

 

今回は東京都鍼灸師会の副会長でもあられる菅野幸治先生による「慢性炎症性脱髄性多発神経炎/多巣性運動ニューロパチーの1症例」の症例検討会。

 

 

こういった難治性の神経疾患と言えば、西洋医学の方でも治療に難渋することも多い訳ですが、意外と鍼灸がよく効くことが、事実としてあると思います。

 

(もちろん全てではないと思いますが、やってみる価値は大いにあると思います。)

 

 

今回は非常に良く効いた症例であり、神経内科医の先生からも大変丁寧なコメントを頂き、非常に有意義な内容だったと思います。

 

 

また今回も非常に活発な意見交換が出来て、素晴らしかったです。

 

 

「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後まだまだ磨きをかけて、伸びて欲しい活動の一つです。

 

 

因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。

 

 

どなたでも参加できますので、次回は5.12(月)の20時~90分、是非こちらのページからお申し込み下さい。

 

(お申し込み下さった方には、アーカイブ配信もあります!!)

 

 

4.21(月)日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。

 

 

こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。

 

 

今回の症例は「月経前緊張症(PMS)」であり、臨床では非常に多く見かける症状であり、今回も第一線の医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。

 

 

次回は5.26(月)20時〜 (60分程度)となります。

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

4.24(木)順天堂東医研にて久々に講義してきました!!

 

 

今回の講義テーマは

 

「経穴学③各論其の二 足陽明胃経・足太陰脾経」

 

というお話。

 

 

しかも今回は冒頭に、以前書いたように、この3月に春休みを利用して清明院に研修に見えた医学生(それも1年生!)と新卒医師の二人が、清明院での研修記を発表してくれたり、

 

順天堂東医研の子らも、2018年の発足以来初めて行った、自主勉強合宿の様子を発表してくれたりと、早6年以上続いているこの活動も、コロナが明けて、

 

ますます良い感じになってきているなあと、改めて実感しました。

 

 

また実は先月から、世田谷にある給田ファミリークリニックさんに、清明院スタッフが一人一人、私も含め全員お邪魔して、見学研修させて頂きました!!

 

 

 

 

池亀院長はじめ、スタッフの皆様には大変温かく受け入れて下さり、私も含め、スタッフ一同、素晴らしい体験になりました。

 

 

この貴重な経験を、何とか形にしてアウトプットし、鍼灸界全体で共有できるように持っていきたいと思っています。

 

 

またそれ以外にも、現在色々と楽しみな計画が水面下でいくつか進行しており、今年度も確実に忙しくなりそうなことを予感した4月でした。笑

 

 

さーてー、今年度もやりますかー (゚∀゚)

 

 

 

 

 

 

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生薬観察登山に行ってきました!

2023.05.30

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このところ、猛烈に忙しく、ブログ更新をサボっています。笑

 

(まあ、FBの方はチョイチョイ更新していますけど。)

 

 

5月も実に色々と活動しましたので、ここに書き残してておきます。(^^)

 

 

今年のGW、5.4(木)は、お声がけ頂き、医師、医学生とともに、生薬観察登山をして参りました!

 

(前日も、なかなかディープな話を聴くことが出来ました。)

 

 

最高の天気に恵まれ、医師、医学生含む10人ほどのチームで登山してきました。

 

 

いつも思うんですが、ああいう、山道に何気なく生えている植物に対して、

 

「これは〇〇と言って〇〇湯の構成生薬」

 

「これは生薬ではないけど、〇〇という逸話がある」

 

とか、そういうのが出来る先生というのは、ホント凄いですね。

 

 

・・・まあ『ホジュン』に出てくるように、昔の漢方医は休診時間や休診日にはいつも山に入って、患者さんに使う生薬を常に採集していたわけですから、東洋医学をやる医療人にはとても大事なことだと思います。

 

(しかし、これまでに5回以上は行っていると思いますが、何回聞いても覚えられない。。。爆)

 

 

医学生さん達が一生懸命植物の写真を撮って、メモを取っていたのが印象的で、未来の漢方界に希望が持てる感じがしましたね。

 

 

今回はそんなんで、なかなか充実したGWでした。☆

 

(膝が痛くなったけどネ。。。イカンイカン、運動不足だ。)

 

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました。

2022.08.03

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忙しくて大分報告が遅くなりましたが、7.24(日)は、(一社)北辰会関東支部の定例会に参加してきました!!

