東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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治療原則―調整陰陽

 

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

今回は調整陰陽という治療原則について書きます。

 

 

 

調整陰陽とは、陰陽の失調を調整してバランスを回復させる治療法です。

 

 

 

陰平陽秘、精神乃治」という言葉が示すように、陰陽の平衡が健康の基本であり、治療の目標となります。

 

 

 

陰陽失調の基本的なパターンには、陰陽の偏盛と偏衰があります。

 

 

 

偏盛は「損其有余」の原則に従い、過剰な陰または陽を減らします。

 

 

 

陽盛には清熱瀉火を用い、陰盛には温裏散寒を用います。

 

 

 

偏衰は「補其不足」の原則に従い、不足している陰または陽を補います。

 

 

 

陽虚には温補陽気を用い、陰虚には滋養陰液を用います。

 

 

 

陽病治陰」「陰病治陽」という方法もあり、陰陽の相互依存関係を利用します。

 

 

 

陰陽の互損では、一方の虚が他方の虚を招くため、両面から治療します。

 

 

 

陰陽両虚には、陰陽双補の方法を用います。

 

 

 

育陰求陽や益火補土など、陰陽の相互関係を考慮した治療法があります。

 

 

 

調整陰陽の具体的方法には、寒熱の調整、升降の調整、気血の調整などがあります。

 

 

 

寒証には温法、熱証には清法を用います。

 

 

 

気の下陥には升提、気の上逆には降逆を用います。

 

 

 

これらはすべて最終的に陰陽の平衡回復を目指します。

 

 

 

【参考文献】

東洋療法学校協会 編;教科書検討小委員会 著.新版 東洋医学概論.医道の日本社;2023

 

 

 

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牙歯焦黒(がししょうこく)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は、「牙歯焦黒(がししょうこく)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
牙歯焦黒(がししょうこく)とは、歯が乾燥して黒ずむことを指します。
 
 
 
清の時代に入ってから、温病学家の葉天士は歯を診ることを重要視しており、『南病別鑑』では「歯焦し垢なきものは死し、歯焦し垢あるものは、腎熱胃劫なり」と述べており、『温病条弁』では「歯黒」を熱邪が下焦に深く侵入した重要な指標であると述べられています。
 
 
 
牙歯焦黒と「歯垢焦黒」とは異なり、歯垢焦黒は歯についた垢が黒色に変化することであり、拭い去ることが出来る特徴をもちます。
 
 
 
弁証分類は、主に3つあり、次の通りです。
 
 
 
1.下焦熱盛の牙歯焦黒
 
2.腎熱胃劫の牙歯焦黒
 
3.風冷客経の牙歯焦黒
 
 
 
牙歯焦黒は、温熱病で傷陰が極まった時期にみられ、予後不良とされています。
 
 
 
『脈経』では死候の一つとされており、「病人目に精光なく、および牙歯黒色のもの、不治なり」、「病人陰陽ともに竭き、その歯は熟小豆のごとく、その脈駛するものは死す」「病人歯たちまち黒に変ずるもの十三日で死す」「病人唇腫れ歯焦するもの死す」などと記載があります。
 
 
 
ただし、病因病理を十分に把握し、積極的に治療することで、延命させることが出来る可能性もあるとされています。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 
 

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