東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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プラセボとは(同一化の法則)⑧

 

 

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こんばんは 謝敷です。
 
 
 
 
 
 
11月になりましたね。
そして、今年も残すところあと3か月。
夏が終わると本当に、一年はあっという間に終盤へ… 本当に早いですね。
冷え込みとともに、日の沈む早さにも驚きます。まさに釣瓶落としのごとくです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、プラセボについて書かれている論文を見ています。
これまで
なかなか長い道のりです。
 
 
 
 
 
 
今日からいよいよ、このレポートで述べている
プラセボとは「同一化の法則」である、という部分を読み解いてみようと思います。
 
 
 
 
 
 
導入部分は、これまた難しく、
プラセボとは、
直接的な事象を超えた、目に見えない(しかし算出可能な)抽象概念にある、と書かれています。
 
 
 
 
・・・?
 
 
 
 
そして、
これは、ニュートンの表現では「質量と力」であり、
ファラデーとマクスウェルの表現では「電磁場」であり、
アインシュタインの表現では「時空とエネルギーであると…
 
 
 
 
・・・どんどん、全然わからなくなりました笑
 
 
 
 
 
しかし文章は切り替わり、プラセボの機序は「同一化」にあるという説明が始まります。
 
 
 
 
 
「同一化」とは、
危険を感じた時に活性化する本能的なパターンで、
そのはじまりは、乳幼児にさかのぼると説明しています。
 
 
 
 

人間の乳児は無力で依存的な状態で生まれ、

支えや導きがなければ生き残ることはできません。
そのため、保護し、助けてくれる存在を認識し、
絆を結ぶように本能的に備わっていると言います。
 
 
 
 
 
 
無力で依存的な乳児は、潜在的な保護者の表情や微表情の中に、
その人が本当に養い、守ってくれるのか、
不安を掻き立てるものがないかを探ります。
そして、最も不安や疑念を抱かせにくい人物こそが、
乳乳児が同一化する人物となるというのです。
 
 
 
 
 
 
よって
 
 
 
 
同一化
=①被験者の無力感×②被験者の依存感/③他者に対し知恵感じる不確実性
 
 
 
 
 
という式を用いて「同一化」は法則性を説明できるとしています。
 
 
 
 
 
 
つまり、
同一化の度合いは、
①主体の無力感と②依存度の積に比例し、
主体が他者のケアに関して感じる不確実性に反比例すると言えます
 
 
 
 
 
 
無力感や依存度が高い程、同一化は強くなり、
相手に対する不確実性が大きくなるほど、同一化は弱くなるということですね。
 
 
 
 
 
この無意識の決定、”同一化”が起こると、
権威者から子どもへと情報が流れ、
権威者の思考、アイデア、行動は、
自律的に子どもの思考、アイデア、行動へと変化していきます。
 
 
 
 
 
 
そのため、同一化して得た情報は、本人が意識するかしないかに関わらず
理性や批判といった影響を受けないレベルで、
子ども(患者さん)の行動や振る舞いに影響を与えます。
 
 
 
 
 
 
 
これは子供が幼少期から親に「あれは危険」と言われていれば、
それに脅威を感じたり、
宗教感や倫理、美的観念と同様に、子供の思考に影響を与えるのと同様ということ、のようです。
 
 
 
 
 
 
続きは、来週!
 
 
 
 
 
 
 
 
<参考文献>
Bierman SF, Weil A, Dahmer S. Placebo and the law of identification. Front Psychiatry. 2024 Dec 6;15:1474558. doi: 10.3389/fpsyt.2024.1474558. PMID: 39713767; PMCID: PMC11659211.
 
 
 
 
 
 
 
 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

11月に入りました。月曜日は文化の日で祝日です。3連休、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

 

街は一気にクリスマスモードへ切り替わり装飾がきらめいていますね。

私はこれからの季節が好きなので、新しい年へ向かっていくこの時期はワクワクしています。

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

 

腎の働きに関して。

 

 

 

①腎は生殖を主る。

②腎は衝脈、任脈の本。

③腎精が気を化して血を生ずる。

④腎は津液を主る。

⑤腎は胞(子宮)を繋ぐことを主る。

 

 

 

本日は、⑤腎は胞(子宮)を繋ぐことを主る。という働きに関して。

 

 

 

 

『難経三十六難』では下記の通りに述べられています。

 

 

 

「命門とは諸々神精の舎る所。原氣の繋がる所也。故に男子は以て精を蔵し、女子は以て胞に繋ぐ。故に知らんぬ、腎は一つ有る也と。」

 

 

 
 
 
 
命門は諸神精の舎る所であり、原気の繋る所。男子はここに精を蔵し、女子はここに胞を繋ぐ。という一文です。
 
 
 
 
 
 
 
命門とは生命の根本に深く関与する器官であり、命門は原気に繋がります。
 
 
 
 
 
 
神や精は五神の中の重要な存在で、大切に蔵されています。
 
 
 
 
 
さらに『素問 五臓別論』では、『五藏者、藏精氣、而不寫也』と述べられています。
 
 
 
 
 
 
この一文は、五臓は精氣を蔵して瀉さず。ということですが、
 
 
 
 
 
 
命門に繋がる胞というのは、奇恒の腑の女子胞を指しています。
 
 
 
 
 
 
「蔵して瀉さず」は月経、妊娠、出産など期間限定的な意味合いです。
 
 
 
 
命門に繋がる胞を含む命門においては、神、精を常に蔵し続けるわけにはいかないため、月経、排卵、射精、出産など機をみて放出・排出しなければなりません。
 
 
 
 
 
そして妊娠期など、必要なタイミングで神と精をしっかりと舎(やど)すことが重要である、ということです。
 
 
 
 
 
 

つまり。子宮の気と腎の気とは互いに通じ合っています。

 

 

 

 

子宮の位置そのものも腎が管理する領域であり、妊娠中、子宮の内部は、腎陽により温められ、腎精により滋養されます。

 

 

 

こうしたプロセスが正常に行なわれることにより、 出産にいたることができるということです。

 

 

 

 

次回へ続きます。
 
 
 

参考文献

『中医婦人科学』 主編:辰巳洋  (源草社)

『現代語訳 黄帝内経素問 上巻』 石田秀実 監訳 (東洋学術出版)

『中医学入門』編著:神戸中医学研究会 (東洋学術出版)

『まんが中国古代の養生法』 絵・文:周春才 訳:鈴木博 (医道の日本社)

 

 

 

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