 

 

この日も朝から実技指導。

 

 

しかもテーマは打鍼です。

 

 

しかもこの日は、本部から藤本新風代表が見えて、一緒に実技指導をやって下さいました。

 

 

午後一には、実技デモも見せて下さいました。

 

 

コロナでなかなかできずにいた本部と支部の交流、少しずつですが再開しております。

 

 

打鍼は、何度も書いているように、江戸時代、京都にいた夢分という人物が創始した流派と言われ、江戸後期から昭和初期まではそこまで顧みられることはなかったのですが、

 

昭和中期に北辰会現会長の藤本蓮風先生「北辰会方式打鍼術」として改良し、日本中に広めたことが知られています。

 

 

打鍼の実技を教わろうと思ったら、これまでは年に一回の宿泊型の研修会や、本部の研修会に参加するしかなかったのですが、今はコロナでそれもなかなか出来ませんので、定例会カリキュラムに組み込んでみました。

 

 

まあ、打鍼をする以前に、正確な腹診が出来ないと、効果的な打鍼は出来ません。

 

 

しかも、打鍼をやると言っても、目的意識の明確な、正確な手技でもってやらないと、これまた効きません。

 

 

ですので、打鍼術で効果を挙げることの出来る先生から直接教われる、ということは、非常に重要です。

 

 

今年度はさらに「古代鍼」という、北辰会のもう一つの「刺さない鍼」の実技指導もあります。

 

 

運動不足に加え、頭脳労働ばっかりで、刺激に過敏な人が増えている昨今、「刺さない鍼」の需要は今後も高まるでしょう。

 

 

ぜひ北辰会の実技指導に参加して、確かな技術を得て欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会、第12回古典ライブを視聴しました。

2022.06.17

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6.5(日)の朝に行われた、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義を視聴しました!!

 

 

今回も岡本一抱(1655-1716)『万病回春病因指南』を題材に、「嘔吐・翻胃(おうと・ほんい)」というテーマでの講義でした。

 

 

これねー、意外と多いんです。

 

 

特に若い人で。

 

 

最近も、消化器内科の先生から、比較的若い患者さんの「FD(Functional dyspepsia 機能性ディスペプシア)」の患者さんを紹介して頂き、何例か診ているところです。

 

 

実は僕自身も、20代のある時期に、一過性でしたが、嘔吐癖のようなものがついてしまったことがあって、以前はお酒を飲んでも相当飲まなければ吐くことはなかったのですが、

 

少し飲んだだけで吐くようになり、酒を飲んでいなくても常に悪心があるような状態となり、結構苦労した思い出があります。苦笑

 

 

また、患者さんでは、もう10年以上前ですが、すい臓がんの末期の患者さんで、亡くなる寸前まで診させてもらった患者さんでしたが、最後はもう黄疸が出て、嘔吐が止まらず、

 

吸い飲みの水や、自分の唾液を少し飲んだだけでも真っ黄色の胆汁まで吐いてしまい、非常に可哀想だったのをよく覚えています。

 

(まさに今回の講義で言う”翻胃”、”上膈”の病の状況だったんでしょうね。)

 

 

このように、軽症から重症まで、非常に様々な思い出がよぎる嘔吐ですが、今回の講義では「胃の冷え」に注目しつつ、「脾胃は寒熱の偏りを嫌う」ことに着眼せよ、という内容で、非常に参考になりました。

 

 

具体的には、嘔吐を治す時に、もし胃の冷えが原因のものであれば、生薬では生姜や山椒が重要になるということです。

 

 

酒ばっか飲んで嘔吐する人に、乾姜を使うことが重要とは、湿熱や湿痰を攻下する事ばかりを考えていた、20代の頃の僕にはほとんどない視点でしたね。笑

 

