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こんばんは!樫部です。
雨が止む合間に蝉が鳴くようになってきましたね。
本日は往診先での出来事について、お話していきたいと思います。
先日、ある患者さんのお宅へ往診に伺ったところ、前回は見掛けなかったのですが、新しく御札のようなものがお部屋の壁に貼られていました。
御札といっても、御払いや祈祷を目的としたものではなさそうだったのですが、よくお話を聞いてみると、
月毎に東京都神社庁より発行されている、御札状の用紙にその月の格言が印刷された、「生命(いのち)の言葉」というものとのことでした。
なんでも、最近ご友人から譲り受けたものだそうですが、その御札には
『今日の暮らしは昨日にあり
今日の丹誠は
明日の暮らしとなる』
と書いてありまして、何かにつけ、恵みを受ける為には、日々の暮らしを大切とすることが重要であることを説いた、二宮尊徳が残した言葉でした。
二宮尊徳というと、江戸時代後期の農政家であり、日本各地で荒れた農村の復興にあたりつつ、「天地人」三才の徳に報いる報徳(ほうとく)思想を唱えたことで有名な人物です。
もっと身近な話ですと、小学校時代に学校の敷地内で多くの方々が見掛けたことがあるはずのあの像、二宮金次郎と同一人物です。
薪を背負って歩きながらも読書をする姿が像のモチーフにされていますが、熱心に仕事をしながらも寸暇を惜しんで勉学に励んだことから、勤労と勤勉の象徴として、明治以降から設置されるようになったそうです。
今回の二宮尊徳による言葉は、過ぎ去ってしまったはずの「昨日」にも目を向けている点において、個人的には面白いなと思いました。
「今日」の自分を意識すると、何かを得たくて、向上させたくて『明日こそは!』と「今日」の自分が「明日」に期待してしまっているように思います。
しかし、この言葉は、今過ごしていて向上させたい、改善したいと願った「今日」は、刻々と過ぎ去っていった「今日」が積もった「昨日」から成っているんですよ、というように過去に意識を向けさせてくれているように感じました。
そうして「昨日」を意識しただけで、急に「今日」というものは過ぎ去った自身の行動の積み重ねなので、今すぐには動かし難いもののように感じられてきます。
二宮尊徳の言葉は、「今日」をより良い方向に動かしたければ、丹誠込めて過ごした「昨日」が必要であると示してくれているのではないかと思います。
そして、そうして得られた「今日」も丹誠込めて過ごすことで、さらに「明日」に繋がっていくんですよと、
日々の連続性を意識させると同時に、物事を継続することの大切さを示してくださっているように感じられます。(あくまで個人的な見解ですが。)
そう考えていると、「昨日」の自分が紡いでくれた「今日」を「明日」の為に丹誠込めて過ごすぞと思うと、いつの間にか「今日」の今この瞬間にさらに集中出来、一生懸命になれているような、そのような心持ちになりました。
患者さんも、良い言葉だからと、ご友人からもらってすぐに壁に貼り、毎日眺めるようになったとのことでした。
往診先での思いがけない出会いでしたが、心の栄養をいただいた気分になりました。
【参考文献・サイト】
東京都神社庁
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0205/
報徳博物館
https://www.hotoku.or.jp/sontoku/
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こんばんは。齋藤です。
奄美地方が本日梅雨明けしましたが、観測史上最も遅い梅雨明けだそうです。
全国的に早く梅雨明けてほしいですね!
だいぶ間隔があいてしまいましたが、続きを書いていこうと思います。
これまでのお話は以下の通りです。
命門元気三焦系統理論の元気について書いていこうと思います。
元気という言葉を、医学書の中で初めて使用したのは『難経』とされています。
元々哲学用語だった元気という言葉を医学に取り入れ、色々な説明を加えました。
『難経』の元気観としては以下の通りです。
元気の由来
・元気の源は、父母の精なので、人は先天的に元気をもって生まれてくる。
・人が生まれた後は、元気はさらに後天の精の滋養を受けて命門から生まれる。
元気の働き
・臓腑や経絡の働きを活発にし、臓腑や経絡の働きを維持する。
・外から吸い込んだ気を納め、呼吸を支える。
・三焦は様々な気化の運動の舞台となるが、それを支えているのは元気
・外界の邪気から、人間を守る。
元気は生命の原動力であり、最も基本的なエネルギーとされています。
その為、元気が旺盛なら、五臓六腑の働きも活発で、病気になりにくいと言えます。
先天あるいは後天の不足、慢性病による減少などで、元気がうまく生成されなかったり、元気が消耗されたりすると、元気が減ってしまい、病気になりやすくなります。
続いて、命門元気三焦系統理論の三焦について書いていきます。
三焦を物凄くざっくり説明すると、「大きな水道」、「上焦、中焦、下焦の総称」という、二つの意味があります。
しかし、『難経』に記載されている三焦の働きはどちらとも違うものです。
・三焦とは元気の通り道である。
・三焦とは「気化の舞台となる場所」である。
『難経』では、元気が三焦という通り道を通って、臓腑や経絡に行き渡るとき、元気が集中して通過する場所があると考えられていました。
それが原穴という経穴です。
参考文献
『中医学ってなんだろう』 ①人間のしくみ 小金井 信弘 (東洋学術出版社)
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