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こんばんは 浅田です
前回、「牡蠣」の効能について書きました。
参照
せっかくなので、『神農本草経』も開いて「牡蠣」について調べてみました。
『神農本草経解説(森由雄)』には、
「牡蠣.一名蠣蛤.味鹹平.生地澤.治傷寒寒熱.温瘧洒洒.驚恚怒氣.除拘緩鼠瘻.女子帯下赤白.久服強骨節.殺邪鬼.延年.」
「牡蠣、一名蠣蛤(れいこう)。味は鹹平。池沢に生ず。傷寒、寒熱、温瘧などによりゾクゾクする病気、驚、恚、怒などの邪気による病を主治し、拘緩、鼠瘻、女子の赤白帯下を除く。久服すると骨節を強くし、邪気を殺し、年を延ばす。」
と書かれています。
※恚は、怒ること
※拘緩は、拘急緩縦の略で突っ張ったり、緩んだりする病
※鼠瘻は、頸部リンパ節結核
※赤白帯下は、血が混じった帯下
「牡蠣」は安神薬と言われているので、ポイントとなるのは、「驚、恚、怒などの邪気による病を主治し」というところです。
驚、恚、怒は七情を意味し、七情の変化は心神に影響を与えます。
「驚、恚、怒などによる病を主治する」ということは、
七情の変化によって起こった病、心神が安定しないことで起こった病を、治すことができると考えることができます。
これらのことから、やはり「牡蠣」は、安神効果が高いのだと考えられます。
ストレス社会でオイスターバーが流行る理由は、これかもしれません。
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こんばんは 浅田です
先日、無性に牡蠣を食べたくなり、新宿のオイスターバーへ行きました。
牡蠣を口にした瞬間、「あーこれこれ、身体はこれを欲してた」という感覚が身体に走りました。
凝ってるところを揉んでもらっている時のような「あーそこそこ、そこを揉んでもらいたかった」みたいな感覚です。
『中医臨床のための中薬学』によると、「牡蠣」の性質、効能は、
・分類
安神薬
・性味
鹹、渋、微寒
・帰経
肝、胆、腎
・効能
鎮驚安神
益陰潜陽
収斂固脱
軟堅散結
と書いてあります。
心神不寧、熱病傷陰、虚風内動、肝陽上亢などの状態の人には有効だということがわかります。
牡蠣を欲していたということは、身体が上記の状態になっていたのかもしれません。
今回私が「牡蠣食べたいー」となったのは、寝不足、仕事後に加え、春分前でした。
どんな時に何を食べたくなるかは、その人の心身の状態によって様々です。
よく食べたくなる物、好物を問診することは、病態を把握する上で重要になってきます。
オイスターバーがあちこちにあり、どの店も繁盛しているということは、牡蠣の効能である寧心安神、滋陰清熱を求めている人が多いのかもしれませんね。
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2013.09.12
2013.11.14
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