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春の養生

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こんばんは。齋藤です。

 

 

あっという間に2月になりましたね。

 

 

本日は節分で、明日から二十四節気でいう立春です。

 

 

まだまだ気温が春には遠い気もしますが、暦の上では明日より春ということになります。

 

 

立春の前後より、気温の上昇と共に、東風が吹き始めると肝気が生じ始め、肝の木気が盛んになり始めます。

 

 

東洋医学的に、肝は自律神経や感情面のコントロール、筋肉や目の働きを主っているので、肝気が盛んになると精神疾患や不眠、寝違いなどを起こしやすい、または、悪化しやすいと考えられています。(そのほかにもたくさんありますが)

 

 

その為、素問の四気調神大論篇には、「春三月、此謂発陳。天地俱生、万物以栄。夜臥早起、広歩於庭、被髪緩形、以使志生。生而勿殺、子而勿奪、賞而勿罰。此春気之応、養生之道也。逆之則傷肝、夏為寒変、奉長者少。」と記載されています。

 

 

春は肝気が盛んになりやすい時期なので、イライラしないで、気持ちをゆったりと持ちなさい。

 

 

 

春になって活動しないと、陽気が沈んだままだから、夏になって冷え症になってしまうから、適度に運動しましょう。

 

 

 

という事が書かれています。(ものすごく簡単に訳してしまっておりますm(_ _)m)

 

 

 

カフェイン類の過剰摂取は、肝気を助長させてしまうと考えられている為、摂取量には十分気を付けましょう。

 

 

 

また、肝気が盛んになることにより、胃腸の働きが弱ってしまう傾向にあるので、脂っこいものや、甘い物など胃腸に負担のかかるものを過食したりすると胃腸に悪影響を与える為、注意が必要です。

 

 

 

要は適度に運動し、ストレスをうまく発散して、食事はバランス良く腹八分目で!という所でしょうか。

 

 

 

当たり前の事なのですが、年齢を重ねるにつれ、体を動かすのが億劫になり、この飽食の時代、腹八分目というのがなかなか難しく思う今日この頃です。笑

 

 

 

参考文献

『現代語訳 黄帝内経素問 上巻』 東洋学術出版

 

『内経気象学入門』 緑書房

 

 

『初めて読む人のための素問ハンドブック』 医道の日本社

 

 

 

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こんばんは。大竹です。
 
 
前回まで自転車往診の期間中に起こった体調の変化、その中で特徴的だった髪のパサつきに関して書かせて頂きました。
 
 
 
 
今回は髪の養生法に関してご紹介しようと思います。
 
 
『皇帝内経 素問』の「四気調神大論篇」には
 
 
立春から立夏までの時期は少し早く起き、庭に出てゆったりと歩き、髪を解きほぐし、体を伸びやかかにし、心持ちは活き活きと正気を充満させて、生まれたばかりの万物と同様にするが良い。と書いてあります。
 
 
また、『養生訓』には
 
 
櫛で髪をすくのは多い方が良い。そうすれば、”気”は巡り、のぼせた”気”は降りる。櫛の歯はあまり密なのは髪が抜けやすくなって良くない。と書いてあります。
 
 
養生訓に関する記事はこちら
 
 
ちょうど先日、立春を迎え、人の身体もより春の身体になっております。
 
 
そうすると、気血も上へ外へ向かうため、のぼせやすくなったりもします。
 
 
そうならないためにも、早寝早起きして、散歩して、結っている髪をほどいて過ごし、”気”の巡りを良くしてみるのはどうでしょうか?
 
 

参考文献 

現代語訳 黄帝内経素問 上巻 東洋学術出版

口語養生訓 日本評論社

 
 
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