東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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牙疳(がかん)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「牙疳(がかん)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
牙疳とは、歯齦が潰破びらんして、疼痛を伴うことを指します。
 
 
 
弁証分類は主に3つあります。
 
 
 
1.風熱の牙疳
 
2.青腿の牙疳
 
3.走馬の牙疳
 
 
 
まずは風熱の牙疳についてお話していきたいと思います。
 
 
 
普段から胃熱をもっている者が風熱の邪を感受した際、風熱邪が歯齦に侵入して肌膜を損傷すると発症します。
 
 
 
この場合、風熱邪を感受するとすぐに発熱あるいは寒熱往来し、歯齦が発赤、腫脹、疼痛が激しく、2~3日で歯齦がびらんして、出血しやすくなります。
 
 
 
疼痛により、飲食物の摂取が障害されるような状態となります。
 
 
 
患部の範囲は、頬部粘膜までは拡大しないことが特徴です。
 
 
 
その他にも、粘稠な唾液、顎下の疼痛性の腫脹、悪心、嘔吐、便秘、舌質紅、舌苔薄黄、脈浮数を呈します。
 
 
 
一般的には半月程度で次第に治癒します。
 
 
 
少数例ではあるものの、慢性化して歯が露出し、膿が流出することがあります。
 
 
 
治法は、疏風、清熱解毒を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

関東地方は久しぶりに晴れ間が出ましたね。

 

 

 

晴れると心地よく、気温的にも過ごしやすい一日でした。

 

 

 

今月は天気が優れない日が多く、肌寒い日が続きましたね。

 

 

 

 打って変わって、11月は例年に比べて気温の高い日が続くようです。

 

 

 

そんな気温が高いと予想される11月ですが、11月7日からは二十四節気でいう「立冬(りっとう)」に入ります。 

 

 

 

現時点では「霜降(そうこう)」という秋の節気でしたが、とうとう暦の上では冬が始まります。 

 

 

 

気温が上がると予想される中、暦は冬に進むというのは面白いものですね。

 

 

 

11月というと、まだまだ秋の行楽シーズンのイメージですが、暦の上ではもう冬です。

 

 

 

東洋医学の陰陽論では、ここからどんどん「陰」の気が強まり、冬至(12月21日頃)に「陰」が最も強くなります。 

 

 

 

その時点が、一年で「陽」すなわち日の長さ(日照時間)が最も短くなる時期です。

 

 

 

そして冬至を境に、今度は徐々に「陽」の気が生まれ、徐々に日の長さが伸びていきます。 

 

 

 

そして夏至(6月21日頃)に「陽」が最も強い時期を迎え、一年で最も日が長い時期となります。

 

 

 

このように季節や1年を陰陽論に当てはめて考えると、自然のサイクルがよく分かり面白いですね。

 
 
 
 

参考サイト

日本の暦

 

 

 

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