東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診に関して67(⑩その他の問診事項:耳、目、鼻、口腔など①)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

今週からは「⑩その他の問診事項:耳、目、鼻、口腔など」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

耳、目、鼻、歯に関しては、それぞれ多くの臓腑経絡が関わる器官であり、これらの問診情報は、病位、臓腑経絡の異常を察知するのに役立ちます。

 

 

 

今週からは、耳に関して、ご説明いたします。

 

 

 

『素問』脈要精微論に、“腎主耳”とあり、耳は腎の外簸であり、腎がしっかりしていれば、耳はよく聞こえます。

 

 

 

耳の外は手太陽が主り、耳の奥は腎、手少陽三焦が主ります。

 

 

 

(風邪で耳が痛くなるのは、手太陽に熱がこもり、それが深くなって、腎に影響することが多いと考えます。)

 

 

 

A. 耳に関係する経絡
 
 
 
 
1)手陽明絡脈:“入耳合于宗脈” 
 
 
2)足陽明経脈:“循頬車.上耳前” 
 
 
3)足陽明経筋:“其支者.⋯結耳前” 
 
 
4)手太陽経筋:“結于耳後完骨.其支者.入耳中.直者.出耳上” 
 
 
5)足太陽経脈:“其支者.從巔至耳上角” 
 
 
6)手厥陰経別:“出耳前” 
 
 
7)  手少陽経脈:“繫耳後.直上出耳上角”
 
 
8)手少陽経筋:“循耳前” 
 
 
9)足少陽経脈:“從耳後入耳中.出走耳前” 
 
 
10)足少陽経筋:“出太陽之前.循耳後” 
 
 
 
 
B. 耳に関係する臓腑 
 
 
 
 
1)腎:腎は耳を主る、耳は腎の寝、腎の官。耳は腎の候、腎は宗脈の集まる所。 
 
 
 
2)心:心は耳に開竅する。(『張氏医通』巻人・駿門下・耳※より) ※「腎為耳竅之主、心為耳之客」とある。
 
 
 
3)肝:耳の機能を全うする血を蔵し、足少陽胆経と関わる。 
 
 
 
4)脾:後天の本、水穀の精徴を輸布し、水湿を運する。脾の昇清によって、精気は上り気は下る。耳は清竅であるため、精気を得れば潤養される。

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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問診に関して60(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)⑧)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

先週に引き続き、「⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)」に関して、書いていきたいと思います。

 

2)肥立ち

 

 

出産は母体に大きな負担を与えるものです。

 

 

産後の体調の変化で素体がどの程度丈夫かがわかります。

 

 

とくに、髪・爪・歯の変化で肝腎や気血の衰微具合がわかります。

 

 

3)悪露

 

 

悪露とは、子宮内の胎盤が剥がれ落ちた個所から少量の出血があり、

それに卵膜の残りや分泌物の混ざり合ったものが、膣から排出され、

産後3週間以内で完全排出されるのが一般的です。

 

 

要するに、悪露とは、胞宮内の余血や濁液で、瘀血や瘀熱・湿熱の類に相当します。

 

 

一般に、最初は暗紅~鮮紅色で、 1週間ほどすると徐々に淡紅色となり、 2週間後には白や淡黄色に変化します。

 

 

4)主訴

 

 

産後に主訴が変化したかどうかを確認します。

 

 

5)母乳

 

 

乳汁は気血から化生します。

 

 

衝任脈が充実し脾胃の機能が正常であってはじめて気血が旺盛となり乳汁も充溢します。

 

 

気血の停滞が強い、あるいは気血が虚弱で、ある場合には乳汁が化生されないので、

乳汁が出なくなります。

 

 

気血が旺盛でめぐっていることが前提となるので、

臓腑的には脾胃のみならず、腎や心肝も大いに関与することになります。

 

 

乳汁分泌不全は、 一般的には乳房の脹痛の有無を聞き、柔軟で張りも痛みもないものは気血両虚で、

硬く痛み圧痛あるいは発熱(微熱)を伴うものは気血の塞滞(肝欝気滞)の可能性が高いと考えます。

 

 

尚、母親が油賦物や熱性に偏ったものを過食していると、母乳も熱に偏り、それを飲む子供も熱に偏る原因となります。

 

 

6)月経の再開

 

 

一般的に授乳期には、月経はありません。

 

 

月経の再開時期、月経の量や質の変化を聞くことで、気血の変動や臓腑の変動を知ることができます。

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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