(・・・あの当時、とある有名な漢方の先生が、僕に対して温剤を処方した意味が、少し分かりました。)

 

 

まあ、平たく言えば、吐くことによって邪気を排出する側面と、吐くことによって正気が傷られる側面があり、そのバランスをよく考え、かつ、吐くことの原因を慎重に追及しないと、なかなか治らないよ、ってことですね。

 

 

あとは、酒飲んだら、基本的には運動と利尿が重要で、むやみに下したらいけないよ、とか、奥村先生が以前から盛んに研究されている「膜原」に対する理解、というのも、重要な指摘ですね。

 

 

やはり膈膜ライン、帯脈ライン、その中心にある胃土エリアは重要だ、というところに行き着きますね。

 

 

また、今回も奥村先生の古典研究の精緻さが光っており、日本の江戸期の古典の中に引用されている、中国の古典にさらに当たって、その文章の内容の違いから、

 

各時代、各国の先生方の考えを類推するという、ベーシックだけど非常に重要な研究方法で、いつもながら、頭が下がる思いがしました。

 

 

こうやって、臨床上よくある症状でも、歴史を掘り下げると、非常に奥が深いことがよく分かりますね。

 

 

なお、本ライブ配信は北辰会会員限定企画です。

 

 

これを機に入会の方はこちらからぜひ!!

 

 

 

 

 

 

 

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Dr.'s Prime主催「鍼灸の世界へのいざない」で喋ってきました。

2022.04.15

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先日告知しましたが、昨日、4.14(木)の20時から、Dr.’s Primeさん主催の医師、医学生向けの無料講座、テーマ「鍼灸の世界へのいざない」という内容で喋ってきました。

 

 

今からでも登録すれば見逃し配信があるようですよ。

 

(詳細はこちら

 

 

講師は以前紹介したように、寺澤佳洋先生増田卓也先生と私です。

 

 

リアルタイムの参加者はそれほど多くなかったですが、医師、鍼灸師を中心に、総合診療の世界や鍼灸業界で有名な先生から、若手の先生まで、幅広い人材が参加され、改めて鍼灸への注目度を感じました。

 

 

まあ、いつも言うように、日本では鍼灸の受療率は5~10%程度。。。

 

 

まだまだ、鍼灸は医療行政的にも、国民の認識的にも、正当に認知されているとは言えず、結果的に鍼灸師同士が狭いπ(パイ)を食い合うような状況となり、もともとの伝統医学としての唯一無二の個性を持った鍼灸治療はいつの間にか所々で変質してしまい、

 

我先にと誇大広告を打ったり、特定の症状や疾患、特定の分野に特化した鍼灸などが乱立し、オーソドックスな鍼灸治療専門で生計をたてられている鍼灸師は、意外なほど少ないのが現状です。

 

 

 

しかし、ここ数十年は、中国、韓国を中心に、世界中で鍼灸への注目度は徐々に高くなっています。

 

 

今後もその流れは加速するでしょう。

 

 

そういう大きな流れの中で、寺澤先生や増田先生のような日本の若手医師が、鍼灸に肯定的な情報発信をして下さったり、Dr.’s Primeさんのような医師向けの勉強会を企画する業者さんが、

 

こういう企画を作って下さることは、私にとっては嬉しいし、頼もしい限りです。

 

 

今回、私の方からは、現代日本における鍼灸治療の多様性や現状を簡単に説明した上で、我々が普段行っている診察法と治療法を簡単に動画でお見せしました。

 

 

終了後、さっそく若手の総合診療医の先生から「分かり易かった、初めて鍼灸を見て驚いた」と、直接DMで御感想を頂きました。

 

 

東洋医学に理解のある医師が一人でも増えたなら、それは嬉しいことです。

 

 

・・・まあ今後もこうやって、出来る範囲で草の根運動を続けます。

 

 

今回、このような機会を与えて下さったドクターズプライムさん、また、ご紹介下さった先生方、有難う御座いました。<m(__)m><m(__)m>

 

 

 

 

 

 

 

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診療再開!!

