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こんばんは、森岡です(^_^)
今日から急にまた、冷え込みがきつくなってきましたね!!
往診事業部の移動は、専らバイクなので寒くなると堪えます(苦笑)
みなさんも、風邪をひかないよう気をつけて下さいね!!
さて、
この間のニュースで、「マイコプラズマ肺炎が過去10年で最多に」というものがありました。
なぜ今年に、マイコプラズマ肺炎が流行しているのでしょう。
それを、東洋医学的に解析してみたいと思います。
その前に、マイコプラズマ肺炎とはどういったものでしょうか?
「マイコプラズマ肺炎」とは、肺炎マイコプラズマという病原体によって引き起こされる肺炎のことです。
一般的に、晩秋から早春にかけて流行します。
この肺炎は、異型肺炎とも呼ばれ通常の肺炎とは少し異なります。
どこが違うかというと、主に、
1.若年者に多かった。(通常の肺炎は年配者に多い。)
2.抗生物質(ペニシリン)が効かない。
3.胸部レントゲン写真で診られる影の割に、症状はきつくない。
4.聴診器による診断で、肺炎特有の音が聞こえにくい。
の4点です。
他にも、炎症反応を示す、白血球数やCRPが上昇しにくいなどもあります。
つまり、発見が遅れるか、もしくはただの風邪として扱われてしまうことが多いようです。
潜伏期間は、通常2~3週間で、その後発症します。
主な症状は、一般的な風邪症状とほぼ同じで、咳、発熱、咽喉の痛み、鼻症状、頭痛、全身倦怠感などです。
感染経路は、咳による飛沫感染で拡大していきます。
他に、消化器症状や中耳炎、髄膜炎、ギランバレー症候群、心筋炎などを合併することもあります。
これらの症状の中で、特に特徴的なものがあります。
それは咳です。
マイコプラズマ肺炎は、咳が非常に長引くのが特徴的です。
統計的に、約4週間ほど続くパターンが最も多いようです。
また、発熱は通常の肺炎に診られるような高熱ではなく、微熱であることが多いです。
発熱から始まり、その数日後から咳症状が出現します。
咳の特徴は「乾いた、激しい咳」です。
その後、経過を追うごとに痰が絡むようになることもあります。
また、通常の風邪薬は効果のないことが多いです。
ですから、
頑固で激しい、長期的な乾いた咳+発熱+全身倦怠感+でも比較的元気
そして、風邪薬が効かないときたら、マイコプラズマ肺炎を疑ってもいいようです。
ここまでは、西洋医学的な見地からのお話でした。
次回は、東洋医学的な見地でお話ししたいと思います。
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こんばんは、森岡です(^_^)
「精神神経免疫学」という聞き慣れない学問、僕も学校で初めて聞きました。
「精神神経免疫学(PNI:Psycho‐Neuro‐Immunology)」は米国を中心としてごく最近に誕生した研究です。
どの様な研究か簡単に言うと、心の問題が体にどういった変化を及ぼすのかを研究している学問です。
「病は気から」を現代科学的に掘り下げようということですね。
今までは生体が‶イイ感じ″で働くためには(このことを生理学的にホメオスターシスといいます。)、「自律神経系」(体の活動を活発にしたり、休息させたりする神経)と「内分泌系」(ホルモンなどを分泌させる機能)が協調し、維持していると考えてきました。
ここに、新たに「免疫系」(抵抗力や防御作用)を加え、「心と体」の関係を調べようという試みです。
最近になり、人間の精神・感情の変化も「免疫系」に大きく関与することが分かってきました。
皆さんも、ストレスがある時によく風邪を引きやすくなってしまったり、奥さんに先立たれた夫が、後追うようにしてすぐ亡くなってしまったり、とストレスと体に関する経験が色々おありかと思います。
こういった「心の乱れ」による免疫機能の低下が、様々な実験で明らかになってきました。
まぁ、確かにストレスがある時は体調が良くないなんてことは、誰しも経験的に分かっていることですよね。
ですから僕から言わせたら、「今更!?」感は否めないですけど。。。
しかも数千年も前の東洋医学の書物にはこういったことがしっかり書かれていますから。
(いやぁ、本当にビックリします!!)
しかし、経験的に分かっていることを帰納法的に分析することは重要だと思います。
臨床においても再分析は非常に重要ですから。
再分析については院長ブログ 再分析(病院病理について)
再分析(標本について)
続・再分析(標本について)
再分析(具体例) 参照
次回はこれを東洋医学的に考えたらどうなるかについてです。
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