東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診に関して60(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)⑧)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

先週に引き続き、「⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)」に関して、書いていきたいと思います。

 

2)肥立ち

 

 

出産は母体に大きな負担を与えるものです。

 

 

産後の体調の変化で素体がどの程度丈夫かがわかります。

 

 

とくに、髪・爪・歯の変化で肝腎や気血の衰微具合がわかります。

 

 

3)悪露

 

 

悪露とは、子宮内の胎盤が剥がれ落ちた個所から少量の出血があり、

それに卵膜の残りや分泌物の混ざり合ったものが、膣から排出され、

産後3週間以内で完全排出されるのが一般的です。

 

 

要するに、悪露とは、胞宮内の余血や濁液で、瘀血や瘀熱・湿熱の類に相当します。

 

 

一般に、最初は暗紅~鮮紅色で、 1週間ほどすると徐々に淡紅色となり、 2週間後には白や淡黄色に変化します。

 

 

4)主訴

 

 

産後に主訴が変化したかどうかを確認します。

 

 

5)母乳

 

 

乳汁は気血から化生します。

 

 

衝任脈が充実し脾胃の機能が正常であってはじめて気血が旺盛となり乳汁も充溢します。

 

 

気血の停滞が強い、あるいは気血が虚弱で、ある場合には乳汁が化生されないので、

乳汁が出なくなります。

 

 

気血が旺盛でめぐっていることが前提となるので、

臓腑的には脾胃のみならず、腎や心肝も大いに関与することになります。

 

 

乳汁分泌不全は、 一般的には乳房の脹痛の有無を聞き、柔軟で張りも痛みもないものは気血両虚で、

硬く痛み圧痛あるいは発熱(微熱)を伴うものは気血の塞滞(肝欝気滞)の可能性が高いと考えます。

 

 

尚、母親が油賦物や熱性に偏ったものを過食していると、母乳も熱に偏り、それを飲む子供も熱に偏る原因となります。

 

 

6)月経の再開

 

 

一般的に授乳期には、月経はありません。

 

 

月経の再開時期、月経の量や質の変化を聞くことで、気血の変動や臓腑の変動を知ることができます。

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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牙齦萎縮(がぎんいしゅく)とは③

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「気血両虚の牙齦萎縮」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
長患いや先天不足など虚弱体質により、気血が不足した場合に、歯齦が栄養されず、かつ虚に乗じて邪が歯間に停滞して発生します。
 
 
 
この場合、歯齦が淡白色になって萎縮し、歯の動揺、歯齦出血がみられることが特徴です。
 
 
 
また、頭のふらつき、目のかすみ、不眠、多夢、舌質淡、舌苔薄白、脈沈細などの気血不足の症候がみられます。
 
 
 
治法は、補気養血を用います。
 
 
 
弁証分類については、以上です。
 
 
 
牙齦萎縮は、口腔内の衛生状況が大いに関係がある身体症状です。
 
 
 
治療以前に、口腔内が衛生的でない状況であったり、辛いもの、甘いもの、脂っこいものを好んで食べていると、食物による刺激だけでなく、食物残渣が歯の間に溜まって腐敗することで、歯齦を腐食して、びらんを起こしたり、萎縮させたりしてしまいます。
 
 
 
その為、鍼灸治療に加えて、口腔内を衛生的に保つことや、刺激物となりうる食物を控えていただくように養生指導をしていくことが大切となります。
 
 
 
歯齦萎縮の症状がある場合、骨余である歯は腎が主る身体部位である為、腎気の消耗を引き起こす房事過多や労倦、睡眠不足避けていただくことも重要となります。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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