2021.05.05

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清明院、5.3~4まで、GWの臨時休診を去年同様、短めに頂きまして、本日から元気に診療再開しております!

 

(休んでても、やれることが無さすぎるからです。。苦笑)

 

 

このGW中も、去年同様、残念ながら実家には帰らず、寝るだけ寝た後は、運動不足解消にと、夜の都内をひたすらチャリで爆走していました。(笑)

 

 

しかしまあー、路上飲みがヒドイ。。。

 

 

歌舞伎町を通ったら、路上に酒を持った若者たちが、ひしめき合うようにして、路上にごった返しており、

 

「なんだここは!レイヴやフェスの会場か!?(゜o゜)」

 

と思うような有様でした。

 

(その横をチャリで颯爽と駆け抜けました☆)

 

 

知り合いに聞いたら、歌舞伎町だけでなく、渋谷も、下北も、六本木も、繁華街はどこも似たような状況だそうです。

 

 

こうなるなら、マスク強制、手指消毒強制、入店時の検温強制、アクリル板完備、SD徹底の飲み屋に入らせちゃった方が、まだ予防効果高いんじゃないか?とすら思ってしまいます。

 

(治安の面から見ても。。)

 

 

映画館や百貨店を強制的に閉めさせているのも、どこまで効果があるのやら。。。

 

(映画館や百貨店で、飛沫飛ばすかねえ??)

 

 

ここ最近は世界ではインドが、日本では関西の方がエライことになっていますが、この分では東京も時間の問題でしょうな。。。

 

 

緊急事態宣言も、11日で明ける感じはまったくしません。

 

(恐らく今月いっぱい、あるいはもっと長くなるのではないでしょうか。。)

 

 

コロナ禍も1年以上続き、みんな心が荒んできているのか、SNSでの書き込みも、以前にも増して悲観的なものや攻撃的なもの、誹謗中傷、怒鳴り合いが増えている印象があります。

 

(まあ、そんな程度でガス抜きになるなら、いいのかもしれないが)

 

 

最近、よく御高齢の患者さんと言うのですが、コロナ禍は大変だけど、空から毎日爆弾が降ってきた、あの頃(戦時中)よりはマシだよね、

 

あの状況(主要都市全部焼け野原)から立ち直ったんだから、日本は今回も大丈夫だよね、と、笑いながらやっています。

 

 

・・・まあ、しっかりと気を引き締めて、予防に関してはやれることはやって、冷静に普段通り生活、これに尽きます。

 

 

こういう時こそ、しっかりと勉強、運動、睡眠☆

 

 

 

・・・さて、僕はまた毎日、朝から晩まで、鍼します。

 

 

 

 

 

 

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「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルサイト

 

 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

 

順天堂東医研で喋ってきました!!

2021.04.27

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4.22の木曜日の夜は、2021年度一発目の順天堂東医研にて喋ってきました!!

 

 

この活動は2021年度から、大学に認可を受けた、正式な部活動「学生のための順天堂大学東洋医学研究会」として再始動しました!

 

(・・ややネーミングが長いですが、略称は同じということで。(^^;)

 

 

これまでは、活動実績もないし、部員も少ないので、単に「同好会」という扱いだったのですが、ささやかですが、大学内にきちんとした立ち位置を得たようです。

 

(めでたい!!そして尽力した学生諸氏、素晴らしい!!(^^))

 

 

正式な発足一発目の講義で、しかも新入部員の方も多く、オンライン講義、ということだったので、ここは一つ初心に帰って、

 

2018年の12月に、初めて私が順天堂に伺って講義した内容を、リビルドして1コマ目に喋りました。

 

 

というワケで今回の講義は

 

「これから東洋医学を学ぶ皆さんへ -2021-」

 

「東洋医学のキホン 気・血・津・液・精・神の生理と病理」

 

の二本立てでやりました。

 

 

 

 

順天堂大学の前身は、今から183年前の1838年、長崎で3年間蘭学を学んで帰ってきた佐藤泰然先生が東京、薬研堀に開いた「和田塾」という蘭学塾が始まりです。

 

順天堂大学HP 参照

 

 

 

佐藤先生の息子さん(実子で長男)は、かの有名な松本良順先生、養子は佐藤尚中先生、この二人は現在の東京大学医学部と、順天堂医院の初代の長となった先生です。

 

 

つまり幕末以降、現在まで続く、日本の西洋医学振興の歴史の中心、根本、旗振り役は順天堂大学の創立者一家なのです。

 

『易経』にある”天の道理に順(したが)う”順天堂に、創立からちょうど180年後に東洋医学研究会が出来たという面白さ。)

 

 

また、明治時代に国策的に東洋医学を撲滅した側の中心人物である、済生学舎(現:日本医科大)の祖である長谷川泰先生は、佐藤尚中先生の教え子でした。

 

 

そして、明治の終わりになって、なんとその済生学舎の学生の中から、昭和の漢方復興運動の火付け役となる和田啓十郎先生が現れるのです。

 

 

和田啓十郎-湯本求真-大塚敬節の流れは、今でも北里大学や慶応大学の東洋医学に繋がっていると言っていいと思います。

 

 

とてもドラマチックですよね。

 

 

・・・まあ何にせよ、歴史を踏まえ、未来を見据え、考え、行動することは重要です。

 

 

東洋医学と西洋医学は協力、連携出来ます。

 

 

清明院では実際にしょっちゅうやってます。

 

 

しかし、きれいごとを言うようかもしれないが、これはお互いにリスペクトしあうことが大前提として肝要であり、一方が一方を尊大な態度で支配しようとしたり、

 

一方が事大主義に陥り、矜持をなくして阿諛追従や、面従腹背の態度をとったら、それは連携、協力とは名ばかりの、非常にいびつで不自然なものとなるでしょう。

 

 

2コマ目は、この医学の基本となる、人体を流動するエネルギーである「気・血・津・液・精・神」について、生理と病理を簡単に説明しました。

 

 

新入部員や初参加の人には若干難しかったかもしれませんが、オンライン講義であり、動画で復習できることもあって、あえてやや早い説明にしてみました。

 

 

繰り返し話を聞いて、復習して、を繰り返していると、徐々に東洋医学の世界観が分かってくる筈です。

 

 

 

まあーなにしろ、これからが楽しみな会ですね。(^^♪

 

 

 

 

 

 

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第18回 三旗塾オープン講座を聴講しました!

2021.04.09

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先日、2021.3.21に行われた、中医鍼灸・漢方の勉強会である三旗塾の第18回のオープン講座を聴講させて頂きました!!

 

 

この講座は本来、2020年3月に、対面で行う予定であった講座ですが、コロナ禍によって1年ずれて、しかもオンラインでの開催となりました。

 

 

しかし、今回私は、当日は私用ですぐに中座しなければならなかったので、オンラインになったことで後日、動画で一時停止しながらじっくりと視聴することできました。

 

(これがオンライン講義の素晴らしい点ですね。なかなかコロナ禍が終息しないので、今後はオンラインとハイブリッドが講演会の主流になるでしょう。。)

 

 

今回の講師の一人目は、この業界の人なら誰でも知っている業界誌『中医臨床』を1980年から発刊し(現在通巻164巻)、東洋医学を学ぶ上で大変重要な、

 

数多くの書籍を出版し続けてきた東洋学術出版社井ノ上匠社長

 

 

講演テーマは「中国における鍼灸弁証論治の歴史」です。

 

 

井ノ上先生のことは以前から存じ上げておりまして、歴史ある出版社の二代目の社長さんであり、中医学に関しては学者さん並の勉強量であります。

 

 

先生の情報リサーチの能力は大変素晴らしく、そしてよく纏まっているので、話が非常に分かり易いです。

 

(スライドも見やすい。)

 

 

僕も以前から、各学校での講義や、北辰会での講義で、近代中国や日本における歴史的経緯などに関して分からないことがあると、ご教示いただいている先生です。

 

 

今回の講義の内容も、以前に何度かやり取りさせて頂いたことがある内容の、先生による再編集、最新版ともいえる内容で、知らない内容や意外な事実がたくさんあり、非常に勉強になりました。

 

 

聴講後にも、メールで多くの質問をさせて頂き、非常に丁寧にお答えいただきましたので、さっそく今年度以降の学校講義や北辰会での講義に反映させようと思います。<m(__)m>

 

 

今回のような講義の内容を、引きでも寄りでも深く理解し、あそこまで語れる人材は、日本国内に非常に少ないのではないでしょうか。

 

 

実に貴重な存在です。

 

 

二人目の講師は三旗塾代表の金子朝彦先生

 

 

この業界では、知らない人のいない先生です。

 

 

講義テーマは「定位が子宮にある18穴の使い方」

 

 

金子先生は以前から経穴の「穴性(穴位効能)」というものを研究してこられ、各経穴が持つ作用については、近代の日本鍼灸界において第一人者と言っていい先生です。

 

 

今回、「子宮(女子胞)」に焦点を当てて、様々な経穴の臨床的な使い方を説明して下さいました。

 

 

清明院でも、子宮や卵巣にまつわる婦人科疾患といえば、毎日たくさん診ますが、北辰会ではあまり使わない経穴についても、先生の御経験を踏まえて丁寧に解説して下さり、非常に興味深かったです。

 

 

ぜひ書籍化してほしいですね。

 

 

このオープン講座では、終了後の懇親会で、普段会うことの無い、色々な会派の先生方とお話しできるので、それも楽しみの一つだったんですが、

 

まあ暫くは、仕方ないですね。(苦笑)

 

 

こういう時はひたすら机に向かって、新しい知識を増やしたり、これまでの知識を整理しておきましょう。

 

 

もちろん太らないように、運動もキッチリと!!

 

 

 

 

 

 

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40歳になってもうた

2021.03.04

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なんと本日、わたくし、40歳になってしまいました☆

 

 

いやー、早い。。。

 

 

早すぎる。。。

 

 

それにしても、やれ不惑だなんだと、ガチャガチャ言われますが、精神は中二の頃から全く変わってないですね。。。

 

 

いまだに、道歩いてて、睨まれたら普通にイラっときます。(笑)

 

 

肉体も、正直そこまで衰えた感じがしません。

 

 

したがって、何も変わっちゃいません。(笑)

 

 

不惑の中二病。(゚∀゚)

 

 

 

 

去年の前半に、ステイホームでゴロゴロしてたら、人生最大に太ってしまった(82.5㎏)ので、今回、40歳の誕生日までに、20歳の頃の体重である68㎏に!と思って、

 

去年の6月から、無理のないやり方で少しづつ減量していましたが、結果的に70.5㎏までしか落とせず、やや残念な気持ちで誕生日を迎えました。(苦笑)

 

 

昨日、格闘家が計量前にやるような「水抜き」や「塩抜き」をして、一時的にでも強引に68まで減らそうかな、と一瞬思いましたが、万が一脳梗塞にでもなったらいやなんでやめときました。(笑)

 

 

・・・まあ、去年の6月頭の時点で82.5㎏あったので、9か月で12㎏減量ですから、ダイエットとしては成功といっていいと思いますが、ここまで来ると、

 

運動量を増やしたり、運動のやり方を調整したりしながら、食事も、色々と細かいことを考えてやらないと、なかなか68までは落ちてくれないようです。

 

 

そういう意味では、食いたいだけ食って、何も考えなくても70㎏を超えなかった20歳の頃と比べて、肉体が衰えた、とも考えられますね。

 

 

・・・まあ、今年の夏までには、体重計の68㎏台の写真を撮って、ここにアップしたいもんです。

 

 

あれだけ毎日、患者さんに痩せた方が良いだの、運動した方が良いだのなんだの言ってるのに、示しがつかん。(笑)

 

 

たまにいく登山以外に、一生続けられるようなスポーツも、始めないと。

 

 

いくつか候補があるんですが、まだ秘密です☆

 

 

 

 

 

 

 

・・・さて、今日も明日も、その次も、死ぬ日まで、朝から晩まで、鍼をします。

 

 

 

 

 

 

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